IC-71の概要
この無線機は、1970年より販売されています。1969年発売のCQ誌、10月、11月、12月号の「技術の窓」のコーナーに「トラン
シーブ・トランシーバーはこうして作られた」と言う題目で、KK井上電機製作所技術部より記事が掲載されている。
当時の技術で設計のポイントについて語られています。古いCQをお持ちの方は、再度、読み直しをすれ参考になります。電気的な
回路としては、真空管時代らかの基本的な回路で構成されています。機構構造面では、後の販売されるFT−620と大きく違い、しっ
かりした作りとなっています。
VFOのツマミとして、ジャクソンメカニズムの採用で、同調の取りやすい構造となっています。回転のスムーズさに改良を加えれば、現
代でも充分使用可能な構造です。