やつあたり雑記帳特別編:

夜ネヤ、島ンチュッ、リスペクチュッ!!

おじゃま虫紀行 「補足情報」

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惠アンナ

 なんだか大ヒットしたらしいゲーム「Final Fantasy X(10)」のテーマソング「素敵だね」のあとも着実な活動を続けているRIKKI、デビュー二年目で既に大メジャーにのし上がった感のある元ちとせに続いて奄美大島が満を持して送り出すスーパーシンガーが、この惠(めぐみ)アンナである。先に挙げた二人との共通点は、子供の頃から故郷の民謡である島唄を歌い、地元のコンクールなどでは常に高い評価を受けていることだ。
 じっさいにこの三人を子供の頃から見ている人の中には、「RIKKIもちとせも、アンナの後に歌うのを嫌がっていた」と証言する人もいる。「アンナの声があまりにも綺麗なので、(彼女のあとで歌うと)下手に聞こえるんじゃないかと心配していた」というのだ。

 幸運にも、オレはあるところでアンナちゃんが歌うのを目の前で見る機会があった。まったくウォームアップなしで無理矢理マイクを持たされた彼女がロウライズのジーンズ姿で島唄を歌うと、その場の空気が一変した。
 後で人づてに聞くと、故郷を離れて芸能事務所に所属し、東京でお母さんと二人で暮らすようになってからは「一年いじょう、島唄らしい島唄を歌っていなかった」そうで、マイクを持たされても「ちゃんと歌えるとは思わなかった」らしい。オレにはとても信じられないが。

 生きた人間を「分類」したり、レッテルを貼ったりすることは好きじゃないから、ここまでこの文章を読んで「だからナンだっちゅーねん(怒)」という方が多いかと思う。しかし、惠アンナを形容する言葉を並べれば並べるほど非人間的な形容詞だらけになってしまう。ところが、彼女自身の歌を聴くとき、頭に浮かぶのは「もっと聴いていたい」という単純な感情だけである。
 ある人は、彼女の歌を「癒し系」と呼ぶ。そういう面もあるだろう。だが、それだけではないスケールの大きさを彼女が持っていることも確かだ。

 一昨年(2001年)の春、オレは古くからの友人に会うたびにこう言った。
 「今度、すげぇ女の子がデビューするぞ。21世紀の美空ひばり、日本のアリサ・フランクリン、そういう女の子だ、憶えておくように」
 あまり興味もなさそうにふんふんと頷く友人たちに、オレはダメ押しで付け加えた。
 「変わった名前だから覚えやすいぞ、元ちとせというんだ」
 この次に田舎に帰ったときに、あの時の友人たちにもう一度言わなくてはならない。
 「ちとせが神の声だったら、アンナは御仏だ、観音様だ、吉祥天女だ。聴いて極楽往生しなさい」
 RIKKIちゃんは何だって?一家に一台、猫型ロボットだよ、前にそう言わなかったっけ?



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