vsftpd.conf ファイル、vsftpd.chroot_list ファイルの作成が済んだら vsftpd を起動する。
vsftpd の起動で FTP サービスの開始となる。
nvsftpd の起動と停止は、コマンド ラインに次の入力を行う。
正常に起動できない場合、ログを参照してみる。 ログは以下のファイルに記録される。
起動に関するログ | /var/log/messages |
vsftpd が出力するログ | /var/log/vsftpd.log |
vsftpd の起動ができたら、正常性を確認する。
ファイル転送 (FTP) の確認には ffftp 等のツールを使うと便利である。
ffftp 等をインストール済みのユーザ機を用意し、サーバと接続して下記の確認を行う。
- ローカル ユーザ名 (& パスワード) でログインできる。
- テキストファイル、バイナリ(画像等)ファイルの転送が可能。
- ツールの "PASV モード" を有効にしてもファイル転送が可能。
- vsftpd.chroot_list にリストアップされないユーザは、自身のホームディレクトリから上部にアクセスできないこと。
- vsftpd.chroot_list にリストアップされたユーザは、自身のホームディレクトリより上部にアクセスできること。
【 サーバ内での確認方法 】
確認用のユーザ機を用意できない時は、サーバの ftp コマンドで確認を行う。
確認にあたり、次の事柄を決めて置く。
- 作業ディレクトリは /tmp
- 転送確認用にテキスト ファイル (document.txt) と画像ファイル (image.gif) を用意する。
- ユーザ アカウント client を作成済みとする。
- client の public_html にサンプルの index.html 設置済み
次の手順で確認する。 ( 入力部分は
赤字で表示 )
- /tmp に移動し、転送用ファイルを確認。
- ftp コマンドで接続し、client でログインする。
- ファイル (ディレクトリ) 確認。
- public_html に移動してファイル (ディレクトリ) 確認。
- ASCII モードに変更して document.txt をアップロード。
- Binary モードに変更して image.gif をアップロード。
- ファイル確認。
- ftp 終了。
正常性が確認できたら、サーバ起動時に vsftpd も起動するよう登録を行う。
- 現状の確認
- 起動ラン レベルの登録 (例として 3, 4, 5 に登録)
- 登録状況確認