[参考] ISU Four Continents Championships 2013
前回記事では演技内容については割愛していましたので、改めて女子シングルFSで印象に残った演技について紹介します。丁度、CSやBSのTV放送も終了しましたので、現地観戦とTV放送の視聴を合わせての感想となります。
なお、前回記事はこちらです。
■女子シングルFS
○李子君選手
女子シングルFS第3グループ最初の演技。6分間練習でも3F-3Tを決めており、本番の演技でも期待してました。
ジャンプ構成は、前半 3F-3T 2A-3T 3Lz、後半 3S-2T-2Lo 3F< 3Lo 2A<。3Lzのe判定や後半ジャンプのUR判定はありましたが、3-3コンボを含む5種トリプルの見事な内容で、今回の現地観戦で最初にスタンディングオベーションをした演技でした。
ジャンプ以外では、スピンや繋ぎの姿勢や手の振りなど振る舞いが金妍児選手のような雰囲気があり、NHK杯での豊の部屋で「金妍児選手のデビュー当時のよう」と称されていたのがなんとなく分かったような気がしました。ただ、プログラム自体や本人自身も明るい雰囲気を存分に出していましたので、今後どのような方向のプログラムを演じていくのかが非常に興味があり、楽しみだったりします。
○ケイトリン・オズモンド選手
6分間練習からジャンプよりも滑り、特にターンやステップの素早さ細かさといったところに目を奪われました。実際の演技では転倒はしたものの、3Fの入りなどは難しいことをしているのにスピードがあってなめらかな入りだったりするのは本当に凄いと思います。
○グレイシー・ゴールド選手
女子シングルFS最終グループ最初の演技。3Lzのミスや3Loの転倒などはありましたが、演技の見せ方やアピールなどが非常に印象に残りますね。ジャンプ着氷時のドヤ感は、流石アメリカ選手だなぁと感じました。あぁ、3Lz-3T観たかったなぁ。
○村上佳菜子選手
女子シングルFS最終グループ日本選手一番手の演技。
ジャンプ構成は、前半 3Lz 3Lo-2T 3F<、後半 3Lo< 3F-1A-SEQ 3S-2Lo-2Lo< 3T。李子君選手と同様、3Lzのe判定や後半ジャンプのUR判定はありましたが、こちらも5種トリプル構成。後半の2A→1Aになったのが本当に勿体なかったですが、やはりスバラシイ演技でした。SPもいい演技でFSにも繋がったのは本当に良かったです。演技終了からキスクラまで終始にこやかで、観ているこちらも嬉しくなりますよね。
○浅田真央選手
6分間練習ではずっと注目していました。練習では2A 3Lo 3F-2Lo-2Lo 3F-2Lo 3F-3Lo 3Lz 2A-3T 3S 2A 3A、と言った内容で、3F-3Loや3Aで大きな歓声が起こっていました。
実際の演技のジャンプ構成では、前半 3Lo 3A< 3F-3Lo 3Lz、後半 2A-3T< 2S 3F-2Lo-2Lo。今までのジャンプ構成と比べると、演技前半に3A 3F-3Loを組み入れ、演技前半にあった2A-3T 3Sを演技後半に組み入れるようになり、3連続コンビネーションは3F-2Lo-2Loに戻し、3A 3F-3Loを入れたため3Lo-2Loを外した形になりました。
UR判定や3Lzのe判定、3S→2Sになったりはしたものの、これだけの高難度の構成を大きなミスなく滑りきったのは本当に凄いと思います。
そしてキスクラでの得点発表で、総合得点200超えが分かった瞬間、にこやかに両手でのピースサインは会場全体もほっこりしました。
○鈴木明子選手
女子シングルFS最終滑走の演技。
ジャンプ構成は、前半 3F-2T-2Lo 1A 3Lz、後半 3F 3Lo-2T 3S 3Lo。3Lzのe判定や2A-3T→1Aになったものの、UR判定はなし。浅田真央選手の演技で会場が大いに盛り上がった後の、しかも最終滑走でこれまた見事な演技で素晴らしかったです。特に、終盤のChSqは鳥肌ものです。大会を締めくくるのにふさわしい演技だったと思います。
○表彰式
そして日本人3選手の表彰式。日の丸の3つ揚がっての君が代はジーンときますね。
本当に素敵なひと時でした。選手の皆様、本当に有り難う御座いました。
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