私は人を見るのが好き。その人がどんな人で、どんな生活をしている
のかと、勝手な想像をめぐらすのが好き。いくらでも出来ちゃう。
歩いている時だって、前から来る人は観察してしまう。時間にしたら
ほんの数分の事だけれど、その間に勝手な想像をしてしまう。
すれ違いざま、その人の「残り香」を感じる時がある。
それは香水であったりシャンプーや整髪料のものだったりする。
「残り香」の情報量ってすごいと思う。キツめの香水なら、それっぽい
性格かな、とかほのかなシャンプーだったら結構ナチュラル好きかなとか。
別にこれは男性・女性問わずの話。実際、どちらも香水つけている
人って結構な人数いたりしますからね。私はつけませんが。
満員電車でいつめのオーデコロンのオジサンの側はキツイ。
別にその人に悪気はないんでしょうし、お洒落のつもりなのかも
しれませんけど、やっぱり辛い。すると、そういう人って
基本としてつけているだけかな、とか思ったりする。
逆にものすごい香水を振りまいている女性のそばもキツイ。
あれはあれで、逆にむせ返るような感じになってしまう。
きっとこの人は自己顕示欲がすごいのかな、とか自分に
自信があるんだろうなぁ、とか思ったりする。
ある時、たまたますれ違った女性から「スイカ」みたいな
香りがほのかにした。私はすごくショックだった。だって
一瞬でその香りが好きになってしまったから。
私は探しました。デパートとかの香水売り場にいっては
テスターで少しずつ検索。でも数種類嗅いじゃうと
鼻が鈍くなってくるので一回で検索できる量ってしれてる。
だから、がんばって通って通って探した。
結局、この「スイカ」の香水は発見しましたよ。
「イッセー・ミヤケ」のものでした。確か1万円ぐらい
だったと思う。三角錐の白い瓶に入ってた。
実際、街を歩いていると結構この香水の人がいることに
気がついた。意外にメジャーだったのに知らなかった。
ま、香水自体は数あれど、完全にメジャーなものは
数が限られていますからね。もちろん、誰でも知っている
ぐらいにメジャーっていう意味ですけど。
例えば、シャネルの5番とかね。
で、この間、久々に心を奪われる香りがありました。
これはまだ未発見のもの。
香りを喩えると「紅茶」かな。
全然想像がつきません。一体、どこにいけばあるのか
どんなものなのか。本当に香水なのかすらあやしい。
極たまに「残り香」として感じることはありますが
滅多にいません。よっぽどすれ違った人に尋ねて
みようかとも思いましたけど、さすがにやめました。
香水は個人をアピールする意味では結構意味がある
んじゃないかな、と思います。あんまりメジャーな
ものだと意味がないですけどね。ある程度特殊な
タイプだと「あ、いるな」とか思ってもらえるし。
昔、アルバイトしている時にいたんです、特殊なのが。
「バニラエッセンス」
この香りの人。これは男性。まだ香水とかに全然興味
のなかった私にはショッキングでしたよ。まさか、
そんな香りの人が世の中にいるなんて思いませんもん。
で、ある日、私がパチンコをしてたら、ほんわりと
バニラエッセンスの香りがしてくるじゃないですか。
(え? まさか・・・)と思ってみまわしたけど
彼は見当たらない。(ん〜、もしかしたら・・)
と思って裏側を覗くと、いるじゃないですか!
「ほんとにいたんだ!」とか思わず口にして声を
掛けちゃいました。「あ、こんにちは」とかって
ちょっと話してオワリでしたけどね。とりあえず
びっくりしちゃいました。なんてわかりやすい。
とはいうものの、上でも書きましたけど私は何も
つけていません。理由は気に入ったのがないから。
「紅茶」のやつがあったら、考えてもいいかも。
誰か知りません? 「紅茶」の香りの香水。