≪た行≫です


体育(たいいく)
ヨウメイが一番嫌う授業。大抵いやいやながら、花織達に引っ張られて受けに行く。
これが終わる頃には、彼女は必ずと言っていいほどグロッキー状態である。

体質(たいしつ)
その人が本来持っている性質。苦労はあるが、改善は可能だ。
例として、キリュウが暑さに弱いなどが挙げられる。

代償(だいしょう)
ある事柄を実行した際に、その代わりとしてしなければならない事柄。
例えば、一瞬だけ同化を用いた時のそれは消滅、である。
因果というものを狂わせるものほど、それは非常に大きくなる。

台風(たいふう)
熱帯性低気圧の中でも、中心付近の最大風速が毎秒17.2メートル以上のものをこういうらしい。
それは日本での呼び名で、他の場所ではハリケーンだのサイクロンだのがある。
ヨウメイももちろんこれを呼び出せるが、どうも台風らしからぬものでもそう呼んだりする。

タカリ
相手の弱みに付け込んで自分の好きな物を要求する事。
那奈に桃とアイスをタカったヨウメイはある意味勇気があるといえよう。

竹とんぼ(たけとんぼ)
クリスマスプレゼントとして花織がキリュウから貰った品。
年期が入ってる様に見えるのは、キリュウ特製のせいだろうか。

たー様(たーさま)
ルーアンの太助に対する呼び方。
乎一郎が主になるとこー様となるのだろうか?
そしてたかしが主になると再びたー様となるのだろうか?
また、花織が主になるとはたしてかー様となるだろうか?いや、ならないだろう。

太助様(たすけさま)
シャオの太助に対する呼び方。
いくらなんでもこんな呼び方をされて戸惑わない人は居ないだろう。
太助はもう慣れたに違いないが。

「達者で暮らせよ〜。」(「たっしゃでくらせよ〜。」)
漫才の被害に遭っている七梨家において、家から逃げ出す際に那奈が太助にかけた言葉。
薄情な姉であると言うしかない。

竜巻(たつまき)
天に向かって渦を巻いている気流。
巻き込まれたものは、空高く舞い上がってバラバラになったりする程の威力がある。
これに乗っかって空中散歩という非常識なものを、出雲と太助は行った。
達成した太助は、もはや人間の限界を超えているとしか言いようがない。

他人に厳しく自分には少し甘い(たにんにきびしくじぶんにはすこしあまい)
ヨウメイの性格のひとつ。もっとも、これはモットーの一部としてあるだけだが・・・。
あんまり表立ってはでてこないので、そう気にはならないようだ。

タバスコスプレー
居なくなったヨウメイ達の居場所をキリュウから聞き出す為に花織が用意したもの。
スプレー缶にタバスコが入っている。
使用されたものの、それは花織の口に入り、太助の目に入り、と、大騒動であった。
これを付きつけられて動じなかったキリュウは、なかなか肝が座っているかもしれない。

駄目駄目(だめだめ)
何をやるにしても、結果とかがさっぱりな人の事。
運動に挑戦するヨウメイの事。説得とかを試みる太助の事。
少しの失敗でこれを言われては腹が立つのだが・・・。

短天扇(たんてんせん)
心の清きものが開ける事の出来る小さな小さな扇。
太助のもとへは、庭のこやしとなる仏像のおまけとして送られてきた。
万象大乱と唱える事により、物体を大きくしたり小さくしたり出来る。
主にキリュウの声によって威力を発揮し、目覚ましの道具としても活躍中。
また、扇自身を大きくしてそれに乗り、空を飛ぶ事も可能だ。
普通にあおいで暑さを凌いだりも出来る。

短編(たんぺん)
知教空天楊明推参!の話の種類のひとつ。
本編等みたく表に公開されておらず、隠しページに存在している。
話の数は物凄いが、離珠のことわざ辞典には及ばない。
ひとつのテーマに沿って書かれたシリーズものがいくつかあり、続きものも中には存在する。
実は、ヨウメイ自身が書いた話もあったりするのだ。

近澤愛奈(ちかざわあいな)
鶴ヶ丘町に突然引っ越してきた謎の女性。
太助達一人一人との出会いを経るうちに、彼女の正体が明らかになる。
外見はぱっと見ヨウメイに似ているらしい。
チェック柄の服と帽子が特徴的。

力(ちから)
一般的に、何かを行う際に必要となるもの。
戦う力(武力)、考える力(知力)、運命の力・・・と、様々な種の力がある。
力といえば、大抵は武力の事を指す。
これだけに限らないのであれば、この世は全て力であるという事が言えよう。

力の洞窟(ちからのどうくつ)
ヨウメイを元に戻す際に攻略しなければならない二つの洞窟のうちの一つ。
中には黒楊という案内人がいて、彼女と対戦しなければならない。
彼女を倒すか、統天書を奪うかすれば勝ちとなり、こちらが全滅すれば負けとなる。
同化の使用度によって彼女の強さが変わる。
偽装空間なのだろうか、中で死んでも決して現実に死ぬ事はない。
挑戦回数の制限は人間の数、である。
無事クリアすれば、ヨウメイは力が戻った状態になる。

知教空天楊明(ちきょうくうてんようめい)
空天書より呼び出され、統天書を用いて主に様々な知識を教える空の精霊。
性格はいたってよろしくないが、真面目な時は真面目である。
花織達と仲良くなってからは、悪戯好きな所、そして子供っぽい所が多分に出てきている。
ガツガツとした食事が大好きであり、ルーアンを毎食尊敬の目で見ているとか。
説明、授業に関してはほぼ完全に行える為、彼女について学べばまず間違いはない。
しかし、ごちゃごちゃしすぎるとさすがに混乱して失敗するときもあるらしい。
口は丁寧だが、本当は悪い。特に気を許した相手にはとんでもない事も。
あと、ギャグセンスのかけらも無い為、余計な事を言ってはひんしゅくをかってる事もしばしば。
体力はほとんどと言っていいほど無くて、登下校時にくたくたになっている。
おやつが大好きだが、至上の幸福は他人に物事を教えるという事。
更に人で遊ぶのが趣味であるという、かなり迷惑な存在。
教えるのに熱心でいなければならなかった昔はそんな事はなかったはずなのだが・・・。
ちなみに現在は、鶴ヶ丘中学校の生徒である。(一年三組)

地教空天楊明推参!(ちきょうくうてんようめいすいさん)
近年(とはいえ、年月が経てば近年ではなくなるのだが)発掘された、誤字。
地と空という対比もさることながら、この明記ではキリュウの立場危うしといったところか。
是非こういうタイトルの作品が現れる事を願ってやまれないとかなんとか。

知識(ちしき)
ヨウメイが主などに教えているもの。
これが無ければ出来ない事が世の中にはたくさんある。
多ければ多いほど良いが、これだけでは出来ない事もたくさんある。

知識を得たい評価(ちしきをえたいひょうか)
ヨウメイが仕えたその主が、一体どれだけの知識を欲しているかという事。
これが高ければ高いほどヨウメイは忙しくなり、上機嫌になる。
これが低ければ低いほどヨウメイは暇になり、自分の研究に没頭。そして、
非常に不機嫌になってゆく。

地上絵(ちじょうえ)
地上に書かれた紋様の事で、大抵は空中から見る。
ものによってはかなり空高く昇らないと見えない巨大なものも。
知の洞窟第二十三の試練においては、ヨウメイの肖像画がそこに描かれてあった。
もっとも、それは眼鏡も帽子も身に付けていない状態の彼女である。
“とっても可愛い楊明ちゃんをヨロシクね♪”という文字も一緒である。

地の試練(ちのしれん)
長期合同試練第三の試練。ある地点まで走って戻ってくるという単純なもの。
もちろん、地震やら地割れやらの難関があった。
しかし、ちょっとしたハプニングにより中止。急遽、山登りに切り替わった。
雪崩やら重力変化など、相当な罠があり、太助も苦労した事であろう。

知の洞窟(ちのどうくつ)
ヨウメイを元に戻す際に攻略しなければならない二つの洞窟のうちの一つ。
中には白楊という案内人がいるのであまり迷う事はない。
内部に存在する全ての謎を解き、最深部にある祭壇にヨウメイを立たせれば出る事が出来る。
同化の使用度によって謎解きの数が変わるので注意。
時間制限は無い為、安心して死ぬまで入っていられる。
無事クリアすれば、ヨウメイは知識と記憶が戻った状態になる。

チャイム
授業と休みの時間を告げる鐘の音。学校で鳴る。
これを合図に、生徒達の行動は素早くきりかわるらしい。

茶目っ気(ちゃめっけ)
少しばかりおどけてする行為のようなもの。
一種の冗談にも近いそれは、見ててほほえましい部類のもののはずである。
しかし実際は・・・。

中国(ちゅうごく)
日本のすぐ近くにある国で、シャオ達の故郷である。
四千年の歴史とか言われているだけあって、とにかく不思議がいっぱいの国。

中国奥地(ちゅうごくおくち)
幼い状態のヨウメイを元に戻す方法がある地。
統天書に場所が記されているそこは、記述通りに行かないと決して辿りつけない。

長期休暇(ちょうききゅうか)
長い長い休み。いろんな場所へ旅行するいい機会だろう。
また、鶴ヶ丘中学マラソン大会の際に賞品として用意されたものである。
太助達は、これにより中国へ出かけたのだが・・・。

趙高(ちょうこう)
ただの商人なのだが、国の大臣と手を組んでいたり、
戦争経験があったりするというとんでもない人物。
金の権力をたてに、自分の気に入らないものを武力などで排除してきた。
金持ちであるせいか、貧しい者を極端に嫌う。
最後はヨウメイの力に敗れ、悪事がばれて投獄され、そこで一生を終える事となった。
しかし、はるか未来まで怨念を残すという、恐ろしい精神力の持ち主。
馬鹿の語源の話に登場した人物と同じ名である。

長沙(ちょうさ)
星神や人間の治療・看護を専門とする小さな女の子の星神。
相手が誰だろうと、一生懸命に頑張る姿は実に愛らしい。
ぶらさげているちっちゃな壷が、ちょっとしたチャームポイントだったりもする。
ヨウメイがこの壷を利用して、治療の極意を掴もうとしたのだが失敗に終わった。

張三李四(ちょうさんりし)
『世間にありふれた人間、ごく平凡な人物』という事でし。
ちなみに、「張」や「李」の姓は中国に多かった事からこんな言葉が出来たんでしよ。
(離珠のことわざ大辞典:≪ち≫でし! より抜粋)

超重圧(ちょうじゅうあつ)
対象に圧倒的な重力をかける術。
普通の生物なら、耐え切れずにつぶれてしまう事は間違いない。

治療(ちりょう)
傷などを癒す行為。長沙の専門である。
知の洞窟第二十二の難関においては、麒麟に対してそれを行った。
麒麟といっても、伝説上の動物の方である。

仕える期間(つかえるきかん)
精霊が一人の人間に対して、その人を主として仕えている時間の事。
大抵はその主が死ぬまでだったりするので、長いものである。
しかし、ヨウメイは平均のそれが極端に短く、最高でも、
五年と百七十八日と二十三時間四十三分五十五秒である。

月の石(つきのいし)
ファンシーショップにてヨウメイが購入した、不思議な光を発する球体のキーホルダー。
ゆかりんと争っていた女の子に交換しそうになったりもした。

月見(つきみ)
眠れない時、語らう時、等に屋根に上ったりして行う。
自然と心が落ちつくのは、やはり月を見ている所為だろうか。
月には何かしらの力があるのかもしれない。

漬物(つけもの)
主にご飯と一緒に食べたりする。
これを作る際の重しとして、統天書を用いれば美味しくなるというデマがある。

津波(つなみ)
主に海上で起こる、波の一種。
大抵はとんでもない波なので、十分警戒が必要である。
水槽だのといった場所に居る時に起これば、かなり悲惨な目に遭う。

氷柱(つらら)
ある条件で水が凍ると、柱状の氷が軒下にできたりする。それのこと。
もちろん、上から降ってくれば脅威この上ない。

鶴ヶ丘中学校(つるがおかちゅうがっこう)
太助達が通っている中学校。
精霊が通学してもなんの抵抗も無く受け入れているのはよほど寛大といえよう。
だが、授業を精霊二人にのっとられつつある傾向に気付いているのだろうか?

鶴ヶ丘中学の制服(つるがおかちゅうがくのせいふく)
キリュウとルーアンだけは、まともに着た事が無いだろう服。
ファッションショーでキリュウが着た時は結構似合っていたらしい。
しかし、さすがにそれだけでは生徒になる理由になら無いだろう。

抵抗(ていこう)
あるものに対して、そのまま受け入れるのではなくて抗うこと。
それは水の流れだったり風だったり、強力な力を持つ者だったり・・・。
何もしないよりはマシなのが大抵である。

ディスカトール
最高の結界といわれるものを作り出す結界術。
消滅しない限りは絶対に壊れる事が無い。

デート
男と女が一緒にショッピングに出かけたり映画を見に行ったりする行為。
太助達はえらくこの言葉に敏感である。
関係ない事だが、ヨウメイとデートをしようと思う男性は居ないのだろうか?

テニス
太助と出雲が勝負したことから、結構有名なスポーツ。
ヨウメイが虎賁からこれを教わろうとしたが、良くない結果に終わった。

手袋(てぶくろ)
クリスマスプレゼントとしてキリュウがゆかりんから貰った品。
赤い布地に龍の絵がかかれてある。キリュウの“柳”と“龍”をかけたものらしい。

手本(てほん)
これからある事をしようとする者のために見せる“こうすればいいのだよ”というもの。
試練の手本を出雲に、太助の為に見せるよう努めていたキリュウとヨウメイだが、
手本が出来あがって無い者に手本をさせようなどというのは言語道断である。

デルアス(でるあす)
花織が見つけた統天書の記述により復活した最強最悪の堕神。
理由はわからないが、力の解放度によって少年、青年、老人と姿が変わる。
実力はたしかに最強だったはずなのだが、油断が多過ぎる為に過去に神々によって封じられた。
太助達と戦う際にはその油断っぷりを存分に発揮しながらも、結局は最後の力まで出し切った。
最終的にはヨウメイに無と化されたものの、消滅させられても復活したりと、そのしつこさは並ではない。
実は一番最初の形態で、空間すべてを吹き飛ばせるほどの力を持っていた。
それでも負けたという点から、油断が過ぎるのは明白である。
もっとも、弱者の抵抗を見るのが楽しみであるらしいから、その辺はいたしかたない。

天陰(てんいん)
素早さを生かした攻撃を得意とする星神。鋭い嗅覚を持ち、敵を追い詰める。
見た目は山羊に似てるような鹿に似ているような・・・。
暴走して太助に怪我を負わせたルーアンを追う為にヨウメイと共闘。
二人が力を合わせた強力さには彼女もたじたじであった。
いつか、空を飛んでの追撃も夢では無くなるであろう。

天鶏(てんけい)
全身を高音の炎で包まれている鳥の星神。
姿からも分かる様に、その熱を生かしての仕事が主となる。
ヨウメイとは何度か勝負をしており、二人の間にはなんらしかの熱い友情がある様だ。
ただ、それを好ましく思っていないものが約一名・・・。

天高(てんこう)
鳥の姿をした、偵察用星神。
遥か上空からさまざまなものを見渡す事が出来、それをシャオに知らせるのが役目。
ヨウメイの依頼により行ったかくれんぼではその威力を存分に発揮。
性格はかなりクールらしい?

天国地獄巡りツアー(てんごくじごくめぐりツアー)
死んでから出来るもの。もっとも、あまり行きたくない気はする。

電磁嵐(でんじあらし)
強烈な電磁波の嵐。電磁波に対して少なからず影響を受ける体ならば、
確実に異常をきたし、ほぼまともに生きていられなくなる。

天使サユーリ(てんしさゆーり)
七梨さゆりに対する、かの地での呼び名。
恵まれない人々に愛を振りまく姿は、まさに天使だという事から。
しかし、それはあまりに多くの人々にとっての天使であったがゆえに、
一人の息子にとって理解が深まるのが遅れてしまったこととなろう。

伝心(でんしん)
何も言わずに、思っていることを相手に伝える事。
この能力は離珠の十八番である。
知の洞窟第二十の難関においては、これがゲームとして行われた。
本当に伝えたいと願うならば、きっと相手に伝わるだろう。

天地崩壊(てんちほうかい)
地面全てを崩し、天へ向かって降らせるという脅威の術。
星の試練の最終段階にてヨウメイが使用。威力は絶大であった。
ただ、空中を自由に動ける者にとっては無意味な攻撃である。
術終了後には、破壊されない限りはしっかりと地面が元通りになるという律儀な面も持つ。

天罰(てんばつ)
天に代わって与えるお仕置き。
ではなくて、天の怒りが実際に災いとなって降りかかってくる事。
擬似的にそれを名乗っているヨウメイの行為は、将来的にやばいかもしれない。

電話(でんわ)
電気の力で、遠くにいる人と離れて会話が出来るという道具。
トゥルルルル!という呼び出し音が一般的であり、携帯のものも存在する。
問答無用にガチャと切られた時の悔しさは並大抵ではない。

とあるスーパー
ヨウメイが八穀と共に買い物に出かけた場所。
八穀の凄さを、彼女はここで思い知る事になる。

とある町にあるデパート
花織達四人が休日にショッピングへ出かけたところ。
とある町とは、鶴ヶ丘町から少し離れた町である。
内装もなかなか豪華で、鶴ヶ丘町では見られ無いものが数多くある。

同化(どうか)
統天書を用いて行える最高の術。
すべての事柄が載る統天書のすべてを自分に吸収し、すべてにおいて最高の存在となる。
この状態に勝てるのは別次元のとある存在らしいが、それは明らかになっていない。
ヨウメイはこの術を、実験的に一回、最悪の堕神デルアスを倒す時に一回と、二回今まで用いた。
術を行う際には長い詠唱が必要らしいが、その真実はいかんともしがたい。
術を行う代償として、未来永劫最恐最悪の運命が待っている。

投球(とうきゅう)
球を投げる事。虎賁がこれの名人である。
知の洞窟第十九の難関では、これを行わなければならなかった。
スピードを出す為には、色々とコツがいる。
更にスピードを出す為には、もっと変なコツがいる。

道化師(どうけし)
人を笑わせることを生業とする者で、特徴ある化粧をしている。
知の洞窟第五の難関にて登場。性格が随分悪かった。
しかし、キリュウの万象大乱により、あえなく敗北した。

等身大の鏡(とうしんだいのかがみ)
キリュウファッションショーを行う為に用意されたもの。
いわゆる姿見の事で、これで自分の全身を見る事が出来る。
いつのまにかヨウメイが用意したものだが、一体どうやって用意したのだろう。

統天書(とうてんしょ)
ヨウメイが用いる、すべての次元のありとあらゆる事柄が事細かに載っているという書物。
内容量は、それこそ人間や精霊に計れるものではなく、とんでもないものがある。
便宜上、ヨウメイが読める事柄を“載っている”といい、
ヨウメイが読めない(探し出せない)事柄を“載っていない”という。
様々な力を秘めており、時間をかけて研究さえすれば何でも出来る様になるとか。
更には、天の神にすら成れる事も可能である。
扱いの際には、威力が絶大なものに成るほどリスクが大きくなるようだ。
内容に関しては、普通の人が見ても何が書いてあるかはさっぱりわからない。
知教空天、そしてその主のみがそれを読む事が出来る。
なお、作者は神ですらないらしい。

統天書の全知識を解放させて吸収させる
(とうてんしょのぜんちしきをかいほうさせてきゅうしゅうさせる)
ヨウメイが扱える術の中でもほぼ最高に属する。
使用制限もとんでもなく、主を怒らせて、言葉の暴力のみでヨウメイに
“帰れ!”と言うのがそうだとか。(他にも制限はあるが)
使用した際、主はもはや知教空天を必要としなくなるだろう。

統天書を奪う(とうてんしょをうばう)
色々な厄介事を起こすヨウメイに対して、最も効果的な攻撃方法。
ヨウメイ自身はほぼ力を持っていないので、こうすれば何もできなくなるというわけだ。
ただ、意味も無く奪っているとやはり怒る。
その時は彼女の執拗な言葉の暴力に耐えられないと負けである。

説き伏せる(ときふせる)
不平を訴えてくる相手に対して、理由等をはっきり述べて説得する事。
・・・という正しいものではなく、相手を無理矢理にそう思わせる時に使う事が多いとか。

土下座(どげざ)
地面に膝をついて、両手を付いて、頭を懸命に下げて謝る行為。
一生懸命な謝罪の心がこの行為を作り出すというが・・・
こんな行為では騙されない、という者も何人か居るようだ。

年増なおばさん(としまなおばさん)
花織の、数多くあるきっつい一言の一つ。
ルーアンに対して放たれたものだ。ルーアンでなくても、
こんな呼ばれ方をされれば大抵は怒るだろう。

土砂崩れ(どしゃくずれ)
大地に積もった土や砂などが崩れるもの。結構人為的に起こす事が可能だとか。
もちろん、起きた時の被害は相当なものである。

特訓(とっくん)
主に体力をつけるために行われる。もちろんほとんどの対象はヨウメイだ。
内容としては、走ったりが多い。成果が確実に出るとは限らないが・・・。

“とっても可愛い楊明ちゃんをヨロシクね♪”
(“とってもかわいいようめいちゃんをヨロシクね♪”)
知の洞窟にて書かれてあった地上絵と一緒にあった文字。
一体これは誰に向けて言っているのだろうか・・・。

突風(とっぷう)
前触れも無く、突如吹き荒れる風。
ヨウメイが呼び出す時もこう叫んでいるが、叫ぶ時点で意味をなさない気がする。

飛ぶ(とぶ)
空を飛ぶ事は人間の憧れでもある。
様々な意味合いがあるが、ここでは空を本当に飛ぶという行為の事。
知の洞窟第十三の難関でもあった。
その能力を持たない限り、絶対に出来ないこともあるだろう。

鳥(とり)
翼を持ち、自由に空を飛べる生物の代表。身近な生き物である。
中には飛べないものもいるが、鳥である事には変わり無い。
ヨウメイには、鳥に対して深い思い出がある様だ。

鳥と終了させて(とりとしゅうりょうさせて)
本当に鳥さんと終了作業を行う事ではなく、“とっとと終了させろ”という事。
鳥を“とっと”と言う事を利用している。ほとんど暗号に近い。

泥沼(どろぬま)
知の洞窟第三の難関。これの中を素直に超えなければならない。
様々な案が出たりしたが、最後はルーアンの陽天心に頼った。
最初に向こう岸に辿りついたのは太助である。

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