親子スキーのすすめ

 『親子でスキーを楽しむ』大自然のもと親子で汗を流す。何とも健康的でコミニケーションを取る手段としては最適でしょう。今回は生まれて初めてスキーを行う娘(小学校1年を)をモデルに “親子で楽しくスキーを!” スローガンにレッスンしてみましょう。

ゆうき です!モデル紹介
名前「ゆうき」
小学校一年生(7歳)
性格 人みしりが激しく引っ込みじあん
まだ生まれてから一度もスキーをやった事がないスパー初心者
今回父(私です)の趣味に付き合うことになりました。
「スキーいくか?」、「うーん寒いしどうしようかなぁ」
いつも優柔不断で1人で決められない子。
どうにか説得に成功!
レッツゴー

先ずは段取りが何より大切!

始めるには道具が要りますよねまずは道具選びから考えてみましょう
スキー
子供のスキーは身長と同じ位が基本で今回のように全くの初心者には少し短いくらいがいいでしょう。必ずエッヂの付いたものをお勧めします。

ジュニアスキー

ストック
長さが重要です。足の自由が利かない分ストックに頼ろうとします少し長めがお勧めです。
初心者が陥り易い前かがみ防止に有効です。

ブーツ
初心者には履き易いリアエントリーがお勧めです。(着脱が楽)ただし大きすぎるブーツを選ばないことです。疲労の原因になります。

 今回私は先輩のお子さんが使用していたモノを頂きました。子供用といえど値段が高いのでインターネットオークションや知り合いなどから譲ってもらう事をお勧めします。スキーに慣れることを前提に考えれば中古で充分です。その分リフト代に回しどんどん滑ってください。

当日の天気が大切

はじめてのスキーで天気が悪いと当日気がめいるばかりでなくスキーに対する印象を悪くし「二度と行きたくない」などと言いかねません。初日で全てが決まるのです。
前日から天気予報で晴れか曇りの日に行くことをお勧めします。

レッスン(1)

ストレッチ まずは準備体操、どのスポーツでもそうですが必ずおこなってください。特別なカリキュラムは必要ないですが5分位時間をかけて手首、首周り、膝を中心に行ってください。
別にスキーを付けてやる必要もなく朝のラジオ体操程度で結構です。
真面目にやることが大切です。

「ゆうき」は顔までストレッチ?(笑)



レッスン(2)

片足スキー スキーを付けていきなり始めると慣れぬ靴で精いっぱいなのに長いスキーでパニック状態に陥ります。
まずはストックだけ持って板を履かずに歩く練習から始めましょう。
少しずつ慣れてきたら片足のみスキーを履いて少し滑らせてみましょう。最初は誉め殺しくらい誉めてあげてやる気にさせてあげましょう。効果的なのは“叱る”より“誉める”です。注意するときも誉めてから(ここはいいけど、もう少しこうしてみようか!)です。
基本は『誉めてから注意』です。

やっぱり足元が気になるようですね。

レッスン(3)

凧作戦 実際に今度は滑らせてみましょう。
いきなり滑らせると転んでばかりなのでストックを持ち引っ張ってあげましょう。最初はゆっくり、凧を操るように引いたり伸ばしたり、バランスを取ってください。
慣れてきたら少しずつスピードアップです。



レッスン(4)

大人用スキーで 今度は1人で滑らせるんですがストックは大人用(写真は私のストック)で滑らせましょう!足の自由が聞かない分ストックに頼ろうとします。長いストックのほうが姿勢が崩れずに滑れて視界が高いぶん安心して前に進めます。


レッスン(5)

転び方 転び方の練習をしてみましょう。
できるだけ大げさにけやってみましょう。
転ぶ事は決していけないことではないということを教えましょう。
スキーをどの方向に向ければ立ちやすいかなど、自分も一緒に転んでやってみましょう。
つねに子供と同じ気持ちになっておこなうことが大切です。

「うーん・・・はでにやったなぁー」


レッスン(6)

一休さん あまり長時間の練習は集中力が失われますので適度な休憩を入れましょう。
身体を動かした後のご飯は格別のようです。
適度な休憩もレッスンのうちです。
聞き上手に徹して子供の話に耳を傾けましょう。
子供のいろんな一面がみえてきますよ(笑)

特別上手かったラーメンだったそうです(~_~)

レッスン(7)

プルークファーレン 随分さまになってきました。
今日生まれてはじめてスキーを履いたとは思えません。
あとは一緒に競争したり、ストック1本を股の間に入れ、こぎながら"魔法使いサリー”ごっこをしたりでした。

 途中「パパ上から滑って見て」と言われ私だけれリフトに乗って上まで、下では娘が見ています。
目一杯目立つ滑りをしたら「今度は自分もリフトに乗りたい」と言い出しました。

 「パパの言う事を聞いていい子でいたらな!」
「うん、約束だよパパ」
最近生意気になって私の言う事なんて聞かなくなった我が子。

ちょびっとだけ父親の権威を取り戻した日でした(^.^)

次回も楽しみです。


 

親子スキー(2)

 本日は「ゆうき」の要望に答えて?2回目のレッスンとなりました。前回は初めてにしては上出来でした。今回は天気があまり良くなく「雪の中でも滑りたい!」という要望に答えてのレッスンとなりました。午後から所用があったので午前中のみ約2時間の親子スキーとなりました。

レスッスン(1)

 スキーの持ち方
車から降りたら自分でスキーを運ばせます。
持ち方は写真のようにトップが前にくるようにバランス良く持たせます。
持ち方、歩き方は安全にゲレンデまでスキーを運ぶのに大切です。
 まずは服装&スキーの持ち方です。
しっかり教えましょう。

レッスン(2)

歩いて登ろう 自分の足で前回よりも高い位置まで登らせてみましょう。
体力を使うのでスキーを外してのぼらせてもOK。
登らせることに体力を使わせ過ぎると集中力を欠かせることになります。
“飽きさせず”に登らせることが大切です。



少しでも高い所から滑りたいようです。(笑)

レスッスン(2)

 滑る前の準備、しっかり足場を固めてからスタートする癖をつけさせましょう。
いきなりスタートせずに一呼吸おいてから。




スタート前はしっかりポジションチエックを!

レスッスン(3)

 直滑降、プルークをおりまぜどんどん滑らせましょう。
形をあれこれ注意せずに体で覚えさせましょう。


そこそこ急な斜面も降りれるようになりました。


レッスン(4)

ノーストック ノーストックで滑らせストックの必要性を教えます。
ただし、やり過ぎには注意です。
「ストックはなくても滑れる」と思い込むとストックを持ちたがらなくなります。
「ストックが無いと困る」くらいがちょうどいいのです。



おっかなビックリ!
「ストックかしてー」(~_~)



レッスン(6)

一休さん ちょっと一休さん。
降る雪が蛍みたいですね。

「そろそろやめようか?」(父)
「休んでから、もっといっぱい滑りたい!」(娘)

「よし、よし、いいーぞ」(~_~メ)




レッスン(6)

気分はレーサー 休んだあとスキーを履かずに急斜面を利用してイメージトレーニングをしました。
ポジションの確認です。

「カッコよく滑ってみな!」
「これでいいの?」




結構きまってますよね(゚o゚)




レッスン(7)

上がりすぎ? イメトレのやり過ぎ?
「もっと上から滑りたい!」
「おいおい、そんなに上まで上って大丈夫?」




「何かあったらパパが受け止める!」
「ドンとコイ!」



レッスン(7)

斜滑降 急斜面で斜滑降(斜面を斜めに滑る)をしてみましょう。
滑るよりも方向転換に苦労するはずです。
尻餅をつき、お尻を谷川(斜面の下側)にして山側(斜面の上方面)のスキーをパタパタ下の方まで回しましょう。
簡単に方向転換できます。

※山側にお尻を置くとスキーの方向が替えられません。
教える前にやってみてください。違いがわかります。

急斜面」でも斜滑降をり利用するとすんなりいきます。
滑ったあとでうしろを見せ
「凄いじゃないか、こんなに急なところを降りてきたんだぞ!」
オーバーに誉めてあげましょう。
「次はリフトに乗りたい!」
「よーし」

また一つ父の株が上がったではないですか(^.^)
次回は初めてのリフト・・・
おまかせください


親子スキー(3)

 今年も今日で終わり親子スキーも3回目を数えることになりました。
前回、「今度リフトに乗せてあげる」と約束した手前なにが何でも一回はと思い今度のツアーとなりました。

レッスン(1)

八の字養成グッズ耐水性の高いロープ 今回のレッスンに先立ち左の二つを用意しました。
スキーの先端を抑える「八の字養成グッズ?」&「丈夫なロープ」です。今回の頼もしい見方になってくれるはずです。

レッスン(2)

切符切り いざリフトへ!リフト券ホルダーは子供に付けさせましょう。
子供は切ってもらう事が楽しみなのです。リフトに乗るときは挨拶を忘れずに。
ここで大切なのがリフトのおじさんに「初めてなのでお願いします!」
大きな声で親の方が挨拶することです。
リフトを遅くしてくれるばかりか次回から注意して見てくれるようになります。
まずは親が大きな声で挨拶してお手本をみせましょう。
 乗せて貰ったら「ありがとう」を忘れずに!

レッスン(3)

初めてのリフト、緊張と高さで無口になってしましいます。
「パパが付いてるから大丈夫!」頼もしい父親を装い株をあげましょう(笑)
注意するのがリフトからのスキー、ストックの落下です。
揺らさず正しい姿勢で乗せましょう。最初が肝心です。
リラックスさせながらも締めるところは締めるです。


緊張の初乗り!
さすがに腰が引けています・・・




レッスン(4)

八の字養成グッズ 頂上のついたら“八の字養成グッズ”を取り付けました。
初心者の子供さんは力が無いのと不慣れが手伝ってプルークスタンス(八の字)を保持できません。これを付けると簡単に八の字が保持できるようになります。
使いかたは簡単でスキーの先端をはめ込み、ナットを回して固定します。可動式になっているのでテール部分だけを広げることが出来ます。
写真はスクールの物ですがスポーツ屋さんで2000円位で売っていると聞きました。ぜひお試しを!


レッスン(5)

猿回し攻撃 ロープをウェアーの上から巻いて“猿回し?”のように滑らせてみましょう!
よく子供を股に入れて滑ったり抱いて滑ったりするのを見かけますが非常に危険ですこのように距離をおいて滑らせましょう。
私はこのやり方で過去何十人ものお子さんを滑らせ「ワンワン先生と滑りたい」と多大なリクエストを頂きました(笑い)
一押しの「猿回し滑走」です。

リフト初乗りから自分のスキーのみで滑れます!
ネッなかなかのスタンスでしょ・・・(^。^)



レッスン(6)

「猿回し滑走」ではかなり親の方に負担がかかります。
何回か滑ったら休息を入れましょう

 今日のメニューは?
各種ラーメン450円、安い、味もいけますよ!
こんなスキー場ありませんよ(^。^)
食堂のおばちゃん達の心のこもった一品です。




どうやら「ゆうき」がスキーにハマッタ要因の一つのようです。



レッスン(7)

親子の絆 休息を終えて再び頂上へ・・・
体力勝負です。ドンドン滑らせましょう!






「パパちゃんと持った?」

「任せろ!ドンドンいけドンドン!」

親子の絆?


レッスン(8)

お疲れ 結局リフトに6回乗ることに成功しました!
本人もだいぶ満足の様子・・・


3回目にしては上出来です。
日々上達していく我が子・・・

日々深まる父と子の絆・・・
(そんなカッコいいものでもないか・・・笑)



付録

ポケモン

撮影:ゆうきカメラマン





デジカメ初心者のオヤジより上手いかも?