「タックスプランナー」について、新制度を解説しています。

タックスプランナー
◆「タックスプランナー」新設の目的国が経済活性化のために制定している補助金は、年間約3000種類という膨大な数があり、金額的には年20兆円を超える規模といわれ、原則返金不要と言うことから補助金によっては申込み受けつけ後すぐに募集枠が埋まってしまうほど人気の高いものもあります。特に、新事業を始めるときや、新たに創業するとき、新たな販路開拓を行いたい時などには、その種のいったニーズのある方や企業には魅力ある制度です。
しかし、この補助金申請のための作業、中でも書類作成作業はかなり手間と時間がかかる煩雑なもので、申請書類作成だけで早くて10日、長くなれば1カ月近くかかってしまうことは珍しいことではありません。作成書類の内容も補助金申請の専門家のアドバイスなしにまとめることはかなり困難とも言われています。
つまり、メリットが多い反面、申請手続きが非常に煩雑で準備に時間がかかる、というのが補助金申請の大きな特徴でした。
そこで、このように煩雑な補助金申請のための一連の作業を自分一人でできる人を創出するために作られたのが、「タックスプランナー」資格制度です。この資格認定は、一般社団法人日本タックスプランナー協会が行います。
⇒ 「タックスプランナー」に関して、詳しくはタックスプランナー資格制度へ
タックスプランナー資格制度の概要
◆タックスプランナーになるには
「タックスプランナー」資格制度には、初級編として「シニアタックスプランナー」、上級編として「アドバンスドタックスプランナー」の2種類があります。
シニアタックスプランナーのカリキュラムを修了すると、自分で補助金の申請ができるようになります。
また、アドバンスドタックスプランナーのカリキュラムを修了すれば、第三者の申請を代行することができるようになります。アドバンスドタックスプランナーの場合は、有資格者が申請代行業務を業として行うことを想定しているためです。
資格を取得するためには、どちらもそれぞれ6時間の養成講座を受講します。
◆シニアタックスプランナー養成講座
・対象:補助金の基礎を学びたい方。自社の補助金申請をしたい方。
・受講料:32,400円
・受講目標:申請書の審査で最も重視されるポイントから効率よく学ぶこと。
・講座概要(カリキュラム)
①タックスプランナーとは(導入)
②仕組み
③具体的な補助金
④評価基準
⑤コマーシャルの発表
⑥テスト/ディスカッション
◆アドバンスドタックスプランナー養成講座
・対象:シニアタックスプランナー合格者、クライアントや見込み顧客の申請を支援して利益を得たい方
・受講料:32,400円
・受講目標:人の情報を聞き出す能力の育成
・講座概要(カリキュラム)
①ロールプレイ
②必要スキル
③目的と目標と手段
④ロールプレイ
⑤文章化
⑥申請書を書く
※この資格には上記の「シニアタックスプランナー」と「アドバンスドタックスプランナー」の他に、シニアタックスプランナー養成講座の講師となるための「マスタータックスプランナー」があります。