ほのちゃんの野菜畑 http://park12.wakwak.com/~tkt/

果菜類のその他



Q トマトやなすが枯れるが対策は?

A 土壌病害の可能性が高いです。

葉が青い状態で先端部から萎れ始め、やがて枯れるのは青枯病で、下葉から黄色くなって枯
れるのは萎ちょう病系です。どちらも土壌病害なので、枯れはじめたら対策はありません。残
念。このほか各種土壌病害がありますが、長くなるのでやめときます。

 次年度の対策としては、@4年はなす科を連作しないA接ぎ木苗の購入B基肥にガス発生
の恐れのある有機物を使わない(例:コンポスト堆肥の未熟なもの。乾燥ケイフン・トンプン・
魚カスなど)。有機物を入れる場合は完熟した堆肥が良い。C夏季のマルチ除去と敷きワラ
による地温低下D排水不良畑は排水溝掘りを徹底する。E多窒素栽培を避け、定期的に追
肥で補う。F前年に使った資材から感染することがあるので注意する。G土壌消毒はハウス
など栽培地が限定される場合行うが、地表下30cmくらいしか消毒できないので、効果が不安
定で費用が高い。
などが考えられます。

 ちなみに石灰をふりかけても予防効果はありません。家庭菜園でのおすすめは袋やプラン
ター栽培なら枯れにくいので、毎年枯れる人はチャレンジしてみてください。また自分でトマト
の種まきする場合、サカタのタネの「瑞栄」は青枯れに比較的強いです。

 2002年春、「多木化学」という会社から、「予防接種」の考え方を応用した「弱い青枯
病菌入りの育苗培土」が発売されるました。「セル苗元気」といいます。この育苗培土を使う
と、苗丈が2〜4割ほど低くなるほか、青枯病の抵抗性を増すことが出来ます。環境にもやさ
しいあたらしい対策として注目されています。


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