「PM(プロジェクトマネジメント)資格試験」の制度改定

◆PM(プロジェクトマネジメント)資格試験制度改定の目的
プロジェクトマネジメント(PM)は、今やあらゆる産業、あらゆる分野に適用され普及しています。PMは競争力の源泉であると認識され、欧米では、PM資格は最も人気の高い資格の一つでもあります。
この資格試験(PM資格試験)は、日本では2002年の開始から10年を経て約7千名のPM資格保有者を輩出してきました。しかし、この間に日本の社会・経済情勢は大きく変化し、今は変革やイノベーションを進められる有能なPM資格者の存在が求められています。このような社会・経済の大きな環境変化に対応するために、PM資格試験制度を改定することが決まりました。

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改定内容

現在、PM(プロジェクトマネジメント)資格試験制度で認定されている資格は、
@PMR(Project Manager Registered)  APMS(Project Management Specialist)  
BPMC(Project Management Coordinator)の3種類です。
今回の改訂では、そこに学生を対象としたPMCe(Project Management Coordinator Entry)資格を創設するとともに、この3種類の資格試験受験者の負担の低減が計られます。
目的は、プロジェクトマネジメントの基礎知識を有する層を拡大し、PM資格保有者の裾野を広げることにより、近い将来に上位資格のPMC、PMS、PMRを取得するプロフェッショナルを増やすことにあります。

■試験時間の短縮
現行150分を120分(ともに休憩なし)に短縮されました。なお、科目免除の受験者については、1科目当たり24分で計算した試験時間となっています。

■問題数の削減
現行の問題数 250 問(大問 10 問×小問 5 問×5 科目)については、大問を 8 問とすることにより、全体を 200 問に削減されました。

■配点の変更
得点はこれまでどおり1科目につき100点満点ですが、問題数の削減に伴い、配点は小問1問につき2.5点となっています。(合格基準は、これまでどおり平均70点以上で、1科目ごとの得点が50点以上となります。)

■ハンドブックの改訂と改訂のポイント
・2色刷りによる読みやすい紙面構成  ・図表・イラストの多用
・3級のレベルに相応しくない(難易度が高い)箇所の削除・見直し
・一般的でない法則・理論、特定業界のみに通用する用語・ルール等の修正  ・索引の作成


「PMP(プロジェクトマネジメント・プロフェショナル)」の有資格者は、全世界に約37万人、日本に約2万6000人が活躍しています。