海の写真たち

つい最近目にした雑誌の写真の一部です。雑誌の名前は
「KAZI」というヨット系の雑誌なんです。まぁ、内容は
ほとんどがヨットに関するもの(当たり前か)なんですけど、
その中の連載ものとして載っているものなんです。10月号から
始まった新規連載なんです。写真がすっごくきれいで印象に残った
ものなので、みなさんに紹介したくて載せてみました。

ここの写真からでは全然きれいさとか良さとか伝わらないと
思いますので、興味を持たれた方は是非とも本屋さんへ足を
運んでみてください。10月号以降は、一年近くは続いていると
思いますから。きっと気に入ってもらえると思います。

上の写真の2枚はとても海とは思えない感じがしてきます。
左側はまるで宇宙みたいに見えますし、右も波打ち際とは考えられないです。

写真ではわからないと思いますので、掲載されている文章の一部を
ここへ載せておきます。以下は写真の文章の抜粋になります。


撮影ノート by Masaaki Ozawa

昔の家には必ず縁側があった。
僕はそこに立ち雨や雪の降る景色を見たり、親父の肩を揉んだり、
オフクロと陽だまりで御茶を飲んだ楽しい記憶がある。
浜辺とか渚とか呼ばれる砂浜は、なんだか家の縁側に似ている。
陸と海を結ぶ自然界の「縁側」に身をおく時、
人は古代から永々と流れる、何も変わらぬ時間に心を休めることができる。
情報の氾濫する忙しい日常の場から、
渚という非日常空間で見る波や雲や夕陽は、
人間世界の出来事など小さい小さいと語りながら、生きる勇気をくれる。
コンクリートとテトラポッドで、無残に固められてしまった日本の多くの海岸線。
やっと見つけた砂浜は、漂流物とゴミの山。
ファインダーから避けるのに苦労することしばし。
それでもまだ、僕たちの日本の海岸線には美しい砂浜がたくさん残っている。
夕陽に輝く波打ちぎわで遊ぶ、少年たちの元気な姿をレンズで追いながら、
この素晴らしい渚を、
未来の少年少女たちのためにも残さなければならないことを痛感する。
コンクリートも、テトラも、そしてゴミもない、
自然のままの美しい日本の砂浜を永遠に!


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