私の愛器自慢

BOSSA私的徹底分析

 

BOSSA私的徹底分析
<ボディシェイプ>

BOSSSAのベースには3つのラインアップがある。1つ目は自分が持っている 『OB』(自分が持っているのは2本ともOBで大のOBフェチ)で、最初見た時にはピンとこなかった(はっきり言って今一つだった)が、おかしなもので一度好きにな ると何とも言えない個性的なシェイプにはまってしまった。2つ目の『OBJ』はよりジャズべに近いがこれも個性的なシェイプに仕上がっている。3つ目の 『UJB』のシェイプはほとんどジャズベに仕上がっている。ボディといえば、とにかく抜群に軽い!今まで弾いたことのあるどのベースよりも軽く、いくら弾いていても疲れにくい。これはライブ時には本当にありがたい。某○トリエ○の ベースは思いっきり重たいアッシュの方が良い音がするというのを何かで見た記憶があるが、それを見事に覆してくれて軽いアッシュでも良い音がするということを証明してくれた。重度の肩こり持ちなので、一度BOSSAを弾くと他のベースが本当に弾けなくなってしまう。それから軽い割には比較的バランスも良く、ヘッド落ちすることもなく弾きやすい。

<サウンド>

最初にショウルームに行って初めて弾いた時に1番インパクトがあったのがOB だった。どっしりとした低音に、ふくよかな中音と、キラリとした高音の3つのバランスがとても良く、それまで持っていた悪い印象が見事に吹き飛んでしまっ た。サウンドのバリエーションはもの凄く豊富で、あらゆる音楽にこの1本で対応出来ると自分は思っている。実際にプロのユーザーでもジャズやフュージョンっぽいものから、プログレやロック、もちろんポップスまでジャンルを超えて使われている。購入を許してくれた嫁さん曰く、「もし、他のベース(OBJかUJB)だったら、そんなに他(メーカー) のと変わらなかったけど、OBは私が聞いても良かった!」。BOSSAを購入する時はパッシヴ派でYAMAHAのBB-LIMITED、BB-2000、BB-3000、BB-X、SB-1200S、G&LのL-2000(実はアクティヴなんやけどね)、FenderのJAZZBASS(60年スタックノブ、62年のネックに60年台後半のボディのコンポ)等などのベースを弾き歩いてきていて、「アクティヴのベースをもう弾くことはないやろ」と思っていたけど、BOSSAはアクティヴなのに変にアクティヴ臭くないところも気に入っ た。※実はパッシヴ派に行く前に、大阪のBTLのSOUNDTRADEのベースに5~6年はまった時期が実はあったが、そのアクティヴ臭さ(というか もっと暖かくてぶっといベースの音にだんだん惹かれるようになってきて)がだんだん自分の鼻についてきてアクティヴ離れしてしまったという経過があった。

<プレイアビィリティ>

一番良いところは、とにかく弾きやすいということ。いくら弾いていても疲れないというのが自分の印象で、その言葉の通りに買ってからはとにかく弾き続けていた。ネックのR(アール)が良くて、運指が楽に出来て、1弦から5弦までストレスを感じることなく弾くことが出来る。まだ弾いたことのない人は一度機会があれば弾いてみてもらえれば、その言葉の意味を実感してもらえる自信がある。ただし、自分の気に入っているOBは25フレットあり、スラップ時に人差し指の入るスペースが狭く弾きにくかったために、2本目を作ってもらった時には24フレット仕様にわがまま言ってしてもらった。そのおかけでスラップ時にも人差し指の入るスペースが広くなりとても弾きやすくなった。もう1つは1フレットの位置が若干遠く感じてしまうということで、これはもう慣れるしかないと思っているが、内心実は21~22フレットでいいからもう少し1フレットの近いネックを作ってくれないかなと思っている。それ以外の不満は今のところ思い当たらない。※実はそれがUJBなんやけど、ボディシェイプが違うのでそれがつらい!

<ライブ時気になりそうなこと>

ライブ時に失敗してしまったのがバッテリーだった。購入してから半年間交換していなかったが練習の時にまったく問題なかったので、そのままライブ当日にベースを持っていき、リハの際のサウンドチェックのベースの音が最初歪み気味だった時に気付けば良かったのだがすぐ音が戻ったためにPAの何か調子が悪かったのがと思い込んでしまったために、本番中に音が急に大きくなったり、硬くなってしまったりで散々な目(自業自得?)にあってしまった。アクティヴ回路を駆動させるのに9Vバッテリーが2つ必要としているので、ライブ当日には新品に交換してライブが終わったら元のバッテリーに戻せという自分の教訓が出来た。アクティヴとパッシヴの切り替えスイッチはないので、ライブ中にバッテリーの電力不足は要注意!(まぁ、初歩の初歩かもしれませんが…)