「4半世紀過ぎても」

めでたく26歳の誕生日を迎えてしまいました。これで私は
4半世紀以上この世の中に生きていることになるわけです。

19歳から20歳になるときは、結構精神的に大きく揺れました。
やっぱり10の桁がひとつ繰り上がるわけですから、気分的にも
結構特別な感じがしたわけです。成人式は出ませんでしたが。

25歳を迎えた時も結構複雑な気分でした。ついこの間に20歳に
なったと思ったら、あっという間に半ばです。このペースなら
あっという間に30だよぉ、とか思ったりしたもんです。

で、26。4半世紀を過ぎてしまったわけです。もう世間的には
立派な大人の部類に入るでしょう。基本的にはいい大人として
扱われ、当然しっかりしたものを求められる年齢なわけです。

ところが、実際の私の中身はどうなのか。確かに10代の頃に
比べれば、ある程度の成長は認められるのかもしれませんけど
根本的には何も変わっていないのでは、と心配にもなります。

相変わらずゲームが好きだし、オモチャも好きだし、ガラクタを
ゴソゴソと買い集めて、その中で暮らすのも好きだし。おおよそ、
世間的な大人の生活とはかなりかけ離れているような気がします。

実際の26前後の人間というのは、世間的にはどんな状態が
望ましいのでしょうか。どんな人間であるべきなのでしょうか。
いや、別に聞いてみたところでそうなるように変わる気はまったく
ないんですけどね。とりあえず、聞いてみたいような気がして。

でも、私的にはこのままがいいなぁ、なんて思っています。これでも
かなり大人らしくなったような気がしていますし。頭が固くなって
きたなぁ、って最近時々感じます。これが一番怖いことなんです。
私としては、いつまでも子供のような柔らかい頭でいたい、自由な
発想をいつでも忘れない状態でいたいんです。でも、最近、固く
なりつつあるなぁ、というのが正直なところなんですよ。

だからといって、ゲームをたくさんして、オモチャをたくさん
買ってというのも、また問題としては違うんですけど。

一つ事を純粋の楽しめなくなってきた、これが大人になっての
一番の変化です。もちろん、楽しめる人もいるんでしょうけど、
大人になって自由になるお金が多くなってきたせいで、欲しいものは
子供の頃に比べて格段に手に入るようになってきました。そのせいで
次から次へと欲しいものがくるので、一つのモノに集中出来なく
なってしまったんです。いまだって、同時に数本のゲームをやり
数冊の本を読んでしまう。どれもこれも欲しくて手にしている
ものだけど、同時に手に入っているので、どうしても集中度が
低くなってしまうんです。じゃ、一つずつやればいいのか、といえば
そうでもなく、そんなことしたら、ドンドンたまっていってしまう。

じゃ、終わったら買えばいいのに、というとそれも困る。だって
欲しいんだもの・・・・って完全に発想は子供で、買い方が大人と。

最近、また加速度的に物欲が大きくなっています。アレもコレも
欲しい、ってなりつつあるんです。さすがに、値段も高いものが
多いので安易に手を出すことはないんですけど、いつか絶対買うだろう
なぁ、とは感じています。こんなんでいいのかなぁ、と思いつつ
26歳の誕生日は過ぎていくのでした・・・・・。

やっぱ、宝くじとか当たらないかなぁ・・・1億あれば困らないのに。


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