真木の掲示板


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[407] MUSE双眼鏡 投稿者:OMEGA 投稿日:2004/5/10 16:29
はじめまして。
先日、Yahooオークションで LIGHT MUSE 8X30の箱入り品を無競争落札しましたが、説明書は見開き一枚の簡単なもので、メーカ名は空白。
貴HPの「がらくた双眼鏡」に載っているMUSEとロゴの形が似ているようにも見え、ひょっとしたら同じかなと思います。下のURLに写真と簡単な説明を載せました。
http://homepage1.nifty.com/yoshimura/binoculars.html#muse

言い遅れましたが、無断リンクさせていただきました。


[406] re:等倍ファインダー 投稿者:まき 投稿日:2004/5/9 0:33
> V光学のこれ↓も面白そうですね。
そうです、これを正立にしたかったのです!
当然、プリズムは入手不可でしょうから、レンズによる
正立系を考えていました・・

等倍ではなくても良いですが、両目で見られる
正立ファインダーなんて変な物を作ってみたい・・
#10cm径前後の単レンズが数枚あるので・・


[405] 等倍ファインダー 投稿者:なかを 投稿日:2004/5/9 0:02
まきさん;
 V光学のこれ↓も面白そうですね。
http://www.mmjp.or.jp/S-OPT/vixen/Ryougan.Finder.html

>#ほとんど無意味な代物だと思いますが!
……光学機器の自作は「ロマン」があれば,良いのです!(笑)

#メーカー品に対抗するよりも,メーカー品に無いような物を
#作るほうが楽しいですし。

リレーレンズによる正立系なら,
例えば,岩橋善兵衛の望遠鏡を検証してみるとか,
どうでしょう?
シングルレンズでリレーレンズ式,
ラムスデンのような2枚玉のアイピースを装備し,
伸縮筒に収められています。
伊能忠敬も愛用したと言う,岩橋モデルの再現をしたら,
ロマンを感じられるかと……。

titanさんの
>凸レンズにくっついて曇ガラスにバーニアのようなスケール線が引いてある
……これは拡大投影機のパーツみたいですね。
昔,動物の頭蓋骨の外寸を測るのに使ったことがあります。
平行光線の中に試料を置いて,
そのシルエットを摺りガラスに拡大投影して
立体物の外寸を簡単に測定出来る道具です。
恐らく,拡大投影用の大径の凸レンズを
入手されたのではないかと思います。


[404] Re5:単レンズ時代のアイピース 投稿者:まき 投稿日:2004/5/8 23:15
単レンズアイピースではないですが、双眼鏡の対物レンズなんて
いかがでしょうか?
探せば数個見つかると思います。

>3000円というのは高級品ですね。
カートンのレンズは戴き物です。
さすがに3000円で買う物とは思えない・・

自作掲示板の方にモノクロQCAMをお譲りした時、レンズや
ミラー類を戴きました。その中のひとつでs。

今、私が興味を持っているのは、1倍の正立光学系・・
地上望遠鏡に使われていた正立レンズです。
リレーレンズとフィールドレンズを含めた正立光学系の
参考になる情報を探しているのですが、中々見つからない。

これで、馬鹿でかい低倍率の正立ファインダーにしてみたい・・・
#ほとんど無意味な代物だと思いますが!


[403] Re4:単レンズ時代のアイピース 投稿者:なかを 投稿日:2004/5/8 16:56
単レンズの対物に単レンズアイピースで土星の環などを見たら,
観望会で人気者になりそうですね。
ロマンもあるし,それでいて,ちゃんと見えるのが,良いですね。

昔,天文ガイドで,飛騨天文台の65cm屈折に,
ハイゲンス160mm(!)と言う付属品があると言う
記事を読んだことがありますが,
titanさんの空気望遠鏡で120mmぐらいのアイピースがあれば,
約30倍で星雲観望,なんて言う芸当も出来るようになりますね。

ハーシェル式アイピースに合わせる望遠鏡は,
本来なら7フィート鏡(焦点距離7フィートで,口径は14〜22cmぐらい)
なのでしょうけど,鏡を自作する根性が無いもので,
アイピース作りにとどまっています。

実際に金属鏡のレプリカを作っている方もいます。
http://www.esky.jp/herschel/a-text/mmirror-j1.html

金属鏡の時代,鏡面の反射率は60%ぐらいでしたから,
副鏡による損失を嫌った結果が,
あの「ハーシェル式望遠鏡」だったわけで,
軸外しによる収差の増加を,
Fを大きくすることで軽減させたので,
15cmで焦点距離2100mmと言うスペックに落ち着いた,
と言うのが,7フィート鏡の成り立ちだったようです。

それにしても,その7フィート望遠鏡で使っていた倍率として,
900倍とか2000倍などと言う記録が残っているわけで,
それから推算すると,
ハーシェルが使っていた水晶玉の直径は,
1mm台半ば〜3mm程度となります。
レーベンフックの顕微鏡並みのサイズです。


[402] Re3:単レンズ時代のアイピース 投稿者:titan 投稿日:2004/5/8 6:43
なかをさん こんばんは

>「ハーシェル式」も,見かけ視界はモノセントリック並みです。
>しかも,強力な像面歪曲と球面収差に襲われます。
>視野を絞って,対物側にメニスカス凹レンズでも挟んでみたら,
>少しは改善するかな?などと思って,ちょっと実験しています。
確かに使用する対物レンズの焦点距離が重要かな?と思い単レンズ・アイピースを80mmF6屈折に取り付けてみました。
驚くことにマッチングはOKでした。
視野全域までシャープな像を結んでいます。
視野が狭いことが要因かもしれません。
もうすこし焦点距離が長い100mmとかで視野30度くらい取れるアイピースが出来たら空気望遠鏡に最高ですね。
むかしケルナー100mmとか天文台にあったような。

>果たして「改良ハーシェル式アイピース」が出来るでしょうか?
>出来たとしても,現代のアイピースに勝る部分が無くて,
>あまり役に立たない,と言う結末になりそうですが,
>ハーシェルの時代のテイストを感じさせつつ,
>中心像はそこそこ使えるものが出来れば面白いかな,
>などと考えています。
>これも「ロマン」の領域ですね……。
私も17世紀のロマン、特にハーシェル式に興味があります。
ボールレンズはエドモンドでもBK7φ10mmで¥2500円程度で入手できそうですね。しかし、お得なセット(2.4.6.8.10mm)が7200円も捨てがたい。
(お遊びではすこし高い!)
とりあえず、単レンズのアイピースをもう少し作ろうと思います。
惑星用に20mmと30mm・星雲星団用に80mmと100mmなんてバリエーションが増えたらいいな!
空気望遠鏡で星雲や彗星を見た人、世界にいるのかな?

まきさん お仕事お疲れ様です。
私も来週からしばらくの間とんでもなく忙しい仕事でしばらく掲示板見られません。

>115mm 1.8倍 FL=300mmから400mm程度・・・
>Cartonのシールが張ってあって、3000円と書いてあります。
>色から見て、たぶん青板。光学レンズではなさそう・・
顕微鏡の部品?か投影機でしょうか?
3000円というのは高級品ですね。
私のはゴミ捨て場で見つけたもので、おそらく投影機のものでしょう。
凸レンズにくっついて曇ガラスにバーニアのようなスケール線が引いてある青板ガラスがありました。(全く用途不明!)


[401] 青板のレンズ? 投稿者:まき 投稿日:2004/5/8 1:36
>それから口径φ120mmFL=300mmの単レンズを入手しました

私も近いものを持っています。
115mm 1.8倍 FL=300mmから400mm程度・・・
Cartonのシールが張ってあって、3000円と書いてあります。
色から見て、たぶん青板。光学レンズではなさそう・・

今日は久々に午前様でした!


[400] Re2:単レンズ時代のアイピース 投稿者:なかを 投稿日:2004/5/8 0:15
titanさん;

↑が「1703年」の出典です。

超長焦点の対物には,それなりに長い接眼レンズでも
いいんじゃないかな,と思っていたのですが,
単玉でも何とかなるものなのですね。

単玉アイピースは,アイレリーフが稼げないので,
短焦点のものは使いにくそうです。
それに,見掛け視界も広くない,
…と言うか,きちんと結像してくれるエリアが狭いですね。

「ハーシェル式」も,見かけ視界はモノセントリック並みです。
しかも,強力な像面歪曲と球面収差に襲われます。
視野を絞って,対物側にメニスカス凹レンズでも挟んでみたら,
少しは改善するかな?などと思って,
ちょっと実験しています。

果たして「改良ハーシェル式アイピース」が出来るでしょうか?
出来たとしても,現代のアイピースに勝る部分が無くて,
あまり役に立たない,と言う結末になりそうですが,
ハーシェルの時代のテイストを感じさせつつ,
中心像はそこそこ使えるものが出来れば面白いかな,
などと考えています。

これも「ロマン」の領域ですね……。


[399] RE 単レンズ時代のアイピース 投稿者:titan 投稿日:2004/5/7 19:48
まきさん なかをさん
こんばんは

ハイゲンス・アイピースの登場が1703年と聞いて、私の空気望遠鏡の理想のアイピースがH-40mmと内心決めていましたが、打ち砕かれました。
(別にショックを受けている訳ではありません、誤解をなさらないように)
それでです、なかをさんのボールレンズ・ハーシェル式に対抗して凸レンズ1枚でアイピースを作り空気望遠鏡でテストしてみました。
実際にはK40mmのジャンク品の視野レンズ(凸)を用いてみました。焦点距離は約60mmほどあります。視野は狭いですが約30度あります。面白いことにかなりハイアイで視野を全部見渡すアイポイントは100mmから150mm必要です。しかし、椅子に座って覗くと、これが非常に見やすいとこがわかります。しかも、レンズの汚れやゴミは全く気にならず気持ちの良い見え方です。気になる色収差や像の歪みですが、K40mmと同等で凸レンズ1枚でも全く問題が無いことがわかります。
ちなみにテスト星は金星と木星でした。

これで17世紀の気分に一歩近づいたような気分です。
詳細はこれからテストしてHPで紹介しようと思っています。
では失礼します。


[398] 単レンズ時代のアイピース 投稿者:なかを 投稿日:2004/5/7 12:51
titanさん,まきさん;

最近,望遠鏡の時代考証みたいなものを考えています。
ガリレオ式なんか,いまだに400年前の基本設計が
生きているわけですし,
ちょっとしたことで歴史的ロマンに触れることが出来るのが,
望遠鏡の面白い所ですね。

titanさんの空気望遠鏡を眺めていて,ふと思ったのが,
当時のアイピース事情。
ヘベリウスの時代は17世紀末(1611-1687)。
ハイゲンス式アイピースの登場が1703年らしい。

……と言うことは,当時のアイピースは
凸レンズ1枚の時代だったのかも知れません。
また,光学ガラスの製造技術が確立されたのが19世紀初頭ですから,
ヘベリウスの時代には,光学的に均質な,大きなレンズを作るのは
非常に難しかったと思われます。

色収差も含め,硝材の不都合をごまかす(?)手段が,
Fを長くすることだったのかな?などと推測していますが,
アイピースの事情はさっぱり分かりません。

それに,当時は高倍率への憧れも強かったようなので,
アイピースに対する考え方も,今と違うようです。
(ドーズの活躍した時代は19世紀)

おそらく,単玉アイピースの究極形は,ハーシェルではないかと思い,
(それ以降,単玉アイピースの開発記録は無いので,これが最終形?)
ハーシェルのアイピースのレプリカなどを作って,
その性能を検証したりして遊んでいます。
(あまり凝り過ぎると,「7フィート鏡」が欲しくなりそう…)

ヘベリウスの時代のアイピースが再現できたら,
空気望遠鏡の見え味にも,17世紀の味わいが感じられるでしょうか。

ちょっとしたロマンですねー。


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