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病害虫対策



Q なめくじどうにかして!

A 物理的方法と毒エサが一般的です。

1 特徴
 なめくじは光を嫌います。そのため活動は夕方〜夜にかけてが多く、曇や雨の日も活動しま
す。とくに雨あがりやじめじめした日によく動き回ります。

2 発生環境
 周囲が雑草に囲まれている畑や庭などでは、発生数が多いので被害が多くなります。雑草
の下は日陰となるので湿気を保ってくれるばかりか食物が豊富だからです。庭木の下草や花
壇の草花が生い茂っても同じです。

3 対処方法
(1)耕種的防除その1
 庭や畑のなかで退治しても周囲から浸入してきたら元の木阿弥です。周囲からなめくじが生
息しやすい条件をなくしましょう。@なるべく草取りを行うA草花や庭木の下草など、過繁茂に
ならない程度に管理するB刈った草などは1ヵ所にまとめてビニールをかけるなどです。

(2)耕種的防除その2
 日中は日陰に隠れる習性を逆手にとって、庭や畑などにわざと板などを置いておきます。朝
日があたると隠れる場所を求めて移動してきますので、日中にその板をはぐって捕まえます。
直接さわりたくない場合は、10cmほどの穴に埋めるか、お湯をかけてしまう方法もあります。
塩は速効性はありません。箸などでビンに集める場合は割り箸が滑りにくいでしょう。
 また夜間に作物を食べますので、夜懐中電灯照らして捕まえる方法もありますが根気が要
ります。風邪を引かないように!

(3)耕種的防除その3
 なめくじがビールによってくることは有名です。缶詰などの空き缶に2〜3cmほど入れて夕
方設置します。朝には数匹が中に沈んでいます。2〜3日で効果がなくなります。ので交換し
なければなしませんし、雨によっても効果がなくなります。

(4)薬剤防除その1
 周辺に薬剤散布すると、浸入数を減らすことができます。薬剤名は「マイキラー」ですが、粉
剤と液剤の両方があります。

(5)薬剤防除その2
 誘殺剤には、なめくじ専用の「ナメキラー」「ナメカット」など多種類のものがあります。しかし
雨にあたると効果がなくなりますので、次のようにしてください。
 @コーヒーのビンや、缶詰、空き缶などの中に30粒ほどいれて、おもり代わりに卵大の石を
いれます。Aうねの中央からかたのほうに口が少し下になるよう斜めに設置します。こうする
と雨が当らずに薬がながもちします。Bこのような仕掛けをuあたり4〜5個設置すると誘殺
効果が高く、薬が長持ちします。

 雨上がりや曇の夕方〜夜にかけて移動するので、こんなときを狙って設置すると、効果が
高いです。

Q トウモロコシに虫が入って困ります。

A トウモロコシの中に入る虫は、アワノメイガという「蛾」の幼虫です。

 tkt流(?)アワノメイガの予防方法(おおげさ)を紹介しますね。
 トウモロコシの茎って硬いですよね。そんな硬い茎をバリバリ食べちゃうアワノメイガの幼虫
ってすごい。でも幼虫が小さいときはそんなに歯が丈夫ではありません。

 アワノメイガの親(蛾)はトウモロコシの雄穂(てっぺんにでる穂)がまだ葉の間から顔をのぞ
かせる頃に、比較的軟らかい葉の裏に卵を産みます。卵からかえった幼虫は最初葉の裏の
軟らかいところを食べながら少し大きくなります。しかしまだ歯が丈夫ではないので、硬い茎に
は歯がたちません。
 つぎに幼虫は出たばかりの雄穂に侵入します。よくみると雄穂の折れたところに糞がいっぱ
いくっついています。ここでまた大きくなって力をつけたあと、今度はトウモロコシの茎や実を
食べ始めるのです。
 じゃあどうすれば防げるの?といいますと出たばかりの雄穂をつぎつぎ折ってしまえば被害
は少なくなるのです。しかしここで注意!花粉を飛ばす雄穂がなくなれば、受粉しないため実
がうまくつかなくなります。でも折り取った雄穂を実の頭からでている絹糸にくっつけるようにす
れば大丈夫。このように次々でてくる雄穂を折りながら何回も同じようにすると、受粉の心配
はいりません。
 使った雄穂はうね間に放置すると虫の発生源となりますので、必ず片付けましょう。(^-^)な
かには幼虫がはいっていますからそのまま堆肥に積むのもよくありません。

 この作業は、比較的本数の少ない家庭菜園なら可能です。100本以上つくる人はなるべくト
ウモロコシ畑を正方形に近いように植えておくと、1回に全体の2割くらい雄穂を除去しても、
残りの雄穂からの花粉がうまく隣にもとんでくれますのでわざわざ絹糸に花粉付けを行わなく
ても大丈夫です。

 最後に農薬に頼る場合ですが、トウモロコシを上から除いて小さい雄穂が見えるころ、デナ
ポン粒剤かパダン粒剤を、穂にかかるようにまくと効果があります。この方法を「トップドレッシ
ング」といって、雄穂や葉の付けねに薬が残るので、幼虫の浸入を防止します。
また葉の幼虫はカルホス乳剤(1,000倍、収穫30日前まで)が効果的です。

⇒関連情報
 キュウパパさんからの情報で「早生トウモロコシ」を使うと、被害が少ないとのことです。虫が
多発生する前にトウモロコシを収穫してしまう逃げ切り型。なるほどなあ(^O^)



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