「ビジネス能力検定(B検)」について、資格試験制度の改正内容を解説しています。

「ビジネス能力検定」の制度改定
◆改定の目的ビジネス能力検定(B検)は、1995年に始まり、累計の受験者は96万人を突破しました。この間、開始から20年が経過し、 昨今の社会情勢・教育環境の変化、キャリア教育の重要性から、内容を一部改定して、2013年度から新基準“ジョブパス”として実施することになったものです。
B検ジョブパスの内容は、業種・業界を問わずに仕事に必要な基本的な内容です。
8つの意識(顧客、品質、納期、時間、目標、協調、改善、コスト)を中心にして、個人で、チームで働くためのスキルやマインドを身につけることを目的にしています。
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改定内容
■学校でのキャリア教育・職業教育に適合した評価基準に変わります。
・ジョブバス3級 就職を意識している方が対象(ジュニアB検~旧3級)
・ジョブバス2級 就職活動を始めた方から社会人3年位までが対象(旧3級~旧2級)
・ジョブバス1級 就職活動を始めた方から社会人3年位までが対象(旧2級~旧1級)
■1級で伸ばす実践力
最も大きく変わるのが1級の試験内容で、従来は論文試験や面接試験を含む内容でしたが、改正後のジョブパス1級は、コンピュータを用いたCBT試験で行い解答の形式は記述入力式になります。問題解決を円滑に推進するために必要となる論理的な思考、情報発信と表現技法、および基礎的なマネジメント技法を実践的に評価する新しい形式の試験です。採点は企業の人事・採用担当者が行います。
合格点の他、分野別の得点・配点などが明示されます。
新ビジネス能力検定(B検)ジョブパスは、社会人に必要な仕事の能力を客観的に評価する検定試験に変わりました。 |