dhcp サーバーの設定情報を記述したファイル dhcpd.conf を作成し、/etc に設置する。
初期状態では /etc に dhcpd.conf は存在しないので、/usr/share/doc/dhcp-3.0pl2 にあるサンプル ファイル dhcpd.conf.sample を、
別名(dhcpd.conf)で /etc にコピーして編集する。
dhcpd.conf に設定する内容は、
introduction の「実習用ネットワーク」の記述に沿って行う。
従って、ユーザーに割り当てる設定値は次の通りとなる。
ドメイン名 | project.ed.jp |
貸し出しアドレス範囲 | 10.2.3.101 〜 10.2.3.200 |
Gateway | 10.2.3.1 |
Name Server | 10.2.3.234 |
- サンプル ファイルのコピー
- コピー(作成)した dhcpd.conf を編集する
下記リストの赤字部分が dhcpd.conf の編集箇所
dhcpd は起動時に /var/lib/dhcp ディレクトリ(デフォルト)に dhcpd.leases ファイルを必要とする。
dhcpd.leases ファイルが無いと dhcpd は正常起動しない上、エラー等の表示も出ない。
dhcpd.leases ファイルは dhcp-3.0pl2-6.14 のインストール時に自動作成されない。
/var/lib/dhcp/dhcpd.leases が存在しない時は、touch コマンド等を使用して該当位置に作成(内容なしの空ファイルでOK)しなければならない。
dhcpd の自動起動ラン レベルを設定し、プロセスの正常性を確認する。
- 起動ラン レベルを設定
例としてラン レベル 3, 4, 5 を [オン] に設定する
- 設定状況を確認
- プロセスの起動
- 該当インターフェースの確認
ps コマンドを用いて dhcpd が監視しているネットワーク インターフェースを確認する。