〜To Heart〜


あらすじ

 共学の高校に通う主人公。そこで生徒の女の子達と色々交流を深め、目当ての子とハッピーエンドを迎えてください。


 紹介コーナー史上最も短いストーリー紹介ですが、ギャル&エロゲーを知らない方でもご存知かと思われる定番中の定番スタイルなので、これ以上の字数は必要ないかと存じます。出てくるヒロインの数は12人。お約束タイプからちょっと破天荒タイプまで、選り取りみどりのギャルから一人、狙いを定めてチョイスして下さい。
 ……ってシステムの紹介も終わってしまいました……。ま、このスタンダードさが受けに受けたのか、リーフのサウンドノベル3部作内でもっとも評判になり、PSにも移植されアニメにもなり、売れに売れたゲームでもあるのです。その中で最も人気の高かったヒロイン・メイド女子高生ロボットのマルチは、今なお伝説となっているほど。ですんで、やっぱマルチ狙いでシナリオを進めていくのがオススメです。泣けると評判のこのシナリオをご紹介しますと、量産形メイドロボット(介護用)が発売されるに当たり、データ収集の為にプロトタイプが1体高校に放り込まれ、それが彼女なのですが、所詮この子は試作品。データを取り出した後は廃棄処分が待っている運命です。その短い間にスッカリ親密になり、廃棄前夜、お世話になったお礼に『今夜だけ、私のご主人様と呼ばせて下さい』と一夜を過ごし、次の朝、『私は消える訳ではありません。これから私の妹達が沢山頑張ってくれます』と彼女は研究所に笑顔で帰っていったのでした。この辺の別れシーンが実に泣ける展開で、マルチ人気が沸騰した理由と思われます。しかしいじったら固くなる乳首だの濡れてくる○○○だの、介護用ロボットに何故そんな機能が? それはともかく、以来マルチ人気に驚いた各方面より、『泣きゲー』が売れると定評され、Keyに代表されるようゲームの売れ筋は感動ゲーム一直線に突き進んでいくのですがそれはまた別の話ですので置いておきましょう。
 うーん……まあ、他のヒロインも何人かクリアして、感想としては『なかなかおもしろかった』としか言いようがないんですけれど、男性視点からは大変な良作だったのが評判のヒケツなようです。そこら辺りのポイントは主人公の性格に起因するらしく、特にこれと言って目立って優れているってんじゃないけれど、実は本気を出していないだけのダレ男で本当はやらせれば何でも出来るスーパーマン。その上女っ気はカケラもないけれど、女の子にかける気遣いは実にシャープかつスマート、というのが主人公の人となりとなっておりまして、コレが何でも『男はかくあってオンナにモテたい!!』という理想形らしい……です。お陰で作中主人公はモテモテなのですが、コレを望む男性諸氏は、ちょっと程遠い理想境かも知れません。何せ主人公の浩之くん、オマケに大変な美少年なんですから…(そりゃモテる筈だ(^^;))。