Windows のブートローダである ntldr や bootmgr は、そのパーティションが基本領域にありかつ
アクティブ フラグがハードディスク上で唯一の起動可能状態 (0x80) でなければならない。
上記条件の下でのみ、そのドライブ (Windows) は C ドライブとして認識され正常に起動される。
Windows が C ドライブであるためには基本領域が不可欠なのだ。 しかもハードディスクに確保できる基本領域は最大で 4 つ (拡張領域の使用を考えると 3 つ) までだ。
そのため Linux に先立って Windows をインストールする。 Windows XP と Windows 2000 server はどちらが先でも構わないが、ここでは Windows XP を先にインストールする。
空のハードディスクに Windows XP をインストールする。
Windows XP セットアップ時のパーティションの選択では、未使用領域に Windows XP 用のパーティションを作成する。
ここでは作成するパーティションに 40GB (40000MB) を割り当て、NTFS でフォーマットする。
XP のインストールが済んだら Service Pack 等のインストール、Update およびウィルス対策等も済ませておく。
Windows をインストールすると、C ドライブ直下に boot.ini が作成される。 その内容は概ね次のようになる。
Windows XP のインストール関連作業が終わったら、MBR の参照・変更を行うための dskprobe をインストールする。
dskprobe のインストール方法は、
T.3.2.dskprobe を参照。
ドライブが C ドライブとして認識される。