ダラダラ歩いても意味がないので結構早足で歩きます。
もともと歩くのは早い方なのですが、さらに早めに。
真冬でもうっすらと汗をかくぐらいのスピードです。
自分でも分かっているつもりですが、私はすごく短気。
普段は極力外に出さないようにしていますけど、かなり
短気です。自分の行いは決して正しいことばかりでは
ないくせに、他人の行動で間違っていたりすると
すぐに頭に血が上ります。短所のひとつだと思います。
で、そんな短気な私なので信号待ちが嫌いです。
出来ることなら止まりたくない。でも赤なら、当然
車などが来れば渡れません。そんな時、曲がることで
進むことが出来るのなら、その信号を諦めて道を
変えてしまうこともあります。それぐらい短気。
そんな私が今日は珍しく信号で止まろうと思いました。
別に深い意味はありません。ただ何となく。そこは
いつもなら当然のように信号無視して渡る場所でした。
でも、今日に限って守ってみよう、とか思ったのです。
時間にして約3分程度。いつもならイライラして
渡ってしまう信号を今日は珍しく待ってみました。
今日はなんだかとても天気がいい。空は青く澄んでいて
突き抜けるようです。吹き抜ける風もとても気持ちいい。
ふと、そばを流れる川面に目をうつせば、散った桜の
花びらがまるで天の川のように流れているのが見えました。
(そっか、もうスッカリ春なんだ)
そんな当たり前の事をあらためて感じました。
気づけば街路樹も緑の芽や葉でいろづきはじめています。
平日なんて、家と会社の往復で夜の街並みぐらいしか目に
しない私には、いつもの通勤経路の季節の変化がとても
新鮮な感じに受け取れました。いつもの道なのに。
急いでばかりをやめて、たまにはゆっくりと時間を
感じてみるのもいいかな、と思ったりしたのでした。