「江戸っ子っぽい?」

今回は身近な人の話。限りなくノンフィクションで一部脚色あり。

会社の先輩N氏と話をしていた時のこと。会社で会っている時の印象からは
普段の生活が全然想像出来ないN氏。話を聞けば聞くほど、よくわからなく
なってくる。その日も、話を聞いていて疑問に思って訪ねてみた。

「休日は何をしているんですか?」

「ん~、家で昼寝(もちろん、過大表現だとは思うけど・・・)」

「・・・・そうですか」

限りなく真実に近い冗談だろうとは思うけど、やっぱり謎だし気になる。

「買い物とかは?」

「あんまり。」

物欲が全然無い人。私とは超絶に正反対にいる人。現状が満足していれば
特別物欲がわかないなんて、かなりうらやましい。いつまでも尽きること
のない物欲をどうしたらいいのか、私は日々、悩みつづけているというのに。

「服とかは? どこで買うんですか?」

「あぁ、服は買うね。仕方ないから」

ここで、ちょっとビックリな展開へと進んだ。

去年の服は着ないんだよね、なんとなく」

「え?」

「なんかね、ダサいんだよ、自分的に。あ~、これ去年のだ、
古いし、ダサいや、ってなるから。だから、もう着ない

ほへ~、そんなの初めて聞いた~。なんかすごいカッコイイ?っていうか
なんとも表現できないけど。これまたうらやましい部分なんですよ。

よく「宵越しの銭は持たねぇ」っていう江戸っ子の言葉があるけど
年越しの服は持たねぇ」っていうのは初耳。そんなのもありなんだ。

私には相当遠い発言ですけどね。駄目なんですよ、本当に。なにしろ
私は物欲がすごいのに加えて、貧乏性。挙げ句にモノを捨てれない人と
来るから、部屋がすごいのなんのって。モノ、モノ、モノで溢れてる。

捨てられないんですよね、古くなったものでも。実際、私はモノを
ほとんど捨てない。邪魔になっても、一生使うことがないって確信できる
ものでも、とくかく捨てない。完全に壊れてしまったり、新しいものを
買ってきたとしても、滅多に捨てない。そのせいで、うち、ステレオと
いうかコンポセットが数セットあったりするし。これがイケナイんだけど。

服もたくさん残っています。衣替えする度に感じますからね。あ~、
これ捨てなきゃ、って。でもね、やっぱりとっておこう、とか思って
しまっちゃうんです。100%、っていうか10000%着るわけ無い
ってわかっている服もなかなか捨てられない。さすがに、破けたり、
穴が空いてたりすると「捨てようかな」ってなるけど。でも、それでも
結構決心が必要だったりする。この間、冬物を整理してて、8年ぐらい
前に買ったコートとか、上着がいまだにあってビックリしたし。今回は
心を鬼にして、頑張って捨てました。ちょっと辛かった。挨拶して捨てた

N氏は基本は3着ぐらいでループしているらしい。普通はそんなもの
なんですかね? 私はやたらと気にしてしまう性格なので、基本は
7着ぐらい。金曜日に来た服を翌週の火曜日ぐらいに着るのは、かなり
気が引けてしまいます。誰も気になんかしてないっていうのはわかって
いるんですけど、自分的になんか納得できなくて・・・。馬鹿ですね

もう少ししたら、春物を減らして夏物をメインにするんですけど、今回は
思いきってバリバリッと捨ててみようかな、とか思っています。何しろ、
ここんとこ数ヶ月で夏物を10着近く購入しているんですよ。それを考え
ると、去年までのやつの大半が2軍落ちするわけです。で、うちの2軍は
5~7年ぐらい前のやつまで含まれていますから、かなりの量があるん
ですよ。ここらで片づけないと、押し入れだけじゃ済まなくなるし、と
いうわけで、頑張ってみようかな、と思っています。なんとか・・・・。

さすがに、「年越しの服は持たねぇ」とはいかないけれど、
少しは部屋の整理をして、年相応の住まいにするつもり。



私信:Nさん、ネタの提供、ありがとうございますです。
そんなつもりじゃなかったですか? すみません。


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