05-06試乗レポート 佐藤俊彦  (z109.219-121-68.ppp.wakwak.ne.jp)  
 
14-15日と、今シーズン初めてARAIへ出没してきました。高田公園の花見を兼ねて。
来期はセミファットスキーが1台欲しいと思っています。それに、どっちみち今の時期はザブ雪でしか滑れないので、セミファット系の板を中心に試乗してきました。
結果、すごい板と巡り会いました。来年のお買い物候補ナンバーワンです。以下、試乗した順番に感想を書きます。

(1)ノルディカ・HOTOROD MODIFIED(119/74/104,R16,170cm)
宮下デモが絶賛している板です。サンドイッチ構造でフレックスがかなり柔らかいのですが、粘りがすごくあります。板の作りもかなりしっかりしています。板の返りの強さと早さが適度で、かつ返ってくる方向というか角度が絶妙で、ターン前半がオートマティックに作れます。
来期からノルディカは全機種にクロスバランスシステムを導入しますが、この板にはアルミタイプのそれが使われています。
板を持ってみたところ174cmの後述するサロモンよりわずかに軽かったですが、このプレートの性でしょう。スタンドハイトもいたずらに高くなく、合理的な構造となっているので好感を持ちました。あの絶妙な返りは、このプレートの反発から生じている部分もあるのかも。
朝一から試乗したのでザラメとザブ雪両方の雪で乗りましたが、これほど激しい雪質の変化のなか、一定の感覚で滑れた板は過去ありません。
滑走感も非常に上質。スピードに対する対応性もあります。
単なるセミファットとは一線を画している性能で、これからの板の進化の方向を示していると思いました。

(2)サロモン・Scramber Hot Pilot(118/77/106,R17.5,174cm)
サロモンも来期セミファットに力を入れています。スクランバーシリーズだけで7モデルが用意され、この板が同シリーズのハイエンドモデルです。
フレックスはやや硬めですが、板そのものは軽量です。
大回りではいい感じですが、小回りはしづらい。ただ、フレックスさえもっと柔らかかったら全然印象も違うものになるともうので、この下のスクランバー9や8に乗ってみたいと思いました。
166cmというサイズもあるので、あえてこの短いサイズで小回り系オールマウンテンとして一般ゲレンデで使うのも面白いかもしれません。カービング小回りにこだわらなければ、こちらのタイプの方が汎用性が高そうです。
ちなみにk2のアパッチリコン(119/78/105,R18,174cm)と比べてみたら、k2はビンディング位置がサロモンよりかなり後ろでした。フレックスはk2の方が気持ち柔らかかったかも。板はk2の方が肉厚です。重心が後ろの板は好みではないので試乗はしませんでした。

(3)フィッシャー・AMC700 Railflex(117/70/104,R13,164cm)
今回ノルディカの次に好感を持った板です。とにかく良く回ります。ちょっとエッジグリップが弱いかなと思いますが、回転性がいいので、普段165cmを履いている人がワンサイズアップして170cmを乗るのもいいかもしれません。
手でたわませてみると意外と返りが早いです。滑走感にもそれは感じられ、スポーツモデルにしては俊敏な小回りができました。センターがかなり肉厚なので、プレート付きの上位モデル(AMC800)だとかなりスタンドハイトが高くなります。
あくまでも整地主体に滑る人はこっちのモデルの方がいいかも。(フレックスは同じ感じでした)
どちらも、軟雪ベースのオールラウンドモデルとして優れた板です。

(4)ヘッド・i.XRC1100(114/67/98,R13.3,163cm)
今期のデモi.RC SRF2の継続モデルです。今期の1100は来期11400と品番が変わります。
今期モデルは昨年同じ163cmを八方で試乗したのですが、フィッシャーと比較するため乗ってみました。
この頃はザブ雪もかなりひどくなっていたので、違いはよくわからなかったというのが正直なところ。センター幅がやや細い分だけ、少し板が潜るような印象がありました。回転性はAMC700の方が上かもしれません。
しかし、特にヘンな癖もなく、整地系オールラウンドモデルとして万人にお勧めできます。
尚、ヘッドの上級機種にはストレートのストラクチャーが斜めに入っていますが、その深さがサロモンのスクランバーに入っているそれと比べたらヘッドの方が深かったです。
ヘッドの板の滑走面の滑走性の良さは定評があります。私の試乗した板も、ARAIの上から下まで雪質の変化する中滑り降りたとき、一度もブレーキがかかることはありませんでした。(翌日自分の板・・・ロシのゼニス10Dで同じ時刻に滑り降りたら、下の方でしっかりブレーキがかかってくれました。やはりベースマークは入れた方がいいですね。)

雑記:今回乗りませんでしたが、ヘッドのDemo i.supershape CP13(120/65/105,R11.4,165cm)に好感を持ちました。ヘッドは来期サンドイッチ構造の板が増えます。同じサンドイッチのDemo i.SL SWに比べてフレックスが柔らかく、プレートもプラスチックで軽いので板全体の重量も軽く仕上がっています。(それにしてもなぜヘッドは来期デモ用モデルにVist Plateを導入するのでしょう。重いし、スタンドハイトも高くなるので、硬いバーン専用機と割り切ったらいいのかもしれませんが。)
また、ヘッドのサンドイッチ構造の板はエッジが極端に細いものが使われています。そのため、耐久性はなさそうです。
ノルディカのホットロッドと同じコンセプトの、ロシのZenith Z9とZ5も乗りたかったのですが、あいにく162cmしか置いてなかったためパスしました。Z9はかなり硬めでHot Pilotと同じぐらいな感じ、Z5がノルディカの先のモデルと同じ感じでした。長さが違うなかでの比較なので、正しくはないかもしれませんが。
でも、ロシのそれはデザインや質感が安っぽいんですよね。
ノルディカのサンドイッチ構造のSL系デモ板、Speedmachine 17.1も要注目。165cmのワンサイズ展開で、やはりクロスバランスプレート採用のため、板が軽量に仕上がっています。
[2005/03/12(Sat) 14:49]

エキスパートへの道 綾小路髭麻呂    
   
http://park12.wakwak.com/~wanwan/expert.htm
アップしましたね。
なにか技術的な質問があればワンワン先生か私にどうぞぉ〜。
ちなみに板は来期のディナスターです。
 
[2005/03/12(Sat) 14:49]

[236]Re: エキスパートへの道 ワンワン  (z180.211-19-77.ppp.wakwak.ne.jp)  
   
髭麻呂さん、どうもです!
ディナスターの来期版というのがいかにも・・・(笑)
板の質問もくるかもしれませんね。(~_~)
 
[2005/03/13(Sun) 09:27]
[237]Re: エキスパートへの道 佐藤俊彦  (z8.61-205-220.ppp.wakwak.ne.jp)  
 
お久しぶりです。2週間ぶりにスキーのコーナーを開いてみたら、エキスパートの道の更新が。すごい偶然。
おお、来期モデルのスピードオメグラスコンプ、履いているのは綾小路さんでしたか。
デザインがいいですね。来期モデルの同社の板の中では、バンシーコースSX(112/67/98)がよさげです。オガサカもこれと同じようなサイドカーブの板を来年出しますね。試乗感はいかがでしたでしょうか。
実は僕も最近某ショップから、試乗用に出荷された来期モデルの新品板を安く購入し(ロシのZenith 10D・167cm・116/68/100)、過去履いてきた板の中でもっとも気に入った1台となりました(今回の技術選では伊藤秀人さんが不整地小回り種目で使ったはずです)。なんでもできちゃう板です。ただし、デフォルトではエッジが噛みすぎたので、自分で4時間かけてチューンナップし、それからいい感じになったのですが)。
サロモンの来期demo10 2vも試乗しましたが、あれも恐ろしいくらいエッジグリップのいい、そしてやたら走る板でした。オールラウンドなサイドカーブとは裏腹に、170cmの長さだと小回りはできません。スキーセンターが今までの板より後ろめに設定されていることもその乗り味に影響していると思われます。フレックスも硬くなりました。従来のサロモンのイメージが覆されました。
板のサイズダウンも落ち着き、今度は幅広になっていく傾向が数年は続きそうですね。個人的に、今度は長めのミッドファットの板に乗ってみたいです。
 
[2005/03/13(Sun) 21:46]

[238]Re: エキスパートへの道 ワンワン  (z164.220-213-37.ppp.wakwak.ne.jp)  
   
佐藤さん、どうもです!
「エキスパートへの道」ご覧下さりありがとうございます。
板の関して凄いですよね、最近は自分はあまり試乗会へいってないので最近の板良くわからないんですよね。
板に関しては髭麻呂さんも凄いですよね(~_~)
 
[2005/03/14(Mon) 10:44]

 [239]Re: エキスパートへの道 綾小路髭麻呂    
   
佐藤さんこんにちは。
ディナの場合、例えばSLだと市販品を平板の性能に近づけるよう完成度を高めています。来期のオメグラは今期に比べプレートの構造を一新してよりトップのグリップが増して板全体の粘りが出ました。
自分は強烈グリップの板が好きで、強烈グリップの板を走らせる快感の虜です(笑)。
そのため自分の板を他人が掃くとグリップが強すぎて滑れない人が多いです。逆に言えば自分の履く板を自在に操れれば板のエッジに沿った運動をしていることになります。
反対に他人の板を履かせてもらうとグリップが甘すぎて滑りになりません(笑)
 
[2005/03/14(Mon) 16:52]

 [240]Re: エキスパートへの道 佐藤俊彦  (z55.220-213-24.ppp.wakwak.ne.jp)  
 
綾小路さん、こんにちは。
来期はロシのビンディングがフルモデルチェンジしますよね。ヒール部のプレートがそのために長くなり、ディナとロシのハイエンドモデルのプレートを比較すると、どちらも可動ビスの位置なども含め、似たような構造になっています。
少し軽量化もされると聞きましたが・・・
ディナの板で不満だったのはトップの捉えが弱い点でしたが、それが改善されたとなると、そして来期モデルのデザインはどれもいけてるのでかなり売れるかもしれません。
それにしても7時間連続で滑って疲れを感じないなんて、いやお若いですねえ。
今年はオフトレ、きちんとしようっと。
 
[2005/03/15(Tue) 10:30]

 [241]Re: エキスパートへの道 綾小路髭麻呂    
   
>>いやお若いですねえ

いやぁ〜〜〜(笑)、ワンワン情報によると歳は自分の方が佐藤さんより上です(爆)
でも、この歳になってもまだ年々上達するのがスキーのおもしろいところですよね。
今度是非ご一緒しましょう!
ブーツサイズが298ならお互いの板を履き替えることも可能ですよぉ。
あと、板はチューンナップの出来不出来で乗り味が大きく変わるのと板の個体差はかなり大きいので自分の場合は一番しっかりした板をもらうようにしています。
 




スキー試乗レポート・最終版 投稿者:カルロスサトウ 投稿日:05/03(月) 22:54  No.2237 [HOME] [返信] 
こんにちは。去る29日、アライへ行ってきました。お目当ては来期モデルの試乗。2台乗ってきたのでレポートします。雪の性質上、大回り主体での滑走になりましたが。(天気・晴れ、ド湿雪)

(1)ヘッド Demo i.RC SRF(170cm)
こないだ八方尾根で163cmを履きましたが、170cmだと張りの強さを感じます。特にブーツのつま先から前の方にかけて。そのため、雪の重さのせいもあるかもしれませんが、小回りは気合いを入れないと難しかったです。意識して前圧をかけていかないと板がまっすぐいきます。大回りでの安定性はやはり抜群でしたが。そしてキレも。Rは14、4mですが、170cmに限って言えばR16くらいに感じます。この板を買うなら163cmですね。これだけの安定性があるなら、ヘッドのGS板はきっと良いフィーリングかもしれません。

(2)エラン S12フュージョン(168cm、112/67/100mm)
結論から言うと、手持ちの板も含め、過去乗ったことのある板でもっともオールラウンド性が高いと思いました。これ一台でどんな状況でも滑れます。GSポールセットに入っても全然大丈夫だし、SLセットもオーケー。テクやクラウンの検定にも。長さも(フォルクルの6スターに乗ったときも感じましたが)170でなく168がもっともぼくにはしっくりきます。センターのたわみ具合、エッジの噛み具合(フォルクルの次にしっかり噛みました)、キレ度、安定性、全てのバランスがパーフェクトです。今日のこの雪でも違いがわかりました。きっと、真冬のコンディションなら軽快さも出てくるでしょう。
さきのヘッド同様の高速安定性がありますが、小回りもやり易いです。レスポンスの早さも適度かな。ただ重量はヘッド以上に重め(168cmの今年のモデルで3400g)で、脚力が要求されます。それだけに板のポテンシャルは非常に高いものがあります。フォルクル・6スター(こちらは168cmで3270gです)と長さもサイドカーブも似ていますが、センターのフレックスが出やすいのでこちらの方が乗りやすかったです。大回りでさえ、クロスオーバーがしやすい分、乗りやすく感じました。乗り味はサロモンに少し似ています。あれほど切れ上がってきませんが。といっても他社の基礎用板と比べたらこの板はやや硬めです。
この下にS10、S8とあり、だんだん柔らかく軽くなります。S10にも期待していたのですが、残念ながらS8と同じくらいの柔らかさで、S12とS8の中間というわけではなかった。SL用のPRO SX(165cm,114/66/102)も手に取り、フレックスを確かめてみました。このモデルは競技入門という位置づけですが、まるで鉄板でした。6スターよりさらに硬かった。

行く途中(前日)長岡の越後丘陵公園に寄り、チューリップ園を見てきました。この公園を訪れるのはこれが初めてでしたが、いやあ、いい公園ですね。羨ましい。手前にあるニュータウンもいい感じ。感じがバンクーバーの住宅街に似ていたので、ニュータウンにも立ち寄り、軽く一周してきました。カナダの家はコンクリートの塀で家を囲ったりはしないので(塀や垣根を設ける習慣がありません)、とても開放的な景観です。土地に占める庭の面積も広いし。その点、長岡ニュータウンは残念ながら周囲の丘の緑とは裏腹に、あまり緑はありませんでしたね。とはいえ、全国的には環境的に恵まれている方でしょう。こういうところに豪邸でも建てたいですね(笑)。
ロシニョール来期モデル試乗会レポート 投稿者:カルロスサトウ 投稿日:03/07(日) 21:49  No.2057 [返信] 
金・土・日とわかぶなスキー場でロシの試乗会が開催されており、昨年に引き続き本日参加してきました。なにせ吹雪の中での試乗だったので、軟雪での性能しかわかりませんでした。板のサイドカーブはバンスポどっとcomさんのところで紹介されているそれと一部異なっていますが、こちらは板に刻印されていた数値なので、こちらが最新です(ファイナルではないようです)。

(1)8S OVERSIZE(165cm,118/67/104,R13)
小回り系の板はトップが大幅に幅広くなります(各メーカー同様の傾向)。全ての小回り系モデルのフレックスが大幅に柔らかくなっていました。この板は今年の9DOXより柔らかいです。返りもおとなしめで、べたっとした感じで雪面に張り付き、きれいな弧を描いて回ってきてくれます。体重の軽い人向き、或いは今日のような新雪向きかな。癖もなく、扱いやすいです。
(2)10DEMO OVERSIZE(157cm,118/66/104,R11)
実質的に8Sの上の9Sと中身は同じです。9Sがなかったのでこれに乗ってみました。フレックスはちょうどいい感じ(ディナのSPEED OMEGRASS10と同じくらい)。乗り味は9DOXとよく似ており、9DOXの小回り版といえるでしょう。8Sよりトップからテールまでエッジグリップがきつく、軟雪下でもズレは最小限でした。堅い雪だと食い込みすぎるかも。従来のロシの小回り系の板は瞬間的なエッジングで(板の反動を利用して)エッジを切り替えていくような乗り方が要求されていたと思いますが、来期のそれはターン始動期から仕上げまでエッジがグリップしていくので乗り味が変わります。安定感が増しました。ぼくならこれの165cmを選びますね。
(3)10DEMO ALTIMATE(165cm,118/65/104,R12)
サンドイッチ構造の板です。板の重量も重く、スイングウェイトも一番重かったです。板を押してみると前半部の方が後半部より極端に柔らかいです。もともとロシの小回り系の板はそのようなフレックスバランスになっているらしいですが、この板はそれがはっきり出ています。硬めの後半部も他のメーカーのSL板と比べたら柔らかい方かも。スイートスポットが狭い感じで、ぼくはうまく乗れませんでした。(ひとつ気づいたのですが、滑走面にこのモデルはダブルクロスのストラクチャーが入っていました。そのせいかどうかわからないけど、滑走性は他の板より良かったです。)ただ、今日のようなバーン・コンディションでは性格がよくわからなかったというのが本音です。よって評価保留です。
(4)ディナスター OMECARVE10(165cm,116/64/104,R12)
今日履いた板です。先日オークションで格安で購入。(同時にオガサカの板を売却。高く売れたのでむしろ黒字になりました。)サイドカーブがよく似ているので乗り味の違いに注目していました。ディナの方が軽い乗り味です。エッジグリップがマイルド。でも、踏んだときの瞬発力はこちらの方がありますし、高速安定性もこちらの方があるかも。重めの板ですが、スイングウェイトは軽いです。マーケットでは売れてないようですが、ぼくはスピードカーブ以上に気に入りました。
(5)オガサカ KS-FT(165cm,111/65/101,R13.3m)
アイスバーンで使ったら叩かれまくられました。軽量の板で、プレートもプラスチックなので基本的にアイスバーンには不向きですね。購入後知ったことですが、軟雪下での性能重視のため、エッジの素材にヨーロッパのメーカーが採用しているのより柔らかめの金属を使っているそうです。ソールも同様。確かに2時間ばかりのアイスバーンでの滑走後エッジを見てみたら見事に摩耗していました。ウイスラーの硬いバーンで使いまくったスピードカーブよりも。硬いバーンでの性能の方をぼくは重視しているので売却を決意。この板に乗るなら純正プレートは付けずに、マーカーのピストンコントロールのビンディングを付け、センターのフレックスを出しやすくした方が長所を引き出しやすいと思います。

総括:ロシに限らずアトミックやフィッシャー、ヘッドなど、年々フレックスを出しやすい板に改良してきているようです。フレックスは柔らかく、しかしトーションはそれなりに硬く。ロシとアトミックの来年の小回り系モデルは性格が似ているなと思いました。


Re: ロシニョール来期モデル試乗会レポート ワンワン - 03/08(月) 20:24  No.2058 [HOME] [削除]

カルロスサトウさん、レポートありがとうございます!
カルロスさんのレポート好評ですよ。
カルロスさんのレポートを元に昨年スキーを買った方もいます。
我々スキー教師の間でも人気のレポートですね。
「せっかくなので試乗会のコーナーも作って見ては?」という意見もで出るくらいですからね。
ロシュは来シーズンも注目ですね。
今年から試したツインチップもなかなかいい感じですね。
来期は更に洗練されるのかな?
フォルクルもちょっと興味があるんですよ・・・
レース用のひら板は流石に自分にはきついんでスラロームのデモ用も面白そうですね。
フリーライド系の板も一つ欲しい感じもするけど予算が取れませんね〜(笑)
スキー学校も後検定会を残すのみ・・・
これからが私のフリースキーシーズンですね。


Re: ロシニョール来期モデル試乗会レポート カルロスサトウ - 03/08(月) 22:00  No.2059 

実は先日、フォルクルのP60 SC RACING(165cm)に半日乗る機会がありました。SLレース用の板では最も本格的な性能を持つ板でした。Skier誌上のSLタイム計測テストでは、確かアトミックに次いで平均で2番目に早いタイムをたたき出したのがこの板です。ゲレンデのフリースキーではなにせ反発力と返りが早すぎるので身体が遅れがちになります。アトミックのそれを少し柔らかくした感じで、板も軽めなので操作性はよいのですが。ただ、よく言われることですが、フォルクルは金属的な滑走感がありますので、この辺で好き嫌いが分かれますね。私はしっとり系の感じが好みなのでパスですが。あと、センターのエッジグリップはやはり強いです。アイスバーンでも切れまくるでしょう。値段が高いのも欠点でしょうか。
ロシのセパレートされたプレートはそこそこフレックスが出るので、なかなかいい感じでした。安定性とセンターのフレックスを出すのと、相反する要素を高次元で両立させています。来年のロシはエッジプレッシャーが長くなるので、もちろんチューンにもよるのでしょうが、状況によってはラインの修正を途中で変えにくくなるきらいがあるので、ややビベリングした方がオールラウンド性を重視する場合はいいかもしれません。なんでもロシは1年おきに小回り系と大回り系の板のフルモデルチェンジをするみたいで、来年は小回りの年だそうです。来年のロシの小回り系の板は確かにお勧めです。
デザイン上、かなりのサイドカーブがあるにもかかわらず、わりと細く見えるのでとっつきやすそうです。


Re: ロシニョール来期モデル試乗会レポート カルロスサトウ - 03/08(月) 22:06  No.2060 

補足ですが、来年のアトミックの板の詳細が次のサイトにアップされました。http://atomicsnow.jp/
来年大幅にデモ用の板がラインアップされます。どのモデルもフレックスが思い切り柔らかくなり、名実共にフルモデルチェンジされます。
オガサカ来期ニューモデル 投稿者:カルロスサトウ 投稿日:02/21(土) 21:13  No.2021 [返信] 
毎度です。板オタクの佐藤です。
本日胎内へ行ったら、スキースクール前に来期モデルの一部が置いてあったので話を聞いてきました。
既にネットではここ2,3日の間に各社の来期モデルの情報が散見されるようになりましたね。(サロモンはまだ)各社に共通していえることはデザインが非常に優れていることと、デモ用の板が大回り用、小回り用それぞれにラインアップされ、充実してきていることです。個人的にはフルモデルチェンジで柔らかくなったアトミックとフォルクル、ヘッド、フィッシャーに注目しています。また、サンドイッチ構造を採用しているメーカーも増えました。
ところでオガサカですが、こちらもご多分に漏れずデザインが向上し、どのモデルも共通のデザインが採用されていました。
今日見たのはTRIANシリーズ、UNITY、KC-RV、KS-TRなどですが、サイドカーブが変わるのはTRIANのSL用のみ、あとは継続です。しかしながらどのモデルもセンターに厚さ2mmくらいの薄い振動吸収シートが配され、表面仕上げが(言葉で説明するのは難しいのですが)変わりました。少し離れて見るとアトミックのレース用の板の蛇皮のようなでこぼこのあるデザインに見えたのですが、近寄って見るとかすかにざらつきのある程度で、光沢のないシックな色合いのそれになっていました。聞くところによると表面シートを変えたことにより、ややマイルドな味付けになっているとか。やはりこれも振動吸収に一役買っているようです。
来年はGS入門用の180cmの板を買いたいと思います。今年のモデルは既にほとんど売り切れており、来季に期待です。デモ用の大回り板でレース入門に使えそうなモデルが来期は大幅に増えており、21m規制にかからないレース入門用の板にするか、デモラインの板にするか選択に迷いそうです。


Re: オガサカ来期ニューモデル ワンワン - 02/22(日) 18:28  No.2023 [HOME] [削除]

先ほどスキー場でヨーロッパカップへ出場の親松君のスーパーG用の板を私の師匠が何とかあらゆるツテを辿ってGETした話で盛り上がりました。
209センチです!
FISサイドカーブ規定の影響はいろんなとこにでてますね。
師匠が今期150センチの9DOXを買ったんですが、「流石に短過ぎたかなぁ?」といっていました。
改めて板の特性が長さによって大きく変わるんだなぁ・・と感心してました。
自分も来期フォルクル&サロモンも気になりますよね。
長年ロシュを乗っているので自分の中でロシュの信頼度はかなり高いです。
迷ったり、ハズレなしならロシュですかね。
良くわからないのがロシュと同じくらい長く履いているフィツシャーです。(笑)
今はあまり買う気にはならないかな〜(笑)
アトミック2004-5ニューモデル試乗レポート 投稿者:カルロスサトウ 投稿日:02/15(日) 00:25  No.1997 [返信] 
本日胎内へ滑りに行ったら、ICIスポーツさんが試乗会を行っておりました。
アトミックのニューモデルがあったので早速試乗してみました。(他社の板も多数あり、幾つか乗ってみました。)

(1)アトミック
デモ用とレース用の板がありました。デモ用の板はオールラウンド系と小回り系がラインアップされ、デザインが大きく変わります。白っぽいグレイに青と黒のデザイン。すごくいかします。来期のフィッシャーといい勝負。飽きの来ないデザインです。表面はレースモデル同様、蛇皮のような仕上げです。フレックスが大幅に柔らかくなり(ロシの9DOXと同じくらい)、乗りやすくなりました。ただ調整用プレートのせいかスタンドハイトがかなりあり、足元がしっかりしすぎている気がしましたが。
オールラウンド系は104-65-96(160cmでR15)、小回り系はトップが118(あとは失念、160cmの板でR11)でした。ちなみにフィッシャーもロシも来期のそれはトップが117-118mmになります。各社同じようなサイドカーブになります。
160cmでも高速安定性は抜群、エッジグリップの良さはもちろんですが、今日のような湿雪でもそこそこずれてくれました。でも、エッジを少しダリングしたいところです。総合的にはなかなかよかったです。

(2)サロモン・エキップ10 3V(165cm)
トップシートのメタル素材のせいか、からからと乾いた音がするのが好みの分かれるところ。フレックスも柔らかく、意外と乗りやすかったです。返りも思ったより強くありませんでした。165ならオールラウンドに使えますが、やはりこの板に乗るなら160cmがいいでしょう。エッジプレッシャーが長いため、165だと湿雪で鈍重な感じになります。個人的にはアトミックの小回りモデルの方が良かったですが。

(3)VOLKL SUPERSPORT★★★★★★(161cm)
エッジグリップがとてもしっかりしている板です。やや幅広のプロフィールなのでオールラウンドに使えます。ただ、乗りこなすには脚力が必要でしょう。エッジをダリングすればさらに乗りやすくなると思います。

今日はオガサカのKS-FTに乗っていたのですが、雪がびちゃびちゃになってくると雪面からの反動を大きく受ける感じで、とくにテールに引っかかりを感じました。春スキー専用板が1本欲しいところですね。




Re: アトミック2004-5ニューモデル試乗レポート ワンワン - 02/15(日) 09:19  No.1998 [HOME] [削除]

カルロスサトウさん、レポートありがとうございます!
昨日は天気が良くてバーンが緩んだかも知れませんね。
フォルクルは以前からエッジの調節をしかっかりやらないと上手く乗れないというのを聞いたことがあります。各メーカー癖があるんですねぇ〜♪

私が今期チョイスしたロシュの9DOXなかなかいいですよ〜。
ツインチップ、これから熟成されてくるんでしょうかね?
来期限定で販売されるデモ用のSL・・・
たぶん手に入らないだろうけど・・・
乗って見たい気もします。


Re: アトミック2004-5ニューモデル試乗レポート カルロスサトウ - 02/15(日) 12:31  No.1999 

追加情報ですが、会津坂下にあるばんだいドットcomさんのHPに、来期ロシニョールのデモ・レース用の板の詳細な試乗レポートが掲載されました!
確かにデモ用の限定モデル、よさそうですね。耐久性はないそうですが。どのモデルもデザインがよく、来期は各社デザイン競争ですね。う〜ん、悩みそう・・・(国産のオガサカもよほどデザインに気を配らないと売れなくなりますね。嶺村さんもアトミックにチェンジしたし・・・)


Re: アトミック2004-5ニューモデル試乗レポート ワンワン - 02/15(日) 18:39  No.2002 [HOME] [削除]

うーん、デザイン的にもカッコいいモデルが・・・(笑)
視覚、所有する喜びみたいな部分も大切ですよね。
迷うなぁ〜(笑)
まぁ来年の話をすると鬼が笑いますかね(笑)
速報・2005フィッシャー社ニューモデル 投稿者:カルロスサトウ 投稿日:01/31(土) 23:35  No.1939 [返信] 
今日、胎内でフィッシャーの来期モデルの板に試乗してきました。私のレポートが全国でも最速でしょう、なぜなら試乗会は胎内が皮切りだからです。
フィッシャーの板は来期、大幅にモデルチェンジします。まず、テクニカル系の板でシニオがなくなり、代わりにRXシリーズが登場します。
サイドカーブも大幅に変更になり、ややスリムとなるため、オールラウンド性が高められます。来期モデルはレーシング系のそれも含め、デザインがとても良くなります。今年の各メーカーのそれと比較しても、最もハイセンスな部類にはいると思われます。
(1)RXシリーズのトップモデルはロシやサロモン同様、大回り系の板と(RX10)小回り系の板(RX10s)に分かれます。サイドカーブはそれぞれ(112-66-97)と(118-66-99)です。
(2)その下位モデルにRX6(111-67-96)とRX4(111-67-96)があり、140cmから170cmまでラインアップされます。RX4の方はメタルが入っていないとの事です。
(3)今年ニューコンセプトの板として発売されたGX9とGX7は継続して販売されます。
(4)レース用の板もサイドカーブが変わります。SL用のRX4WC.SCで(118-66-99)とトップとテールがスリムになり、汎用性がやや増すかと思われます。

片っ端から試乗しましたが残念ながらどの板もエッジがびんびんでエッジがかみすぎ、板本来の乗り味はわからずじまいでした。そんな中で、GX9(165cm)はズレとキレ、フレックスのバランスが絶妙で、ここ2年間に試乗した板の中でもトップランクに入れたいほど最高の乗り味でした。高速ではややズレ幅が大きくなりますが、下越のスキー場ではこの辺の性能がベストかと思われます。
エッジのチューンで板の性能は極端に変わるので何ともいえないのですが、RX6が(ややエッジを垂らせば)真のオールラウンド板として高い評価を与えられるのではないかと感じました。センター幅66-68mmぐらいが雪質を問わず滑るセッティングだと思うからです。
フィッシャーの他にも旧モデルではありますが、石井スポーツ提供の各社の板がおいてあり、時間の許す限り乗ってみました。でもエッジの状態がまちまちで、いいなと感じられた機種はありませんでした(ズレまくりのサロモン、CROSSMAX10にはがっくり)。
今日は自分はディナのスピードカーブ(170cm)を履いていたのですが、結局これが一番良かった。継続されるモデルというのはやはりいいものがあります。自分の板の良さを再確認した試乗会でした。(もう、浮気しません)


Re: 速報・2005フィッシャー社ニューモデル ワンワン - 02/01(日) 08:19  No.1940 [HOME] [削除]

カルロスサトウさん、レポートありがとうございます。
もうこの時期に試乗会とは早いですね。
まさに全国初ですね〜。
フィシャー大幅に変わるんですね。ここ数年のスキー板の進化は物凄いものがありますよね。1年で全く別モノの板に変身ですよね〜。

>継続されるモデルというのはやはりいいものがあります

おっしゃる通りこれだけ目まぐるしく変わるなかで継続されるモデルは出来がいい。そう思って間違いないですよね。
板のチューンナップでも変わってくるのでなかなかこれだ!という板に出会うことは少ないですよねぇ〜。

また、レポート期待していますよ〜♪