デスクトップの背景(いわゆる壁紙)は好みの画像に変更できます。あらかじめインストールされているテーマの画像を選択できる外に、デジカメで撮った写真やスキャナーで取り込んだ画像を背景に設定することができます。
デスクトップの背景となる画像ファイルが複数指定されている場合、[
スライドショー] が ON になります。
Windows 7 にはあらかじめ複数のテーマ(風景、自然、日本)が導入されています。テーマを変更するには、これら導入済みテーマの中から 1 つを選択します。
テーマを選択して「デスクトップの背景」を変更すると、同時に「ウィンドウの色」、「サウンド」、「スクリーンセーバー」も変更になります。
テーマの変更は次の手順で行います。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [テーマの変更] を選択して [個人設定] を開きます。
- [個人設定] の「マイテーマ」欄には現在設定されているテーマが表示されます。
- 「マイテーマ」の下に一覧表示される各テーマの中から、お好みのテーマを選んでクリックします。
- 変更は即座に反映されます。
- [個人設定] のウィンドウを閉じます。
▼
テーマはオンラインで追加可能です。
[個人設定] ウィンドウの「マイテーマ」欄の右下にある、[オンラインで追加のテーマを
取得] をクリックします。
テーマによる一括(ウィンドウの色、サウンド、スクリーンセーバーも含めた)変更ではなく、デスクトップの背景(壁紙)のみを変更することも可能です。
次の手順で行います。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [デスクトップのカスタマイズ] - [個人設定] を選択して [デスクトップの背景] を開きます。
- 背景画像の一覧が表示され、現在選択中の画像にはチェックが付いています。
- [画像の場所] 欄のボックスで、[Windows デスクトップの背景]、[画像ライブラリ]、[最高ランクの写真]等のカテゴリを選択します。
- 上記以外の場所から選択するには、右隣の [参照] ボタンをクリックして画像が格納されているフォルダーを指定します。(※1)
フォルダーを指定すると、フォルダー内の画像がすべて選択された状態になります。
これで OK なら次項はスキップします。
- 次の何れかの方法で、好みの画像にチェックを付けます。
- 画像を選択してクリックします。
- マウスカーソルをドラッグする要領で複数画像を囲みます。
- テーマ名をクリックします。
- [すべて選択] ボタンをクリックします。
- 変更は即座に反映されます。
- 画像を複数選択した場合、背景のスライドショーが ON になります。
- [変更の保存] をクリックします。
- [個人設定] または [コントロールパネル] を閉じます。
(※1) |
画像ファイルのシンボリック リンクも背景画像として指定できます。
様々な場所に散らばっている画像ファイルも、シンボリック リンクを使えば元の画像ファイルを操作(移動、コピー)することなく、ディスク領域もあまり消費せずに 1 つのフォルダーにまとめることが可能です。
シンボリック リンクの作成方法は、[Y.3.2.リンクを作る] 手順の presentation.txt のシンボリック リンクを作成する項目を参考にして下さい。
|
背景画像をもっと直接的に変更する方法に以下二通りの方法がありますが、表示方法にはそれぞれに特徴があります。状況によって使い分けて下さい。
【 直接設定する方法 】
モニターの解像度に合わせた拡大・縮小を行いません。
モニターの解像度と画像ファイルのサイズが一致しない場合、余白が出たり(小さい画像の場合)画面からはみ出したり(大きい画像の場合)します。
- 背景に使用する画像があるフォルダを開きます。
- 画像ファイル上で右クリックし、「デスクトップの背景として設定」を選択します。
【 Windows Live フォト ギャラリーを使用する方法 】
モニターの解像度に合わせて、画像が自動調整(拡大・縮小)されます。ただし画像の縦横比は固定されたままなので、モニターの解像度と画像ファイルの縦横比が一致しない場合は、上下または左右に余白が出ます。
- 背景に使用する画像があるフォルダを開きます。
- 画像ファイルをダブルクリックして [ Windows Live フォト ギャラリー ] で画像を表示します。
- 画像上で右クリックし、[デスクトップの背景として設定]を選択します。
デスクトップの背景(画像ファイル)が複数指定されている場合、背景画像を一定間隔で変更する[スライドショー]が ON になります。
スライドショーの画像変更は30分間隔が初期値ですが、次の手順で変更できます。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [デスクトップの背景の変更] を選択して [デスクトップの背景] を開きます。
- ウィンドウ内の下段にある [画像を変更する間隔] ボックスをクリックし、適当と思われる項目 (10秒 〜 1日) を選択します。
- [変更の保存] をクリックします。
- [個人設定] または [コントロールパネル] を閉じます。
ウィンドウの枠(タイトルバーを含む四隅)、タスク バー、スタート メニューの色調は、群青色に設定されていることが多いようですが、色調は変更することができます。
色見本は、萌木、菜の花、ローズピンク、ラベンダーなど、16種類が用意されている外、色の濃度や彩度、明るさまで変更可能になっています。
また、これら色調が変えられる部分は、磨りガラスのように背景が透けて見える効果(透明感)も設定可能です。
これらの変更は次の手順で開く [ウィンドウの色とデザイン(下図)] で行います。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [デスクトップのカスタマイズ] を選択します。
- [個人設定] 欄にある [ウィンドウ グラス色の変更] を選択します。
各項目は変更内容が直ちに反映されるので、様子を見ながら調整できます。
変更を有効にするには [変更の保存] をクリックします。
- 16 色の見本
選択した色調に変化します。
- 透明感を有効にする
チェックを外すと透明感 (透けて見える効果) はなくなります。
- 色の濃度
スライドバーをスライドすることで濃度を変えます。
- 色ミキサーを表示する
クリックすると「色合い」、「彩度」、「明るさ」のスライドバーが表示されて変更可能になります。
デスクトップに表示するアイコンの種類(およびその画像)は、背景(壁紙)と同じように [個人設定] の項で変更します。
デスクトップに設定できるアイコンは [コンピュータ]、[ユーザーのファイル]、[ネットワーク]、[ごみ箱]、[コントロール パネル] の5種類で、
それぞれ表示・非表示を設定できます。またアイコンの画像も変更可能です。
次の手順で行います。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [テーマの変更] を選択して [個人設定] を開きます。
- [個人設定] の「マイテーマ」欄には現在設定されているテーマが表示されます。
- 左側メニューの [デスクトップ アイコンの変更] をクリックし、[デスクトップ アイコンの設定] を開きます。
- アイコン名称欄のチェックを操作して、アイコンの 表示/非表示 を設定します。
- ウィンドウ内に一覧表示された各テーマの中から、お好みのテーマを選んでクリックします。
- アイコンの画像を変更する場合は変更したい画像を選択後、[アイコンの変更] ボタンをクリックして画像を選択します。
- [OK] をクリックします。
- [個人設定] を閉じます。
デスクトップ アイコンの大きさは標準で [中] に設定されています。アイコンのサイズはメニュー形式で [大]、[小] を選択することができます。
- デスクトップで右クリックします。
- [表示] にカーソルを合わせます。
- コンテキスト メニューの [大アイコン]、[中アイコン]、[小アイコン] の中からいずれかを選びます。
上記は定められたメニュー (大、中、小) の中から 1 つを選択する方法でしたが、デスクトップ アイコンのサイズは任意の大きさに設定することが可能です。次のように設定します。
- デスクトップをクリック (何も選択していない状態に) します。
あるいは、任意のアイコンを選択します。
- [Ctrl] キーを押しながらマウスのホイールをスクロール (回転) します。
- 好みの大きさになったところでスクロールを止めます。
ウィンドウを特定の位置までドラッグすることで、ウィンドウサイズを調整(最大化、画面半分サイズに調整、縦方向に拡張)できます。
また、シェイク(左右に振る)操作で [他のウィンドウを最小化] することもできます。
右図のように [A]、[B]、[C] 3つのウィンドウを開き、[A] ウィンドウを選択している(Aがアクティブ)場合を例に説明します。
タイトルバーを上方向にドラッグしてマウスカーソルがデスクトップの上端に触れると、フル スクリーン(デスクトップ一杯)の輪郭が表示されます。
ここでマウスボタンを離すとウィンドウは最大化します。
元の大きさに戻すには、タイトルバーを下方向にドラッグ、またはダブル クリックします。
( 右上にある [閉じる]ボタン(×印) の隣にある [元に戻す] ボタンでも可能です )
タイトルバーを左(右)方向にドラッグしてマウスカーソルがデスクトップの左(右)端に触れると、デスクトップ左(右)半分サイズの輪郭が表示されます。
ここでマウスボタンを離すとウィンドウは左(右)半分の大きさに調整されます。
2つのウィンドウを左右に並べて作業するのに便利な機能です。
タイトルバーを右(左)方向にドラッグ、またはダブルクリックすると元の大きさに戻ります。
マウスカーソルをウィンドウの上枠(または下枠)にポイントするとカーソルの形状が上下矢印に変化します。このままデスクトップの上端(または下端)までドラッグすると、縦方向に拡張した輪郭が表示されます。
ここでマウスボタンを離すとウィンドウサイズが縦方向に拡張されます。
左右の幅は変わりません。
タイトルバーを下方向にドラッグ、またはダブルクリックすると元の大きさに戻ります。
タイトルバーを左右に振る(シェイクする)と、他のウィンドウは最小化されます。
再度タイトルバーを左右に振る(シェイクする)と、最小化したウィンドウは元に戻ります。
上記のウィンドウ操作は、windows 7 の Aero(エアロ) スナップ、Aero シェイク機能で実現されています。便利な機能ですが、意図せずにウィンドウが最大化するなどの、わずらわしい面もあります。
これらの機能は無効にすることもできますが、特定の機能のみを無効にすることはできません。
Aero スナップ・シェイク機能を無効にするには、次の設定をします。
- [スタート] - [コントロールパネル] - [コンピューターの簡単操作] を選択します。
- [コンピューターの簡単操作センター] 欄にある [マウスの動作の変更] を選択します。
- 画面下部の [ウィンドウの管理を簡単にします] 欄にある [ウィンドウが画面の端に移動されたとき自動的に整列されないようにします] にチェックを付けます。
- [適用] - [OK] をクリックします。
開いている全ウィンドウ(最小化しているウィンドウも含む)のプレビュー リストを表示し、目的のウィンドウをすばやく選択できます。
フリップ3Dは、開いている全ウィンドウを3D状に重ねて表示します。次の手順で目的のウィンドウを選択します。
- [Windows] キーを押しながら [Tab] キーを1回押して フリップ3D を開始します。
フリップ3Dが開始されても [Windows] キーは離しません。
- [Windows] キーを押したまま [Tab] キーを繰り返し押すか、あるいはマウス ホイールを回転してプレビューされているウィンドウを切り替えます。
- 目的のウィンドウが最前面に表示されたら [Windows] キーを離します。
[Alt] と [Tab] キーを押すと、開いている全ウィンドウのサムネイル プレビューのリスト(下図)がデスクトップ中央に表示されます。次の手順で目的のウィンドウを選択します。
- [Alt] キーを押しながら [Tab] キーを1回押してプレビュー リストを表示します。
リストが表示されても [Alt] キーは離しません。
現在選択しているウィンドウ(上図では左から2番目)はプレビューが強調表示され、さらに選択されていない他のウィンドウは一時的に透明化(枠線のみ表示)します。
- [Alt] キーを押しながら [Tab] キーを繰り返し押すか、左右の方向キーで選択ウィンドウを切り替えます。
(プレビューの強調表示と非選択ウィンドウの透明化も切り替わります)
- 目的のウィンドウが選択されたところで [Alt] キーを離します。
デスクトップの背景、ウィンドウの色、サウンド、スクリーンセーバーの設定を、特定の情景(テーマ)に
基づいた一貫性のある内容でまとめたもの。