May 29, 2011

実況比較の考察

こちらのエントリからの続きです。まずはこちらのエントリ内容を参照ください。
[参考] 実況内容を比較してみる(フィギュアスケート)
[参考] 【実況比較】2011 世界選手権 女子シングルSP 村上佳菜子(フィギュアスケート)

実況解説の内容比較ということで、村上佳菜子選手の演技を取り上げてみました。
今回、この演技のみの実況内容の比較になってしまいますが、それでも特色が伺える内容になって
いると思います。更に、別選手の演技などの比較を行い、比較する材料を増やすと、その特色が
確固たるものになるかもしれませんが、まずはとっかかりという面で「あくまでこの演技のみの特色」
ということとさせていただきます。

では考察に入ることにしますが、その前に、各実況者、解説者の特徴的情報をまずは述べることにします。

○解説者
どちらも女性で該当競技の経験者。
パターンAは解説歴が長い。競技者時代は現行採点方式ではなく6.0満点方式の時代である。
パターンBは解説歴は短い。最近まで競技者だったため、現行採点方式での競技経験がある。

○実況者
パターンAは男性、パターンBは女性。
(以下主観と推測)アナウンサー歴はパターンAの方が長い。該当競技の実況歴及び知識内容に
関してはパターンBの方が豊富。パターンAは体言止めというか倒置法というか、独特の(癖のある)
言い回し。パターンBはオーソドックスで当たり障りのないやわらかな言い回し。

では、着目点をピックアップして考察してみましょう。

○競技者紹介
競技者に関して必要な情報を紹介しているかどうか。
村上佳菜子選手の場合は、以下の内容辺りは紹介しておいて欲しい内容になるのかな。
・昨シーズンの世界ジュニアチャンピオン。
・今シーズンからシニア参戦。
・勿論、世界選手権初出場。
あとは、オプションで色々と織り交ぜてみる、と言ったところでしょうか。

○演技の見どころ
演技で注目しておく内容を伝えているかどうか。
・プログラム使用曲は「ジャンピング・ジャック」。
・元気で明るいプログラム。
・最初の大技である3回転-3回転のコンビネーションジャンプ(3T+3T)。

○演技の出来栄え
各要素内容の出来栄え(加点要素や減点要素)、演技全体の出来栄えを正しく伝えているかどうか。
・3T+3T< のセカンドジャンプのUR判定。
・2A着氷後のSO。
・LSp、SlStの出来栄えの良さ。
・最終的なジャッジスコアと出来栄えについて。

○その他
・選手の心境、心理状態。
・会場、観客の状況、雰囲気。
・その他、伝えておく必要のある内容など。

では、それぞれのパターンで、どのような特色が出ているのでしょうか。

○競技者紹介
パターンAでは昨シーズンの世界ジュニアチャンピオンという紹介はなし。但し、今シーズンの全戦
表彰台乗り、冬季アジア大会で優勝、愛知県選手権にも出場と、今シーズンに特化して詳細を
紹介するという点では問題なし。
パターンBも問題なし。

○演技の見どころ
パターンA、パターンBとも要所は抑えた内容で問題なし。

○演技の出来栄え
パターンA、パターンBとも3T+3T<のURは言及できず。
パターンAに関しては、演技中にLSp、SlStの出来栄えの良さを伝えている。パターンBは特になし。
パターンBに関しては、スコアの詳細(TESとPCS、シーズンベストとの比較)を伝え、スコア発表後には
何か「取りこぼしかジャンプの回転不足」があるかもしれないことをコメントする。パターンAは特になし。

○その他
【共通】
・たくさんの(日本人の)応援。
・演技終了後に競技者がホッとした表情。
・「甦れニッポン」のワッペン。
・競技者はスコアに満足していない。
【パターンA】
・実況者の決めつけ主観が多い(前髪おろしは決意の表れ、試合での調整に拘った、等)。また、不要と
思えるコメントが多い。
・解説者が競技中に良い点などを極力盛り込もうとしている。
【パターンB】
・実況者、解説者とも競技中は極力コメントを控えている(ジャンプ要素のみコメント)。
・女性的目線(チークやコスチュームについて)のコメントあり。

といった感じでしょうか。まとめてるつもりが収集せずに発散しているようでもありますが(汗)。
簡単に言ってしまうと、

両パターンともに伝える必要のある内容は概ね抑えている。但し、パターンAは不要と思える
飾り付け内容が目立ってしまう状況にあり、故に焦点がぼやける傾向になってしまう。
パターンAは競技中に難しい面を極力抑えて分かりやすくコメントする、一般視聴者向け。
パターンBは極力競技に集中する方向で競技後に内容を掘り下げる、ある程度の知識を持った
視聴者向け。

と言うことになるのかなぁと、思った次第でありました。

ただ1点、どちらのパターンにしても3T+3T<のURについては解説者のレベルでも即座にコメント
できない、一見では分かりにくい失敗の見極め判断が難しい、という面が残ることにはなりますね。
っと、これはまた、別の話になりますかねぇ・・・。

つたない内容で長文になりましたが、最後までご覧頂きまして有難う御座いました。

Posted by HIDEchan at 03:00 AM | コメント (2)

【実況比較】2011 世界選手権 女子シングルSP 村上佳菜子

こちらのエントリからの続きです。まずはこちらのエントリ内容を参照ください。
[参考] 実況内容を比較してみる(フィギュアスケート)

前述のエントリで実況解説の比較を行うということを述べましたが、では実際にどの演技の実況解説
を例にして取り上げるのがよいのか、ということを考えてみました。
検討材料としたのは以下の3点です。

1. 日本人選手(=注目選手)の演技である。
2. 完ぺきな演技ではなく、失敗要素が含まれた演技である。
3. 何らかの加点が望める要素が含まれた演技である。

1に関しては、視聴側も興味があり注目している選手の演技ということになり、放送側もある程度の
下調べを行っていることが想像できる点にあります。

2に関しては、失敗要素をきちんと視聴側に伝えることが出来ているかどうかの判断が出来る点に
あります。完ぺきな演技ではこの点での差は出ないためです。可能であれば、見た目で明らかに
分かる失敗と、一見では分かりにくい失敗とがあると、更に比較判断がし易いことになります。

3に関しては、加点が望める良い内容について、きちんと視聴側に伝えることが出来ているかどうかの
判断が出来る点にあります。

この結果、世界選手権 女子シングルSP 村上佳菜子選手の演技を選びました。
該当演技のプロトコルを以下に示します。

[参考] ISU World Figure Skating Chanpionships 2011 Ladies SP Score(PDF)

○プロトコル
1 3T+3T< 7.00 -0.30
2 3F 5.30 0.00
3 LSp4 2.70 0.50
4 2A 3.30 -1.00
5 FSSp4 3.00 0.21
6 SlSt3 3.30 0.57
7 CCoSp4 3.50 0.43
※左から順に、要素順番、要素内容、基礎点、GOEとなります。
※要素は1,2,4がジャンプ、3,5,7がスピン、6がステップシーケンスになります。

1の3T+3T<はセカンド3Tが一見では分かりにくい失敗、4の2Aは明らかにわかる失敗、3や6の
スピン、ステップは加点が望める良い内容、となっています。

では、実際の実況内容をパターンA、パターンBとして見てみましょう。

○パターンA

【演技前】
実況「グランプリシリーズ初優勝を含む三戦全てでの表彰台。日の丸背負った冬季アジア大会
では堂々の金メダルを獲得しました。とにかく試合に出続けたシニアデビューイヤーです。
ワクワクいっぱい、そして、ちょっとドキドキで迎えるモスクワの週末です。」
実況「決意の表れ、前髪おろし。いよいよ、村上佳菜子のショートプログラム。ゆっくりとその
ポジションをジャッジ席の目の前でとりました。」
実況「ジャンピングジャック!佳菜子フラッシュ!」

【演技開始】
実況「最初の三回転・三回転は。」

【3T+3T】
解説「トリプルトゥループ・トリプルトゥループ!」
実況「決めた!」
解説「安定していましたねぇ。」
実況「そして今回、男子の時もそうでしたけれども、沢山の日本からの応援のファン、その歓声にも
包まれました会場。」

【3F】
解説「トリプルフリップ。」

【LSp4】
解説「うん。スピンもいいですよ。」
実況「ジャンプの要素はあと一つ。」

【2A】
解説「んっと!ダブルアクセル。」

【FSSp4】
実況解説なし

【SlSt3】
解説「ん〜、このストレートラインステップもよく練習してきていますねぇ。音楽に更に合ってきている
ように思えます。良くなってます!」

【CCoSp4】
実況解説なし

【演技終了】
実況「村上佳菜子、世界フィギュアでのデビュー戦、笑顔でのフィニッシュ!さぁそして会場内、
日の丸が揺れています。」
実況「ダブルアクセル何とか着氷堪えて、最後はこのスマイルに繋げました村上!」
解説「よくあそこで止めましたねぇ。」
実況「ホッとしたという表情にも見えますかねぇ。」
解説「ん〜、はい。」
実況「そして成し遂げたというのも一方ではあるでしょう。」
実況「16歳の世界選手権、デビューのリンクは、東京大会叶いませんでしたけれども、この
ロシア・モスクワ、見事に花開いた。」

【スローVTR】
実況「さぁそして、リンクサイドに引き上げてきてという村上。その演技を振り返ります。」
解説「はい。」
実況「まずこれがねぇ。」
解説「最初の三回転・三回転。綺麗に決まりました。高さ・幅、共にありましたねぇ。」
解説「(2Aの場面で)ん〜、ちょっと着氷する時に準備が出来ないまま、という状態になってしまい
ましたが、よく堪えましたね。」
解説「このストレートラインステップも、よくノッて、音楽のテンポにも合っていましたし、その中で
カーブを使って上手く踏んでいたと思います。」

【キス&クライ】
実況「村上らしさを存分に表現している、この今シーズンのショートプログラムのジャンピングジャック。
そしてそのリズムにノッて、時間いっぱいまで弾けました。その村上佳菜子の演技に対して、
あぁ〜、甦れニッポンという文字を指さしました村上佳菜子。」
実況「世界選手権を迎える本来ある筈だった時期のその直前まで、愛知県選手権にも出場して
最後の最後まで試合での調整というのに拘った村上のね。」
解説「そうですね。」
実況「その答えがこれから出ようというショート、そして明日のフリーに繋げていきたい村上佳菜子
です。」
実況「ニッポン代表、まず最初の挑戦でした村上佳菜子。ショートプログラム、その点数が出ます。」
実況「54.86です!」
実況「一瞬ここで表情曇った。そして村上の順位は、しかしそれでも現時点で勿論、トップです!」


○パターンB

【演技前】
実況「ニッポンの16歳、村上佳菜子選手が登場いたします。」
実況「ISU世界フィギュアスケート選手権2011女子シングルショートプログラム、ライブでお送りして
います。」
実況「19番滑走、ニッポンの16歳、村上佳菜子選手です。初出場です。思いっきりやって欲しい
ですね。」
解説「そうですね。ちょっと緊張してますけれども。」
実況「はい。」
解説「思いっきり、元気よく、やって欲しいです。」
実況「昨年の世界ジュニアのチャンピオンです。今シーズン、シニアのグランプリシリーズに上がり
ました。そしてグランプリファイナル、銅メダルを獲っています。」

【演技開始】
実況「ジャンピングジャックです。」
実況「最初にトリプルトゥ・トリプルトゥのコンビネーションを持ってきます。」

【3T+3T】
解説「いいですねぇ。」

【3F】
解説「二つ目のジャンプのトリプルフリップ。決まりました。」

【LSp4】
実況解説なし

【2A】
解説「最後のジャンプのダブルアクセル。おっと、ステッピングアウトです。」

【FSSp4】
実況解説なし

【SlSt3】
実況解説なし

【CCoSp4】
実況解説なし

【演技終了】
実況「初出場、日本の16歳、村上佳菜子選手でした。」
解説「よかったですよ、ホントに。ホッとしました。」
実況「そうですか、彼女もそうなんじゃないですかね。」
解説「そうですよね。」
解説「少しいつもよりは表情は硬かったですよね。」
実況「そうでしたね。」
実況「沢山の応援の方が来てくださってるんですね。」
解説「そうですね、ロシアまで。」

【スローVTR】
解説「最初の3−3ですね。」
実況「はい。」
解説「回転は大丈夫だと思います。」
解説「このダブルアクセルがちょっと、上がりきらなかったですね。」
実況「そうですね。」
解説「でも回転不足にはなってないと思うんですけども。」
実況「はい。」

【キス&クライ】
解説「いつもより少しチーク(頬紅)がオレンジですね。」
実況「そうですねぇ。コスチュームも白になりました。」
実況「彼女は今年になってから、冬季アジア大会に出場して、そこでも優勝しています。」
解説「今、ワッペンを指さしてましたね。」
実況「そうですね。甦れニッポンと書かれています。皆それぞれに強い思いを持って臨んでいる大会
ですよね。」
解説「そうですよね。」
実況「自分達に何が出来るんだろうかということを、随分考えてくれているようですね。」
実況「さぁ、得点が出ます。」
実況「テクニカルエレメンツ28.51、プレゼンテーションスコア26.35、54.86はシーズンベストに
及びません。5〜6ポイント低い数字ですね。」
解説「そうですねぇ。」
実況「ええ。ここまでトップに立ちましたけれども、ちょっと納得のいかない表情をしています。」
解説「何かレベルの取りこぼしか、ジャンプの回転不足か、何かがあるのかも知れないですね。」
実況「そうですね。この得点の出方を見るとそうですね。」
実況「現在トップは日本の村上佳菜子選手です。」

続く

Posted by HIDEchan at 02:00 AM

実況内容を比較してみる

フィギュアスケートの実況と解説について、以前にこちらのエントリで話題に挙げたことがありました。

[参考] 実況と解説(フィギュアスケート)

趣旨としては、実況と解説それぞれ担当がいるのにも拘らず、それぞれの役割分担が正しく行えて
いない、(少なくとも他の競技の実況解説と比較すると違和感を感じてしまう)というものでした。

実際、4月末に開催された今シーズンの世界選手権の放送を観た場合でも、やはり解説者が実況
するといった状況が存在していました。しかし、スポーツ専用の有料チャンネル(J Sports)で視聴した
場合だと、前述の状況があるにも拘わらず、地上波民放と比較して、それほど違和感なく視聴できる
内容になっていました。

では何故、このような違いを感じることになるのでしょうか?
想像する範囲では、それぞれの放送でとるべき方向性やターゲットとする視聴者層の違いがあり、
更に視聴側がそれに合致しているかどうか、といったところが要因としてあるように思えます。

そこで、実際の競技での実況解説を文字として起こしてみて、それを比較することで何か見えてくる
ものがあるのではないかと考えました。実況解説の「内容」という観点での比較ということです。

次のエントリでは実際の競技を例にして、パターンAとパターンBの内容を示してみることにします。

続く

Posted by HIDEchan at 01:00 AM

May 21, 2011

浅田真央 Book for Charity

書籍「浅田真央 さらなる高みへ」の「続編」となる書籍が、収益全額寄付のチャリティブックとして、
書店販売ではなく、受注生産販売の形で販売されることになりました。
収益金額を最大限にするため、期間限定の受注生産販売となっています。
以下のWebサイトから5/31(火)17:00まで、注文受付が行われます。

[参考] 「浅田真央 Book for Charity」販売特設サイト

【追記】
学研の広報ブログに、【特集】浅田真央 さらなる高みへ「メイキング・ブログ」のカテゴリがあり、その
中で今回の書籍の製作状況が公開されています。
ご興味のある方は是非!

[参考] 学研広報ブログ - 【特集】浅田真央 さらなる高みへ「メイキング・ブログ」

Posted by HIDEchan at 11:00 PM | コメント (0)

May 14, 2011

【書籍紹介】フィギュアスケート 美のテクニック

[参考] 新書館 - フィギュアスケート 美のテクニック

監修:樋口豊さん、モデル:太田由希奈さんということで、迷わず購入しました。

樋口豊さん、太田由希奈さんといえば以前はコーチと選手という関係でしたし、何よりも昨年10月に
行われたフィギュアスケートGPシリーズ、NHK杯のエキシビション前の名物コーナーとなっている
「豊の部屋」でも進行役として共演されていたことも記憶に新しいところです。フィギュアスケートに
愛情を持って接していらっしゃることが伝わってくるお二人です。

さて、フィギュアスケートの「美のテクニック」とは、いったい何なのでしょう?

モデルの太田由希奈さんの美しいポージングを眺められるだけでも価値あるものだと思っていたの
ですが、内容自体もジャンプ、スピン、ステップ、スパイラルの各要素の説明や、スケーティング、
エッジワークといった基本スキル、更には5コンポーネンツまでに内容が及んでいて見どころ満載です。
単純に、ポージングを楽しむだけのものではなく、要素構成などを含めてキチンと理解する、そのため
の手助けになる内容となっています。

ジャンプに関しては、アクセル、サルコウ、ループ、トウループ、フリップ、ルッツの6種ジャンプを
分解写真で説明してあり、ジャンプの見分け方の参考になります。

スピンに関しては、アップライト、シット、キャメル、レイバックの、更に各スピンのバリエーションまで
説明してあります。また、スピンの回転については角運動量保存の法則まで持ち出してたりします(笑)。

ステップに関しては、スリーターン、ブラケット、ロッカー、カウンター、ツイズル、バックスリー、ループ、
モホーク、シャッセ、チョクトウ、そしてトウステップ・バリエーションの説明があります。
ステップシーケンスの各ステップ要素をキチンと理解するのに非常に参考になります。この辺りは
TV放送の実況などでもキチンと解説されていることが少ないですからね。

スパイラルに関しては、スパイラル・ヴァリエーションとして、Y字、キャッチフット、アラベスクの説明が
あります。
現在、ルール改定でレベル認定のない「コレオスパイラル」となっている要素のため、ややあっさりめ
の解説になっています。

上記メインエレメンツの内容で本書全体の約半分のページを使用しており、残りはベーシックスキルと
プログラムパフォーマンスの内容と続きます。
中でも、コレオグラフィー/コンポジションでは「リンク全体をくまなく使う」という視点で、浅田真央選手
の2010世界選手権SP→2011四大陸選手権SPについての氷上トレース比較が紹介されています。
リンク全体をどのように使用して演技しているのかが理解できる、非常に興味深い内容となっています。
この内容を見ながら該当演技を再度観なおしてみると、また新たな発見があるかもしれません。

本書では冒頭に、「力と美は共存する」、このテーマを伝えるべく、樋口豊さんと太田由希奈さんの
インタビューが掲載されています。この内容からもフィギュアスケートの新たな魅力や奥の深さなど
が伝わってきます。

フィギュアスケートをより深く楽しみたい方にお勧めの一冊になるかもしれません。
というかオススメです!(笑)

【追記】
本書に収録の太田由希奈さんの演技の一部を新書館のWEBサイトにて動画で公開予定とのことです。
※時期は5月下旬頃からの予定とのことです。

Posted by HIDEchan at 10:00 AM | コメント (1)

May 03, 2011

3連発8連勝

[参考] 阪神タイガース公式サイト 一軍試合日程・結果
2011年5月3日 対巨人戦 東京ドーム

今シーズン初の東京ドームでの対巨人戦は節電のため減灯でのデーゲームとなりました。
先発は阪神が能見、巨人が東野で14:00プレーボール。

久々にインパクトのあるスカッとした試合になりました。

T|014010010|7
G|001000002|3

先制は2回表の金本のソロHR。セ・リーグ最年長記録となる43歳1か月でのHRとなりました。
続く3回表は鳥谷ツーランHR、新井貴ソロHR、ブラゼルソロHR。クリーンアップの三者連続HRは
日本一になった1985年、甲子園での対巨人戦でバース、掛布、岡田のバックスクリーン三連発
以来26年ぶりの内容となりました。
一方、先発の能見は3回裏、9回裏にソロHRを浴びるも9回127球3失点の内容で完投勝利。
今シーズン、チーム初の完投勝利は32年ぶりに球団記録に並ぶ対巨人戦8連勝となりました。

エースが投げて、クリーンアップが打つ。そして記録ずくめとなった歴史的な試合はなかなか
滅多なことではお目にかかれません。

エエで!エエで!(何故そこで上田監督?笑)

この勢いで明日以降も投打のかみ合った試合になることを期待したいです。

Posted by HIDEchan at 11:00 PM | コメント (0)

May 02, 2011

4月は5割

今週の阪神はマツダスタジアムでで対広島戦、甲子園で対ヤクルト戦の2カード6試合が予定され、
水曜日を除く 5試合が行われました。(水曜日は雨天中止。)
この5試合の結果は2勝3敗で、通算7勝8敗1分となりました。
4月は5割、だったんだけどねぇ・・・。

● 能見     6 1/3回 97球 6失点
● 岩田     6回 110球 3失点

○ 久保      8回 103球 1失点
○ メッセンジャー 5 2/3回 96球 2失点
● スタンリッジ  5回 98球 3失点

能見の7回途中の失点以外は、やはり先発陣はそれなりに役割を果たしていると判断できそうです。
今回は先発投手全員に勝敗がつく状況です。2失点までなら勝てるが3失点では勝てない。
やはり打線の援護との兼ね合いがポイントになるようです。

マートン 68-17 2HR 4RBI
平野   58-13 0HR 1RBI
鳥谷   57-14 0HR 4RBI
新井貴  62-23 3HR 10RBI
ブラゼル 62-11 0HR 4RBI
金本   43-8 0HR 2RBI
城島   52-12 1HR 7RBI
俊介   52-17 1HR 4RBI

浅井   7-1- 0HR 1RBI
桧山   7-1 0HR 1RBI
林    18-4 1HR 4RBI
関本   8-2 0HR 0RBI
新井良 5-1 0HR 1RBI

ようやくクリーンアップ、4番にHRが出ましたが、打線的には全体的に停滞気味。
セ・リーグ5球団に対して一通り対戦したことになりますが、そろそろ打線の見直しも考慮しないと
ますます得点が期待できない状態に陥ってしまうかもしれません。もしくは、交流戦まではこのまま
の状態で踏ん張ることになるのか。ん〜・・・。

明日からは東京ドームで対巨人戦、横浜スタジアム、新潟で対横浜戦です。
ホームを離れて今シーズン初の関東遠征となります。

Posted by HIDEchan at 08:00 PM | コメント (0)