「必要とされたい」

この間、夕食をミスドで食べた。飲茶セットって
値段の割りに量が少ないというか、オナカにたまんないねぇ。
金額的には普通に店で食べるよりずっと上のクセして、
言うほど栄養もないしオナカも満足しなかったよ。

って、そんなことはいいんですけどね。その時に隣には
2人の女性がいました。片方は20代後半。片方は
20代前半っぽい感じ。どうも話の流れからすると
准看護婦らしい。准がつくと休日は働かなくていいのですカ?
いやいや、その若い方がそう言ってたもんでして。
私、その辺詳しくないのでちょっとだけ質問者だったり....。

その若い方は酷く悩んでいるらしい。それを
先輩へ聞いてもらっている、っていう感じ。

若い方をA、先輩をBとする。

A「私はね、もっともっと必要とされたいんですよ!」

B「うん、うん。わかる、わかる」

A「もっとね、自分には出来る事がいろいろと
あると思うんです。出来るんです!」

B「うん、うん」

A「今の病院では私の力が出せないんです。前にいた
○○病院では本当に働きやすかったんです」

B「うん、うん」

A「○○病院って、雰囲気がすごく
良かったんですよ。本当によかったなぁ」

B「へぇ、そうなんだ」

A「でもね、戻っちゃダメなんです。好きだった
人がいたから....優しくしてくれるから辛いんです」

B「うん、うん。わかる、わかる」

A「その人、すっごく優しくしてくれて....
必要としてくれるんですよね、ほんとに」

B「でも、辛いんでしょ」

A「だから、今、もっと仕事を頑張っていきたいんです」

B「そっか〜」

以上、7組の会話がありますが、隣にいた2人は
この会話を上から下へとなぞるという行為を延々と
繰り返してました。私が食事している間中、ずっと
この話題というか会話でしたから....。多少の言葉の
変化はあるものの、ほとんどこのまま。若い方は多少
酔っていたのかもしれない。大きい声だったし。

この先輩にね、私はほんとに感心してしまったんですよ。
だって、ずっとこんな感じですよ。聞き飽きても
くるでしょ。でも、そこでツッコム事もなく、ちゃんと
相槌うって聞いてるんですよ。優しさを感じましたよ。
私なら2回までは我慢するけど3回目でズバッと
突っ込んじゃうと思いますもん。人としての懐の広さなのかなぁ。

会社で後輩を苛めてばっかりいる私は、
到底辿り着けない領域でしょうなぁ(遠い目)


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