web サーバ (Apache/2.0) の設定
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T.インストールと確認

 Linux における web サーバーは、Apache が標準といっても良いほど普及している。  実習環境でも web サーバーとして Apache 2.0 を扱う。
Apache をサーバーにインストールすると httpd (http daemon) として実装される。


T.1.インストール

 Red Hat Linux ES3 では、デフォルトで web サーバー (Apache) がインストールされるが、 ここでは念のためインストールの手順を掲載する。

▼ Red Hat Linux ES3 のインストール時に、カスタム設定で「Webサーバー」をインストール パッケージから除外し
   ても、httpd-2.0.46-25.ent がインストールされる。
   これは、「サーバー設定ツール」に含まれている redhat-config-httpd-1.1.0-4 がデフォルトでインストールされる
   際に、依存関係のある httpd-2.0.46-25.ent も同時にインストールされてしまうためと思われる。


 以降の操作では、/tmp を作業用ディレクトリとして進めている。
  1. 準備
    1. 未インストールの確認
      httpd がインストールされていないことを確認する。
      # rpm -qa httpd
      #
      ※ 何も表示されなければインストールされていない。

    2. CD #3 から httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm をコピーする。
      # cp /mnt/cdrom/RedHat/RPMS/httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm /tmp
      ※ Apache のモジュールが httpd の名称でパッケージ化されている。

  2. インストール
    1. インストールの実施
      # rpm -ivh /tmp/httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm
      警告: /tmp/httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm: V3 DSA signature: NOKEY, key ID db42a60e
      Preparing...     ############################################## [100%]
         1:httpd     ############################################## [100%]
      【 警告: /tmp/httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm: ・・・ について 】
       RPM パッケージのチェック ができない旨のメッセージであり、インストールに影響はない。
       Road to Linux server - Introduction の「 確認と参考 V.2.パッケージ インストール時の警告
       を参照。

    2. インストール完了の確認
      # rpm -qa httpd
      httpd-2.0.46-25.ent


T.2.確認


  1. 生成ファイル確認
    /etc/httpd/conf 内に httpd.conf があること。
    # ls -l /etc/httpd/conf
    合計 52
    -rw-r--r--1 rootroot35168  9月 25 2003 httpd.conf
    -rw-r--r--1 rootroot12959  9月 25 2003 magic

  2. 自動起動リスト登録の確認
    # chkconfig --list httpd
    httpd  0:オフ 1:オフ 2:オフ 3:オフ 4:オフ 5:オフ 6:オフ

  3. バージョンの確認
    # httpd -v
    Server version: Apache/2.0.46
    Server built:    Sep 25 2003 09:26:39
    ※ インストールしたパッケージは httpd-2.0.46-25.ent.i386.rpm だが、モジュールは Apache であることが
       分かる。


【 旧バージョンの生成ファイルについて 】
 Apache 1.3 をインストールすると、下記 3 つの設定ファイルが /etc/httpd/conf ディレクトリに展開される。
httpd.conf
access.conf
srm.conf

 必要な設定は httpd.conf で行い、他の2つのファイル (access.conf, srm.conf) は削除することが強く推奨されている。




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