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2022年7月17日(日) 最明寺滝で植物観察

今日は本当は安倉のため池周辺での観察会だったのですが、6月末から7月頭の猛暑で予定変更、木陰の多い最明寺川沿いに滝まで歩く道すがら植物の観察をすることになりました。講師の水田先生は初めて指導してくださる先生です。


山本駅に10時集合、駅を出発してすぐに、先生がこれは・・・としゃがみこんで解説を始めました。水田先生は生物のことにとても詳して、目についたものを次々と解説。メモを取っていると写真を撮る暇がないほどでした。駅を出発した直後からこんな感じで観察が続いて・・・

しばらく歩くと山道の入り口に到着。駅からそんなに遠くないのですが、この辺りから山の奥深くに来た感じがしてきます。どなたかが「奥入瀬を思い出すわね」と。ほんとにそんな感じで、自然が残っています。

20分ぐらいで「大聖不動尊」と書かれた門に到着しました。ここを抜けると「辰巳橋」と書かれた橋があり、渡って曲がると滝はもうすぐです。高い木が太陽をさえぎってくれているので涼しい!

途中、小さな祠やお地蔵さまがありました。しめ縄を張った大きな岩に到着、その向こうに滝があります。

滝は落差10m、周りを大きな岩に囲まれてとてもきれいな滝です。周辺には不動尊などが祭られています。休むための椅子なども置いてありました。途中でいろいろ観察しながら歩いたので1時間10分かかりましたが、普通に歩けば山本駅から30分弱で到着、気軽に自然を満喫できるハイキングコースです。


<本日観察した植物>
トゲヂシャ、シュッコンツユクサ、ウラジロチチコグサ、シナダレスズメガヤ、マメグンバイナズナ、ヨツバハコベ、オッタチカタバミ、トキワハゼ、チチコグサ、コスズメガヤ、スベリヒユ、ザクロソウ、コゴメガヤ、オカタイトゴメ、コミカンソウ、ヨコハママンネングサ、イヌトウバナ、コマツヨイグサ、アメリカオニアザミ、アレチノギク、ヒメツルソバ、ペラペラヨメナ、ヒメヒオウギズイセン、ヒメムカシヨモギ、ヒメクマツヅラ、ビヨウヤナギ、エノキグサ、ヤブガラシ、イヌホオズキ、オオミツバハンゴンソウ、イヌカタヒバ、アメリカチョウセンアサガオ、アキノエノコログサ、ヒヨドリジョウゴ、エビヅル、リョウメンシダ、コシダ、シシガシラ、マルバアオダモ、ノササゲ、コウヤボウキ、ナツフジ、アリドオシ(一両)、ヒトツバ、ササクサ、カンサイスノキ、ギフベニシダ、トウゲシバ、ヤブムラサキ、セッコク、セイヨウニンジンボク、ゴウシュウアリタソウなど


シュッコンツユクサ ウラジロチチコグサ
チチコグサ トキワハゼ
オカタイトゴメ コミカンソウ
アリドオシ(一両) ザクロソウ
イヌカタヒバ ノササゲ
ササクサ アメリカオニアザミ
トウゲシバ ヒトツバ



こちらは「日本帰化植物写真図鑑」です。水田先生は第2巻の編集に参加されました。
図書館にあったので早速借りてきました。名前があいまいな植物があったのでこれで確認しようと思います。
帰化植物とは、もともとはその地域に自生していなかった植物が人為的な持込や物流にまぎれて種が入り込むなどしてその地に定着し、野生化した植物のことを言います。私たちの身の回りにあって生活に溶け込み、気が付かない植物もたくさんあります。 ヒメオドリコソウ、ハルジオン 、ヒメジョオン、クローバー、オオイヌノフグリなど何気なく見ている草も帰化植物です。図鑑で一度確かめてみるのも面白いですね。

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