「韓国語能力試験(TOPIK)」の試験制度について、改定内容を解説しています。

「韓国語能力試験(TOPIK)」の試験制度改定
◆試験制度改定の目的韓国語能力試験(TOPIK)は、韓国語を母語としない外国人らを対象に韓国語能力を測定する試験ですが、韓国語を学ぶ初級者にとって難しいとされる書き取りを廃止するなど、韓国語学習のハードルを下げる内容を盛り込んだ改編を行うことにした。
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改定内容
2014年度試験から以下のとおり変更されます。■初級クラスの試験では、語彙(ごい)・文法、書き取りが廃止され、読解と聞き取りのみになります。
語彙・文法は個別に出題されずに、書き取り、聞き取り、読解のそれぞれの科目に含められ、評価科目が4つから3つに減りました。また書き取りでは選択問題は出題されずに単純な書き取り問題のみになります。
■級の変更
上級が廃止され、初級と中級のみになります。等級は現在と同じく6級まで設けられていますが、初級は1~2級、中級は3~6級になります。
試験回数は現在の1,4,7,10月の年4回から6回に増えます。
韓国語能力試験(TOPIK)は1997年にスタートし61カ国・地域の192都市で実施されています。応募者は初回の2274人から今年10月の第32回には約6万7500人と、16年で30倍近くに増えました。今年1月の第29回試験では累計応募者数が100万人を超えました。 |