「情報セキュリティマネジメント試験」について、新制度を解説しています。

情報処理安全確保支援士
◆「情報処理安全確保支援士」資格新設の目的「情報処理安全確保支援士」は、最新のセキュリティに関する知識・技能を備えた、高度かつ実践的な人材に関する国家資格として創設される資格です。現在、情報セキュリティの専門人材向け試験として、情報処理技術者試験の中に「情報セキュリティスペシャリスト試験」がありますが、現行の試験制度では一度資格を取得すると更新の必要がないこと、また、日進月歩で変化するセキュリティ対策に対応できる人材に適するかどうかを推し測ることができない等の問題点が指摘されていた。
そこで、情報セキュリティスペシャリスト試験を廃止し、更新制度の無い情報処理技術者試験とは別の試験制度として「情報処理安全確保支援士」を新たに設けることになったものです。
⇒ 資格制度に関して、詳しくは「情報処理安全確保支援士制度」へ
情報処理安全確保支援士資格の概要
◆資格の種類
国家資格 主催・認定 経済産業省
【受験条件】
未定
【試験方式】
未定
試験の詳しい内容 ⇒「情報処理安全確保支援士制度」参照
【試験科目】
試験内容は、情報セキュリティスペシャリスト試験を踏襲するものと見られていますが、有資格者に対して定期的な講習の受講を義務化する方針になっています。これは、有資格者が継続的な知識・技能の向上を図るためで、義務に違反したものは登録を取り消されることが決まっています。
試験自体は、情報セキュリティスペシャリスト試験の出題内容をベースとしたものになり、情報処理技術者試験と同じ日・会場で実施される予定です。名称は変わりますが、情報セキュリティスペシャリスト試験が実質的には継続する形になります。
情報セキュリティスペシャリスト試験をベースに、「登録制」と「講習受講義務」を導入することで、セキュリティ人材の量と質の確保を狙うことになります。
【試験のスケジュール】
試験の開始は2017年度から。以後、試験の実施は年2回(春・秋)と決まりました。
【問い合わせ先】
独立行政法人 情報処理推進機構 IT人材育成本部 情報処理技術者試験センター http://www.ipa.go.jp/index.html