プライベートバンカー(PB)資格制度の新設

「プライベートバンカー(PB)資格」創設の目的
高齢化・長寿化社会の中で、資産の保全や運用、そして次世代への資産等の円滑な継承やグローバル化への対応などの富裕層向けのビジネス(プライベートバンキング)のニーズは急拡大しています。
そのため、富裕層のために、金融資産だけでなく、事業再構築・事業承継を含めて生涯あるいは複数世代にわたる戦略を「投資政策書」として立案し、その実行を長年にわたって支援できる資格を持った専門家が求められています。

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  試験の主催:公益社団法人 日本証券アナリスト協会
          プライベートバンカー(PB)資格試験

プライベートバンカー(PB)資格制度の概要

◆プライベートバンカー(PB)資格は、富裕層向けビジネスの実態に沿って、初級者から最上級者までの4つに分かれています。各資格試験の形式は以下のとおりです。

 資格 試験形式   試験開始日
PBコーディネーター コンピュータ試験 2014年1月11日
プライマリーPB コンピュータ試験 2013年6月29日
シニアPB コンピュータ試験と筆記試験 2013年6月29日
エグゼクティブPB 筆記試験と面接試験 2014年6月末
 ※コンピュータ試験の内容は、プロメトリック社のホームページで確認できます

  ◇受験資格
PBコーディネーター 誰でも受験可能
プライマリーPB 誰でも受験可能
シニアPB プライマリーPB資格取得者、証券アナリスト1次レベル合格者CMA、1級FP技能士、CFP認定者

  ◇試験方式(試験時間)
PBコーディネーター 210分
プライマリーPB 第1単位〜第3単位 120分  試験一部免除者は100分・160分
シニアPB 第1単位(180分) 第2単位(120分) 第3単位(120分)
  試験一部免除者 160分

  ◇試験の内容
PBコーディネーター 金融に関する初心者に向けた入門コース。FP3級の上くらいの難易度
※受験料 10,000円
プライマリーPB 単位制で、3つの科目に3年以内に合格しなければならない。
科目は「ウェルスマネジメント」「税金、不動産」「信託、エステートプランニング、リレーションシップ・マネジメント、マス富裕層、職業倫理」
※受験料 プライマリーPB:各単位8,000円。
  シニアPB:第1単位12,000円 第2・第3単位9,000円
シニアPB
エグゼクティブPB この道のプロになる人向けの試験。難易度高い。
 

「プライベートバンカー(PB)資格」は、富裕層向けの資産コンサルタントを対象にした資格なので、仕事内容はファイナンシャルプランナー(FP)と類似しているようです。言ってみれば、ファイナンシャルプランナー(FP)のお金持ち向け特化資格といったところでしょうか。