「情報セキュリティマネジメント試験」について、新制度を解説しています。

情報セキュリティマネジメント試験
◆「情報セキュリティマネジメント試験」新設の目的今、世界中でサイバー攻撃が増加しつつあり、新聞紙上には毎日のようにサイバーのニュースが掲載されています。これは我が国も例外ではなく、サイバー攻撃の手口も大変巧妙化してきており、今までのウイルスのように未然に防止できるような種類の攻撃ではなくなってきています。
こういったセキュリティ問題を背景に、今後必要となるセキュリティ人材のうち、ユーザー企業の現場で情報セキュリティを管理し、対策の実務をリードできるマネジメント人材の創出を狙ったのが新試験「情報セキュリティマネジメント試験」です。従って、この試験は利用者側の現場で管理する人材に対して、情報セキュリティマネジメントの計画・運用・評価・改善(PDCA)を通して、組織の情報セキュリティ対策向上に貢献するための知識・スキルを測ることを目的としています。
⇒ 資格制度に関して、詳しくは「情報セキュリティマネジメント試験公式サイト」へ
情報セキュリティマネジメント試験制度の概要
◆資格の種類
国家資格 主催・認定 経済産業省
【受験条件】
なし。 誰でも受験できます。
【試験方式】
試験は午前試験と午後試験で構成されています。
・試験時間と出題形式は次の通りです。
時間区分 | 午前 | 午後 |
試験時間 | 90分 | 90分 |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
出題数/解答数 | 50問/50問 | 3問/3問 |
基準点 | 60点(100点満点) | 60点(100点満点) |
試験の詳しい内容 ⇒「情報セキュリティマネジメント試験」参照
2016年4月17日に第1回の情報セキュリティマネジメント試験が実施されました。第1回試験の応募者数は22,903名でした。試験の感想は、この試験の合格を目指して勉強すれば、企業で職場のセキュリティリーダーなどを務める人に必要な知識はひと通り身に付くであろうことが想像できました。ただ、試験の難易度は一般のビジネスパーソンが軽い気持ちで、事前準備なしで臨んで受かるほど簡単な試験でないということもわかりました。
平成28年度 第1回春期情報セキュリティマネジメント試験結果 ⇒詳細
合格率 88.0% 受験者数 17,959名 合格者数 15,800名