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 Tsubuyaki...(過去ログ)

 

 

2002/09/02
 

ちょっと前から放送予定として流されていた番組
NHK「地球・ふしぎ大自然」での
「ホント?人の漁を手伝うイルカ ブラジルの海200年の絆」を見ました!

なにげにイルカも結構好きだったりするうえに(^^*
「イルカが人間の漁を手伝うだ!?(^◇^;)」という時点で
すでにみることは確定していたようなモノ。( ̄▽ ̄)

さてさて、その内容とはっ!
200年もの長い間受け継がれてきた
ブラジルの小さな港街・ラグーナの漁師とイルカの共存です。

ここではイルカが人間の漁を助けるとともに、
人間の漁網から逃げた魚をイルカがゲットするという
協力体制になってるのですよっ!ヾ(≧∇≦)〃

街の漁師達はイルカが出てくると漁網を持って浅瀬で待機します。
沖の方からやって来たイルカは
魚の軍団を見つけるとジグザグに泳いで魚を浅瀬の方向に追いやります。
そのジグザグ行動を見たところで漁師達は
漁網をカチャカチャ鳴らして自分の位置を教えるようです。
そして浅瀬まで魚軍団を追いつめたイルカは
いっきに深く潜るのですっ!
それこそが「よーし!漁網を投げろ〜!ヾ(≧∇≦)〃」という合図で(^^;
その行動を見た漁師達は一斉に漁網をイルカの方に向かって投げるのですよ!

でも、魚もその辺は慣れてますからね〜。
たま〜に命からがら漁網から抜け出すヤツがいるのです。(・・)b
しかし?
漁網から逃れるようにピチピチ跳ねながら浅瀬を抜けたのはいいものの
沖ではイルカが待ってるんですな。
で、その危機一髪逃れてきた魚をイルカがパクリ。(^◇^;)
すなわち、浅瀬の方に導かれた時点で魚達はすでに死んでいるという。(^^;;;

これはどういうことかといいますと・・・

ソッコーで作った簡易海岸なので
テキトーくさいのはご愛嬌ということで。(;^_^A

海岸線がこのように浅瀬になっていて、
イルカが魚を威嚇して浅瀬の方に追いつめたとしても、
Bの範囲は魚は泳げるけどイルカは泳げない、絶妙な浅さなのですな。
で、イルカは、魚を追いつめたとしてもCまでしか行けません。
そこで、A地点で人間様が出迎えて魚を捕獲し、
運良く逃れた魚は「うわ〜!B地点はアブねーから一気にCまで逃げんぞっ!」
というようにイキオイよくピチピチ逃げるわけですな。
しかしそこには( ̄ー ̄)なカオをしたイルカ達が・・・

・・・ということで、
イルカから逃れた魚達は人間に、
人間から逃れた魚はイルカに・・・
という理想的な共存システムができあがったということなのです。
しかも、この共存システムは、
すでに200年もの間受け継がれてきているというからビックリ!

男の子のイルカというのは
2歳くらいになると親元から離れて行動するので
ママイルカからこの魚ゲッチュ〜なワザを娘に教えるわけですが、
これがまた面白いっ!ヾ(≧∇≦)〃
登場した女の子イルカは「シャッピーニャ」と漁師の間で名付けられていました。
ちなみに漁をできるイルカは全部で20頭くらいいるようですが、
それぞれに名前がついてます。
さらにいうと漁のできない家系のイルカもいます。
そのイルカ達は名無しのゴンベらしいです。(^^;
ちなみにシャッピーニャのママにも名前が付いているのですが
サクっと忘れてしまいました。(;^_^A
このシャッピーニャがまたお子ちゃまなもので
ママイルカが人間と漁をしてる間もバシャバシャ遊んでます。(^^;
ちなみに、近所の人間達がやっているサーフィンを見て
波乗りジョニ〜な遊びも覚えたみたいで、なかなか優雅に泳いでました。

シャッピーニャママもそろそろメシの捕り方を教育せねばっ!
ということでシャッピーニャを漁場に連れていくんですね〜。
でもやっぱり人間との連携がうまくいかずママイルカに任せっきり・・・。

しかし諦めてはいられません。
海に流れていた木の棒にじゃれているように見せ掛けて
しっかりと魚の捕獲の練習をしているではないですかっ!(^O^)
いや、たぶん、そうなんじゃないかな〜というレベルですが(--;)

そんなある日、親子揃って人間の待つ浅瀬に登場しました。
(っつーか、いつも親子一緒なのですが)
ママイルカの行動と同じようにシャッピーニャも泳いでました。
ママイルカと一緒に今日もお勉強かな〜と思わせたその時っ!(<●>Д<●>)

いつも一緒に行動しているシャッピーニャがママイルカから離れました・・・。
そして魚軍団を威嚇するようなジグザグな泳ぎに変え、
人間の待つ浅瀬の方へ・・・
いつもママイルカの隣で一緒に泳いでいただけのシャッピーニャがっ!
果たして人間との連携はうまくいくのかっ!?
「よーし!漁網を投げろ〜!ヾ(≧∇≦)〃」な合図はできるのかっ!?
果たしてシャッピーニャがどこまでできるのかわからないとはいえ
「シャッピーニャ、オレはココにいるぞ・・・」と漁網を鳴らす漁師・・・。
漁師達の間に息を飲むような緊張が・・・(;^_^A

そのときっっっ!!!!!(<●>Д<●>)クワッ
シャッピーニャはイキオイよく深く潜ったのですっ!
まさにママイルカがやっていた「漁網を投げろ〜!ヾ(≧∇≦)〃」な合図!

おぉぉ・・・シャッピーニャ・・・よくやった。・°°・(≧▽≦)・°°・。
この時点でワシはすでに滝のように涙してました(^◇^;)
思い出しながら入力してるだけでウルウルと・・・(;_;)

シャッピーニャ付近目掛けて投げられた漁網には
見事に魚が捕らえられていたからまたウルウル・・・(;_;)
ぬぉぉぉぉ・・・イルカ飼いて〜〜〜!!!ヾ(≧∇≦)〃
宝くじ当たってたらイルカ飼うぞ!

こうしてシャッピーニャは見事伝統を引き継ぎ
その子孫も、きっと人間と上手につきあっていけるようになるのでしょう・・・。
すばらしぃ・・・。・°°・(≧▽≦)・°°・。

 

しかし・・・・・
この200年続いてきたイルカと人間の共存に危機が訪れているのです。
その原因となっているのは私利私欲に支配された密猟者・・・。
密漁のために張った網(かなりザクザクしてるヤツ)で
このシャッピーニャママの家系にも犠牲者が出ているのです。
つまりはシャッピーニャの姉妹に犠牲者が・・・

自然体系のバランスを崩すのはやはり人間なのか・・・
と考えると、すさまじい怒りが込み上げてきますね。
ま、自分もその人間の一部なわけですが。

感動的な話を目の当たりにしながらも
人間が良くも悪くも賢くなりすぎたことに
なんか複雑な思いがよぎる気持ちです。