ループ バック ネットワークは、ホストが自分自身にトラフィックを送るための特別なネットワークで、ほとんどの場合、127.0.0.0/24 が使われる。
この時、ホスト (自分自身) のアドレスは 127.0.0.1 になる。
ループ バックについても他のゾーンデータ同様に、正引き、逆引きのマッピングを定義しておくことが望ましい。
ループ バックに用いるゾーンデータは以下の値を用いる。
ホスト名 | localhost |
IP アドレス | 127.0.0.1 |
またゾーンファイルの名称は、通常次の名称が用いられることが多い。
正引きファイル名 | localhost.zone |
逆引きファイル名 | named.local |
【 参考 】
bind-9.2 のインストール時に、明示的に「DNS ネーム サーバー」を選択した場合は、これらファイルは自動生成されている。
何らかの理由で作成しなければならない場合は以下を参照。
ループ バック用 ゾーンファイルのサンプル
- localhost.zone
- named.local
未知なドメイン (ゾーン) の名前解決手順は、ルート ネーム サーバーへの問い合わせから始まるので、
各ネーム サーバーはルート ネーム サーバーの IP アドレスを知っている必要がる。
ルート ネーム サーバーに関する情報は、各ネーム サーバーがそれぞれ保有していなければならない。
ルート ネーム サーバーに関するゾーンファイルは、次の名称で保有されている場合が多い。
このファイルは bind-9.2 のインストール時に、明示的に「DNS ネーム サーバー」を選択した場合は自動生成されている。
何らかの理由で手元にない場合は下記 URL の何れかから入手する。
- ftp://rs.internic.net/domain/named.root
- ftp://rs.internic.net/domain/named.cache
- ftp://rs.internic.net/domain/db.cache
表示内容をそのままコピーし、named.ca 等のファイル名で保存する。