最近、私生活がどうも滞りがちで。というわけで
堂々といまさらＷ杯ネタです．．．．．．。
ある日、会社の帰りに地下鉄のホームで電車を
待っていると、５０歳代と思しき「おばさま」の
集団がやってきました。「おばさま」達は
ちょうどよい具合に酔っているようです。
次の電車が来るまで、あと１０分ちかく。
「おばさま」達は、私の座っているベンチの
近くで固まって話をはじめました。
「そうそう、昨日の試合、見た？」
「見た見た、なによあれ、ねぇ？」
「岡田ってさ、どうも駄目よね。」
「城とかちゃんと見てなきゃだめなのに。」
「交代のタイミングとか、わかってないわよね。」
と口々にＷ杯の試合結果について意見が
ではじめました。私はつい見た目で判断して
しまったので、まさかこの「おばさま」達の
口からＷ杯の試合結果についての意見が
出てくるとは夢にも思っていなかったので
度肝を抜かれてしまいました。
「おばさま」たちは、日本代表のフォーメーション
からはじまり、各選手の動きひとつひとつまでも
話題として出し、意見をかわしていました。
必ず流れの節々に出てくるのが「私が監督なら」
でした。各「おばさま」達はそれぞれの作戦が
あって、それを実行すれば、日本代表は少なくても
ベスト８にはなれたらしいのです。
「おばさま」達のお気に入りは「城」選手。
なにかにつけ、「彼はよくやった」とか
「彼にしては上出来。まわりが駄目だ」とか
とにかく誉められ、フォローされていました。
ひとしきり、試合の結果についての討論が終わり
ちょうど電車がきました。半分半分でそれぞれ
方向が違うようです。バラバラと別れ始めました。
別れ際、「おばさま」達は、４年後のＷ杯に向けて
こんなことを言っていました。
「少なくても私たちが監督なら、優勝するかもね」
だってさ．．．．．．．．．．．．．．．．くぅ。
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