February 17, 2013

四大陸フィギュアスケート選手権2013 演技内容編

[参考] ISU Four Continents Championships 2013

前回記事では演技内容については割愛していましたので、改めて女子シングルFSで印象に残った演技について紹介します。丁度、CSやBSのTV放送も終了しましたので、現地観戦とTV放送の視聴を合わせての感想となります。

なお、前回記事はこちらです。

■女子シングルFS

○李子君選手
女子シングルFS第3グループ最初の演技。6分間練習でも3F-3Tを決めており、本番の演技でも期待してました。
ジャンプ構成は、前半 3F-3T 2A-3T 3Lz、後半 3S-2T-2Lo 3F< 3Lo 2A<。3Lzのe判定や後半ジャンプのUR判定はありましたが、3-3コンボを含む5種トリプルの見事な内容で、今回の現地観戦で最初にスタンディングオベーションをした演技でした。
ジャンプ以外では、スピンや繋ぎの姿勢や手の振りなど振る舞いが金妍児選手のような雰囲気があり、NHK杯での豊の部屋で「金妍児選手のデビュー当時のよう」と称されていたのがなんとなく分かったような気がしました。ただ、プログラム自体や本人自身も明るい雰囲気を存分に出していましたので、今後どのような方向のプログラムを演じていくのかが非常に興味があり、楽しみだったりします。

○ケイトリン・オズモンド選手
6分間練習からジャンプよりも滑り、特にターンやステップの素早さ細かさといったところに目を奪われました。実際の演技では転倒はしたものの、3Fの入りなどは難しいことをしているのにスピードがあってなめらかな入りだったりするのは本当に凄いと思います。

○グレイシー・ゴールド選手
女子シングルFS最終グループ最初の演技。3Lzのミスや3Loの転倒などはありましたが、演技の見せ方やアピールなどが非常に印象に残りますね。ジャンプ着氷時のドヤ感は、流石アメリカ選手だなぁと感じました。あぁ、3Lz-3T観たかったなぁ。

○村上佳菜子選手
女子シングルFS最終グループ日本選手一番手の演技。
ジャンプ構成は、前半 3Lz 3Lo-2T 3F<、後半 3Lo< 3F-1A-SEQ 3S-2Lo-2Lo< 3T。李子君選手と同様、3Lzのe判定や後半ジャンプのUR判定はありましたが、こちらも5種トリプル構成。後半の2A→1Aになったのが本当に勿体なかったですが、やはりスバラシイ演技でした。SPもいい演技でFSにも繋がったのは本当に良かったです。演技終了からキスクラまで終始にこやかで、観ているこちらも嬉しくなりますよね。

○浅田真央選手
6分間練習ではずっと注目していました。練習では2A 3Lo 3F-2Lo-2Lo 3F-2Lo 3F-3Lo 3Lz 2A-3T 3S 2A 3A、と言った内容で、3F-3Loや3Aで大きな歓声が起こっていました。
実際の演技のジャンプ構成では、前半 3Lo 3A< 3F-3Lo 3Lz、後半 2A-3T< 2S 3F-2Lo-2Lo。今までのジャンプ構成と比べると、演技前半に3A 3F-3Loを組み入れ、演技前半にあった2A-3T 3Sを演技後半に組み入れるようになり、3連続コンビネーションは3F-2Lo-2Loに戻し、3A 3F-3Loを入れたため3Lo-2Loを外した形になりました。
UR判定や3Lzのe判定、3S→2Sになったりはしたものの、これだけの高難度の構成を大きなミスなく滑りきったのは本当に凄いと思います。
そしてキスクラでの得点発表で、総合得点200超えが分かった瞬間、にこやかに両手でのピースサインは会場全体もほっこりしました。

○鈴木明子選手
女子シングルFS最終滑走の演技。
ジャンプ構成は、前半 3F-2T-2Lo 1A 3Lz、後半 3F 3Lo-2T 3S 3Lo。3Lzのe判定や2A-3T→1Aになったものの、UR判定はなし。浅田真央選手の演技で会場が大いに盛り上がった後の、しかも最終滑走でこれまた見事な演技で素晴らしかったです。特に、終盤のChSqは鳥肌ものです。大会を締めくくるのにふさわしい演技だったと思います。

○表彰式
そして日本人3選手の表彰式。日の丸の3つ揚がっての君が代はジーンときますね。
本当に素敵なひと時でした。選手の皆様、本当に有り難う御座いました。

Posted by HIDEchan at 11:00 PM | コメント (12)

February 11, 2013

四大陸フィギュアスケート選手権2013

四大陸フィギュアスケート選手権が2/8〜2/11の期間で大阪市中央体育館で開催されました。
結果などは以下のサイトをご覧ください。

[参考] ISU四大陸フィギュアスケート選手権
[参考] ISU Four Continents Championships 2013

幸い、2/10(日)のチケットが入手できたため、ペアFS、女子シングルFS、アイスダンスFDは現地観戦することが出来ました。

毎度毎度申し上げますが、イベント事はチケットが一番大事です。きちんと忘れず出かけましょう!

そして、とりとめのない内容になりますが、当日の様子をレポートします。競技大会の観戦は本当に久しぶりで、色んな発見が出来てとても楽しむことが出来ました♪

12時頃に現地到着。会場に向かう途中に住友生命の「MAO ASADA応援プロジェクト」のCM撮影現場があり、フリップに応援メッセージを書いているファン達が集まっていました。どのようなCMになるのか今から楽しみです。

そして開場前に到着したら既に入場待ち、及び当日券購入の行列が出来ていました。12時開場予定がまだ開場していなかったようです。10分ほど遅れてようやく開場。行列が空く頃を見計らって入場しました。

会場内では各所でグッズ販売、入り口付近は投げ込み用の花束販売、及び持ち込んだ花束のラッピングサービスなどがあり、色々見て回りました。
今回の座席は北側スタンドで、眼下の位置にはTV放送の実況席。と言うことで、投げ込みは出来ない区域になっていました。
う〜ん、残念。可能ならトラッキーのヌイグルミでも投げ込みたかったんだけど(笑)。

なお、座席の左側ブロックは「Judge Seat」と書かれており、色々な国籍のジャッジ関係者が入れ代わり立ち代わりで観戦していました。こちらの様子をチラ観するのもまた、楽しかったりします♪

とりあえず、座席位置の確認後、グッズを買いに行きました。色々と回ってみた結果、公式プログラムとMaoMaoバナータオルを購入!
公式プログラムは英語も併記されており、なかなか国際大会の雰囲気感があります。バナータオルは応援グッズとしても使えるのでなかなかいい感じです。色は赤・ピンク・青とあり、ピンクが人気でやや品薄の状態でした。

あとは、一人一枚、当日スケジュールが書かれた黄色い紙を貰うことが出来ました。12:50:00からペアFSが始まり、アイスダンスFD最終滑走終了が22:31:20と、観戦も長丁場であることを改めて実感。表彰式も合わせると終了は23時頃になりますものね。

そして競技開始。会場は割と温かく、上半身は上着を着たままだとやや暑く感じる感じ。但し、足元はヒンヤリしているので状況に応じて膝掛けが必要、と言う感じでした。
この会場、夏場にTHE IECで訪れたことがありましたが、その時も暖かいかなと感じていたので、冬場の競技大会でも同様の傾向があるみたいですね。

座席はスタンド席と言うこともあり、リンク全体を見渡すことが出来ます。
TV放送では放送側のカメラでの一意な視点の状況しか伺うことが出来ないわけですが、会場での観戦となると、自分の好きなように見渡して状況を確認できるので、色々な発見が出来て面白いです。
特に、6分間練習では各選手がどのような内容をどのようにチェックしているのかがわかり、実際の演技で注目する内容も、この練習内容でも想像できるので、非常に有益です。TVだとどうしても、このあたりが分からない&押しつけがましくなりますからね。

あとは、競技全体を最初から最後まで観ることにより、上位選手と下位選手とのレベルの違いが否応なしに理解できる、という点もあります。6分間練習からして選手の動き、とりわけスピードであったり動きの大きさであったり細かさであったりと、理屈抜きで違いが実感できます。特に、リンク全体の使い方、という所の違いなどは、会場で観ないとなかなか理解できないかもしれません。

そして、競技中は会場内の東西上部にある大型スクリーンに、(恐らくTV放送と同じ内容の)映像が流れます。TV放送では流れない内容としては、競技前後に表示される選手のスコア情報や、競技中のタイムカウントがあります。特に、タイムカウントについては演技前の時間の使い方が選手によって違うことが分かったり、演技中もどこから演技後半になったかが分かるので、TV放送でもあればいいのになと感じました。

逆に、演技内容、各要素の細かい出来栄えなどはTVの近接映像でないと判らないですね。ただ、それは会場映像でも確認できるので、そういう意味では色んなところを観なきゃいけなくなるので、本気で現地観戦するのは本当に大変だと感じます(苦笑)。

そして、競技内容、競技結果に関する詳細の感想はあえて割愛(笑)。
TVでも恐らく女子シングル日本選手の表彰台独占の素晴らしさは伝わっているでしょうからね♪

けど、この女子シングルFSを現地で観戦することが出来て、会場で感動を共有することが出来て、本当に幸せです!
また機会があれば是非、競技大会を現地観戦したいと思います!
(ちょうど一年後はソチオリンピック。行きたいなぁ〜!)

Posted by HIDEchan at 09:00 PM | コメント (391)