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 カラーコンタクトと空の色...
   
 

よく青のカラーコンタクトをしているという話を聞くと
「世の中青く見えてるの??」とか聞くヤツが世の中にはいっぱいいます。(^^;)
黒い瞳に青いレンズを付けても瞳は青く見えないことに気がつけば
そんなことは言わないでしょうけど。

ではなぜ黒い瞳が青くなるかというと、
コレが「空が青くて雲が白い理由」と同じだったりします。

上空の大気には、粒子とも言えない位ちいさな粒子がたくさん混ざっていて、
この粒子の大きさの違いによって
太陽の光のうち何色を通すかが違ってきます(レーリー散乱)。
はるか上空に散らばっている粒子(エアロゾル)は、
その粒子の大きさによって散乱させる光が違います。

空が青く見えるのは、
上空に「青をよく散乱させる粒子」が散らばっている時になります。
太陽が地表近くに沈むころには、
太陽の光はものすごく分厚い空気層を通過して地表に届きます。
このときには赤い光を散乱させる粒子も数多く含まれることがあるので、
夕焼けとなります。

また、雲が白い理由は、雲に含まれる成分(水や氷)が
太陽の光のほとんど全てを散乱するからといえます。

青いカラーコンタクトは、黒い瞳から青の光を散乱するように、
それに見合った粒子が混ぜられているということですね。