裸の王様


 自分の気持ちに素直で居たいと思った。

 生きている以上、うそをつくことはある。
 しかし、誰かを傷つけるうそではなく、そして自分の気持ちに正直である限り、うそをつくことは厭わない。

 自分の気持ちに素直ではないうそをつくこと、その代償はストレスとなって余生に重くのしかかる、そんな気がする。

 童話にある「裸の王様」。アンデルセンの有名な話だ。
 王様が仕立屋に騙されて「愚か者には見えない服」を身につけたつもりになって裸で街に出る。
 子供が裸と指摘するまで指摘するまで誰一人として王様の「愚か者には見えない服」を賞賛していた。

 裸の王様を見掛けたら臆せず、ちゃんと自分の言葉で伝えたい。

「猥褻物陳列罪っ!!」


制作年月日:2005/06/16
制作者:テール

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