スパークプラグを交換してみました


ちょうど自動後退で安売りしていたので話題の イリジウムプラグに交換してみました。
どちらかというと低速のトルクアップを狙って熱価は変えずに6番相当品を選択しました。
ちなみにプラグを買った自動後退でプラグ交換作業の料金を確認すると水平対向エンジン ということで断られました(^_^;

エンジン本体に触る作業ですので乗車後はよく冷ましてから作業を始めましょう。 まずは左サイドから。エアインテークダクト、エアクリボックス上蓋側、 エアフロ、サクションパイプをはずします。エアクリボックスをはずす時は このコネクターも邪魔になるんで ステイごと一緒に根元からはずしてしまいます。
エアクリはゼロスポーツのサクションパイプごとはずしました。 奥に見えるのはアイフェルのエアクリです。 交換してからまだ3,000Km弱しか走っていませんがエアフロにも問題は おきておらず調子も良好です。
エアクリボックスの下側もはずします。一部にははずさなくてもできる という情報もあったのですが、自分にははずしたほうが作業し易すそうだったので 結局はずしました。ただし、これを留めている2つのねじのうちの奥側のやつを はずすにはレンチにかなり長いエクステンションが必要になります。 自分の場合は、ちょうど真上のスペースに コールバックサイレンが 取り付けてありがあり、斜めからレンチを突っ込まなければならなく、 こんな感じでエクステンションと ユニバーサルジョイントを継ぎ足して使いました。 ちなみに長いエクステンション(2本利用)が15cmで短いのが7.5cmです。
エアクリボックスがはずれてやっとプラグ交換の準備OKです。 間違ってダクト穴に物を入れないように注意しましょう:-)
ダイレクトイグニッションコイルをはずします。 12mmのねじでとまっています。ある程度緩めるとコイルが開放されますので、 ねじが抜けるまで緩める必要はありません。
ねじが緩めばコイルはスポッと抜けます。
プラグソケットに7.5cmのエクステンションをつないだ状態でプラグにセットします。 ラチェットを後からつないでプラグを緩めます。手で回るようになったらラチェット のみはずしてプラグソケット+エクステンション部分だけを使って手で回します。 最後までラチェットを使っているとラチェットがはずせなくなります。 プラグソケットには磁石つきの16mmプラグ用のものを使いました。磁石つきのものは 落とすと中の磁石が割れてプラグ装着時に破片が付着しスパークの要因になったりするので 扱いには気をつけましょう。
ノーマルとイリジュウムとの比較です。 今までのプラグ(約1万キロ)もいい焼け具合のようです。 標準プラグはNGKのPFR6Gです。

ガスケットつきの新品プラグの場合、手締めで着座してからラチェットで1/4〜1/2程度さらに締め付けます。 くれぐれも締め付けすぎてシリンダーヘッドを壊さないように..^_^;

奥側はスペースが狭いので、コイルのねじをはずすときも最初にめがねレンチか ボックスレンチで緩めた後にボックスレンチのボックスだけ使って 手でじかにまわして緩めます。くれぐれも工具を落とさないように。 作業する場所の下をウエスで埋めておくとよいかもしれません。

取り外したパーツ類を元に戻して左サイドが終わったら とりあえず一服しましょう:-) まだ先は長いです。

次に右サイドです。最初にバッテリーをはずします。 バッテリー端子は必ずマイナス、プラスの順番ではずします。 バッテリーは非常に重いので持ち上げる前に気合を入れてから:-) バッテリートレイもはずすとシリンダーヘッドが前半分だけ見えます。
ウオッシャタンクをはずします。持ち上げる前にコネクタを2つはずすのも忘れずに。 はずしたタンクはヒューズボックスの上にのせておきます。 ただしそのままだと転がり落ちそうなんで紐で引っ張っておきます。
バッテリ側です。3本目ともなると交換するのも慣れてくるので問題ないでしょう:-)
でこちらが問題のウオッシャタンク側です。 スペースの問題でここが一番やりづらいですが、ここまでくるのに既に3本の プラグ交換を経験しているので(^_^;、時間をかけて落ち着いて作業をすれば大丈夫です。
ここのプラグ交換で一番問題になるのがこの縦に走っている黒い太いパイプです。 このパイプが邪魔になってコイルがはずせません。でも大丈夫です。 このパイプの取り付けをよく見るとビニールテープで巻いてあるだけなので、 迷うことなくテープをカットしパイプを横にずらしてスペースを確保しました。
コイルは取り付けられたままの方向で抜こうとするとシャーシに引っかかるので、 くるっと180度回す(上下を逆にする)と抜き取れます。 赤丸部分はテープをカットし横にずらしたパイプです。
先ほどのカットしたテープは除去し、変わりにインシュロックタイでとめておきました。 次回はこれをカットすればOK。作業後はバッテリーを長時間はずしたので 10分くらいのアイドリングによるECU学習を忘れずにやりましょう。

水平対向エンジンのプラグ交換は大変と聞いていたのでそれなりに覚悟をしていましたが、 実際にやってみた感想では思ったよりは難しくなかったです。 (作業を始める前にかなり気合を入れたせいもあるかも:-) 各種パーツの取り外しも経験のあるものばかりだったのということもあるかもしれません。 作業時間は慎重型の自分でも2時間程度ですみました。

で、イリジュウムプラグの効果ですがEUCリセット効果もありまだ正確には言えませんが、 そのことを差し引いても全回転域で多少トルクアップしたような気はします。 これが、7番とかにすれば高回転域での伸び方とかで体感できるんでしょうけど。

その後(2002/2)
取り付け後2ヶ月経過。なにもトラブルなし。 次回はEUC交換時に7番にしようかと画策中。

取付、分解等は自己責任でお願いいたします。不具合がありましても一切保証できません。


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