実習環境で運用するための httpd.conf を設定する。
実習用ネットワークで使用する web サーバーの構成を次の通りとする。
- ディレクトリ構成
/var |
| |-- <www> | ( 管理者用のディレクトリ ) |
| | |--- <html> | ( html ファイルのアップロード位置 ) |
| | |--- <cgi-bin> | ( cgi ファイルのアップロード位置 ) |
/home |
| |-- <UserName> | ( 各ユーザーのディレクトリ ) |
| | |--- <public_html> | ( html ファイルのアップロード位置 ) |
| | |--- <cgi-bin> | ( cgi ファイルのアップロード位置 ) |
- ユーザー環境
- 自作 CGI を許可する。
- .htaccess ファイルの設置を許可する。
apache インストール時に生成されている /etc/httpd/conf/httpd.conf のサンプルファイルを、実習用ネットワーク (project.ed.jp) 向けに編集して web サーバーに適用する。
以下は httpd.conf の編集部分を抜粋したもの。
---- httpd.conf の全文は
こちら。 ----
httpd.conf ファイルの編集が済んだら httpd を起動する。
httpd の起動で web サービスの開始となる。
httpd の起動と停止は、コマンド ラインに次の入力を行う。
正常に起動できない場合、ログを参照してみる。 ログは以下のファイルに記録される。
起動に関するログ : /var/log/messages
httpd の起動ができたら、正常性を確認する。
web の確認にはクライアント機があると便利だが、サーバーのブラウザ (Linux ES 3 には標準で Mozilla がインストールされている) でも可能。
サーバーもしくはクライアントのブラウザで実習環境の URL にアクセスする。
デフォルトの
DocumentRoot ( /var/www/html ) にはサンプルの index.html が存在するので、正常であればその内容 (下図) が表示される。
アクセスに関するログやエラー時のログは、それぞれ下記ファイルに記録される。
正常な結果が出ない場合は適宜参照の事。
アクセス ログ | /etc/httpd/logs/access_log |
エラー ログ | /etc/httpd/logs/error_log |
正常性が確認できたら、サーバー起動時に httpd も起動するよう登録を行う。
- 現状の確認
- 起動ラン レベルの登録 (例として 3, 4, 5 に登録)
- 登録状況確認
KeepAlive On
# リクエストを待ち受ける IP アドレス 10.2.3.234 と、ポート番号 80 を指定する。 (変更)
Listen 10.2.3.234:80
# エラー メッセージに含めるメールアドレスを設定する。 (変更)
ServerAdmin root@project.ed.jp
# 自サーバーのホスト名 www.project.ed.jp と、ポート番号 80 を設定する。 (変更)
ServerName www.project.ed.jp:80
<IfModule mod_userdir.c>
#
# disabled の設定はコメント アウトする。 (変更)
#UserDir disabled
#
# 起点を public_html ディレクトリに設定する。 (変更)
UserDir public_html
# ユーザのホームディレクトリでパスワード関連 (AuthConfig)、アクセス制御関連 (Limit)、
# 機能制御(Options) ディレクティブの上書きを許可する。
# /home/*/public_html の記述はあるが、別途 /home/* を追加する。
<Directory /home/*>
# 検索対象ファイル名を指定する。 (変更)
DirectoryIndex index.html index.htm
# 一般ユーザ(UserDir)の CGI に適用する ScriptAliasMatch. (追加)
ScriptAliasMatch ^/~(.*)/cgi-bin/(.*) "/home/$1/cgi-bin/$2"