『AIR偽小説』

偽と書いてあるだけあって、こんなのを小説だと言ってたら、多分怒られます。
あるページで、4行小説なるものがありまして。
それを読んで“おおっ!!”と感動したんですが・・・。
どうも私が書くと質がぐんと落ちるようですね。
読まずにさっさと退散するが得策。さもなくば……(謎)
潔く戻りませんか?
つーかね……マジで面白くないんで、ほんと読まないほうがイイですよ(笑)


『4行小説』

往人
「唐突だが、ここで4行小説大会を開催する」
「各自何かするように」
「その間は俺が審査してるから」
「はあ、俺は何をやってるんだろう…」

観鈴ちん
「わ、いきなり出番っ!?」
「どうしよう、パジャマ姿だし、眠いし、遊びたいし」
「観鈴ちん、とりぷるぴんち」
「が、がお……」

晴子さん
「ウチがすることなんて特にあらへんわー」
「つーわけで飲もかー」
「あんっ?酒が無い?」
「なんでやねん!」

佳乃りん
「えっ?何かしなきゃいけないのぉ?」
「じゃああのね、あのね、お散歩っ」
「あたし、これが三度の飯より大好きでおまんまのくいあげなんだよぉ」
「でっぱーつ!」

聖さん
「医者らしく改造でもするとしようか」
「丁度いい実験体が近くに居ることだしな」
「心配するな国崎くん、一眠りしている間にすべては終わる。痛くない」
「…って、逃げるな!」

美凪さん
「……出番?」
「じゃあ……」
「読書します」
「……OK?」

みちる
「んに?もうしゃぼんだまをつくるっきゃないでしょ!」
「ふう~っ……」
「……わぷっ!」
「んにゅう……」

ポテト
「ぴこ~」
「ぴこっ、ぴこっ」
「ぴこぴこぴこぴこっ」
「ぴこぴこ?」

敬介
「何かをしろ、と言われてもなあ」
「あいにくと今は時間がないのでね」
「走る事だけで勘弁してくれ」
「では(しゅたたたたた……)」

神奈
「余達は特別出演じゃな。余が行うのはもちろん……」
「お手玉じゃ!!」
「目を見開いて華麗なる腕前をとくと目に焼き付けるが良い」
「よっ、ほっ……ありゃ?」

裏葉
「まだまだ修練が足らぬようですね、神奈様は」
「わたくしめは気配を消させていただきまする」
「(しゅっ……)」
「いかがでございましょう?」

柳也
「俺はクルミ割りでもするか」
「ここに取り出した一つのクルミを……」
「でええええい!」
「どうだ、見事に真っ二つだ」

往人
「なにっ、俺もするのか?」
「となると、やっぱりこれだな」
「(ごそごそごそ)」
「さあ、楽しい人形劇の始まりだ……」


≪終了後≫
観鈴「往人さん」
往人「なんだ」
観鈴「全然面白くなかった」
往人「言うな。俺もつまらなかった。俺が各々ツッコミを入れるべきだったんだ」
観鈴「それって関係あるのかな……。ところで、なんでこんなことやろうと思ったの?」
往人「天のお告げだ」
観鈴「?」
往人「まあなんというか、思わず言いなりになってしまった、ということだな」
観鈴「往人さんあやつり人形?」
往人「そんなとこだ」
観鈴「にははっ、いつもと立場が逆だね」
往人「なんでだ?」
観鈴「ほら、往人さんは人形を動かしてるじゃない」
往人「ああなるほどな」
観鈴「にははっ」
往人「それはともかく、次回は8行に増やしてみようと思う」
観鈴「わ、まだやるつもり?」
往人「心配するな。人選もしっかり行う」
観鈴「誰と誰がやるの?」
往人「とりあえず観鈴」
観鈴「他には?」
往人「………」
観鈴「往人さん!」
往人「大丈夫、俺が芸の道をしっかりと教えてやる」
観鈴「余計面白くなくなりそうな……」
往人「なんだと?」
観鈴「じょ、冗談だよ、にははっ。ところでもう終わろう。わたし眠い」
往人「オチがつかないからってだけだろうが」
観鈴「が、がお……」
ぽかっ
観鈴「イタイ……」
往人「では次回をお楽しみに!」
観鈴「全然楽しみじゃない……」


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