「WWW」

ワールド・ワイド・ウェブ、略してWWW。今、まさにワールドワイドにすべての
端末が繋がっているような状況になってきてる。世の中のほとんどの人が、
インターネットを知ってる。それも世界単位で。つなげば、ものすごい数の人たちが
インターネット上にいる。それこそ、その気になれば、どこの国のどんな人とでも
話をすることができる。それがインターネットの良さ。しかも、超気軽な感じで。

最近、私のWEBページへメールが来るようになった。来ない時は数ヶ月に渡って
こないんだけど、来るときはまとまってくる。最近、一番多い話題はサウスパーク。
別に日本で公開しているわけでもないのに、興味を持っている人っていうのが結構
いるみたいで、質問とかもよく来る。実際、私は日本在住のバリバリ日本人だから
あまり本土のことには詳しくない。せいぜい、お金に糸目をつけずグッズを買い漁って
いるぐらい。買い出しに出掛けたのも、1回キリだし、しかもハワイだしね。

サウスパークのグッズっていうのは、ポケモングッズ同様恐ろしいほど多岐に及んでる。
当然、私が知らないものも死ぬほどある。集めきることは、まず不可能だと思うし。

ある日、オーストラリアに在住のJさんという方からメールをもらった。
中にはマウスパッドの事が書いてあり、綺麗な画像も添付されていた。これが
また出来がいい!! 一目で欲しくなって、是非とも代理で買って欲しいとお願い
した。すると、このJさん。まったくの赤の他人だったにも関わらず、ふたつ
返事でOKしてくれた。まさに快諾。しかも、私の性格上、あるだけ買って欲しい
という異常な申し出にもOKしてくれ、翌日には全7種類あるマウスパッドを
買って来てくれた。そのうち2種類に関しては人気がありすぎて売り切れていた為、
わざわざ複数のお店をまわってまで探して来てくれるという気の配りよう。

その後のメールで紹介してくれたR2−D2のボディシャンプー。これまたかなり
キテいる作り。一瞬で欲しくなってしまった。私が騒ぐと、文句のひとつも言わず
探しにいってくれたJさん。本当にありがたい限りです。言葉になりません。

私の中で何かが変わったような気がした。インターネット上の付き合いなんて、
匿名性もあるし、居場所もわからないし、どんな人かなんて普通じゃ絶対に
わからない。にもかかわらず、こうやって誠意を持って接してくれる人がいる。
もっと冷たく乾いた世界だと思っていただけに、なんだか気持ちが軽くなった。

岡村靖幸ファンの方や、及川光博ファンの方からのメールも、意外に多い。私の
WEBページはそれほど充実していないにも関わらず、ちゃんと隅まで読んで
くれて感想を送ってくれる。こういう人たちは、それぞれがお金を払って
インターネットへ接続している。言ってみれば、お金を払って私のページを
閲覧してくれている。これって、なんだかすごいことなんじゃないのかなぁ。

一番すごいな、って思ったのはテトリスファンの人。たまたま知り合った人が
いるんだけど、その人の周りはテトリスの熱狂的ファンが多い。その人自身、
相当テトリスが好きみたい。その為にわざわざ遠路遥々遠征してきたりしてるし。
でも、普段普通に暮らしていたら、まず知り合う事なんて出来なかったと思う。
それもこれも、すべてはインターネットのおかげ。新しい感覚を手に出来る。

それとは正反対に、よくない人たちっていうのも、やっぱりたくさん登場してる。
よく掲示板とかの書き込みを見ていると、素人を馬鹿にしたような、玄人ぶった
書き込みを見かける。やれ「ログを見ろ」だの「自分で調べろ」だのって何様の
つもりだか知らないけど。自分が初心者だった頃なんてスッカリ忘れて、今じゃ
なんだか偉い人みたい。たかだかインターネット歴が長いだけで。別にその事
自体は大した技術でもないのにね。こういうの見てると、本当に頭に来る。
人が多くなってくると、おのずとこういう人たちも増えて来てしまうんだろうけど。

インターネットって、社会の縮図みたいに感じる。世間に酷い人や常識のない人、
ケンカっぱやい人や暗い人がいるのと同じものが、インターネット上にも当然
存在する。むしろ、そういう人たちと接触する機会はネット上の方が遥かに
多いと思う。だからこそ、いろいろな争いも起きるわけだし。匿名性がある分、
ネット上の方が、ずっとタチが悪いのかもしれないけど。事件とかもあるしね。

だからこそ、一般社会と同じように、自分をしっかり持って、ちゃんと考えて行動
すれば、もっともっと使いやすい世界になると思う。私も出来る限り、マジメに
考えて行動したいし、WEBも続けていきたいって思う。見に来てくれる人たちが
いる限り。その人たちにとって、少しでもプラスになればいいな、って思うから。


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