懲りずに第九十九弾です。
★往人
観鈴「わ、往人さん真面目」
★観鈴
往人「無理だろ」
★佳乃
往人「伝授?」
★美凪
往人「お前な…お米か星かどっちかにしろ」
★神奈
佳乃「前者はゆずれないけど、後者は可能かもしれないよぉ」
<次回は残りの人達で>
めんどかったけど、やっぱり特別企画やります。
まあ今回はそれの前半、ってなもんでしょうかね。
タイトルらしく、AIRおんりー。
『4行小説』
「記念すべき回数の一つ手前という事で特別企画だ」
「思えば俺の司会も久しぶりかもしれない…」
「さて、今回のテーマは今後の抱負だぞ」
「ちなみに俺は…もっと平和な場にしたい…ということだな」
美凪「しかし…今でも十分平和ではないでしょうか…」
佳乃「うんうん。皆楽しんでるしねえ」
神奈「往人殿の言わんとしている事はわからないでもないがの」
往人「…批判を浴びせられてるように思うのは気のせいか?」
観鈴「気のせい気のせい、にはは」
美凪「私たちは思うところを述べただけですので」
佳乃「うんうん、そうだよねぇ」
神奈「何でも気のせいにするのはよくないと余は思うぞ」
往人「まあ…とにかくだ。今回は真面目に取り組んで欲しい、というわけだな」
観鈴「ねえねえ往人さん」
往人「なんだ」
観鈴「今回のゲストさんって…」
往人「いいところに気が付いたな観鈴。メインキャラオンリーだぞ」
観鈴「わ、どうして?」
往人「しかもAIRオンリーだ」
美凪「…メインキャラ?」
美凪「しかもAIRオンリー?」
美凪「一つのゲームにメインが四人もいていいのでしょうか?」
往人「あのな…そういう妙なところにつっこまなくていい」
美凪「…わかりました」
美凪「私にお米券を配布しろと、そういうわけなのですね?」
往人「違う違う」
佳乃「そしてあたしに誘拐を実行しろってことだよねぇ?」
往人「断じて違う」
美凪「…がっくし。折角たくさん用意してきたのに、あんまりです」
佳乃「ほんと、残念だよぉ」
美凪「…かのりんは既に神奈ちんを誘拐しているではありませんか」
美凪「そこで何故残念がる必要があるのでしょう?」
美凪「いえ、無いはずです。お米券に誓って…」
佳乃「う、うぬぬぬぬ…」
神奈「そうか…余は誘拐されておったのか…?」
往人「いや、俺がゲストとして呼んだと思うんだが…」
観鈴「なんだか今日の遠野さん積極的…」
美凪「ちっちっち、観鈴ちん。遠野さんではなくて美凪ちんです」
観鈴「が、がお…」
ぽかっ
観鈴「イタイ…」
往人「さて、いつまでやってても仕方ないから本題に移ろう。まずは観鈴だぞ」
観鈴「あ、うん。今後の豆腐だね」
ぽかっ
観鈴「イタっ。口癖言ってないのに殴るなんてヒドイ」
往人「要らないボケをかますからだ。しかも寒い…」
佳乃「寒いのはいつもの往人君だよぉ」
往人「なんだと…」
美凪「さすがかのりん、的を射ていますね」
佳乃「えへへへ」
往人「おい…」
美凪「的を射ていたで賞、進呈」
すっ
佳乃「わーいっ、ありがとう」
美凪「いえいえ、これくらいは朝飯前」
観鈴「わ、いいな。観鈴ちんも欲しい」
往人「欲しがるな」
神奈「余もほしくなってきたぞ。あの紙切れがあると飯をたらふく食えるのであるからな」
往人「欲しがるな。ったく、いいかげん観鈴いけ」
観鈴「う、うん」
「今後の抱負って言っても難しいな…観鈴ちんの場合は…」
「そうだ、どろり濃厚!」
「まだ全員に飲んでもらってないの」
「頑張らなくちゃ。全員どろり濃厚シリーズの虜にするの、にはは」
観鈴「無理じゃない。観鈴ちんふぁいと」
佳乃「あたしから言えば、ちょっとあれはきついと思うけどなぁ…」
観鈴「美味しいのに…」
神奈「味がどうとかよりも、食感に問題があると思うのだが…」
観鈴「他にない食感は貴重だと思う、うん」
美凪「ではこうしましょう。お米券と同時にどろり濃厚を進呈するのです」
観鈴「がお、わたしそんなにたくさんジュース持ってない…」
ぽかっ
観鈴「うう、イタイ…」
往人「結論からすると、どろり濃厚を広めるのは無理ってことだ。というわけで諦めろ」
観鈴「往人さんヒドイ。やってもいないのに諦められないよ」
往人「やらなくても結果は見えてる」
佳乃「観鈴ちゃんには悪いけど、さすがに広めるのは無理じゃないかなぁ」
観鈴「かのりんまでそんなこと言うなんて…」
美凪「ですから、お米券と共に広めれば問題ありません」
神奈「美凪ちん、それはそれで色々と問題が出てくると思うのだが?」
美凪「いいえ、出てきません」
神奈「………」
往人「ええーい、いつまでもやってても仕方ない!さあ次いくぞ!」
観鈴「往人さんヒドイ。どろり濃厚を飲んでから次の人に進んで」
往人「飲まん」
観鈴「どうしてそういう事言うかなあ…まだ飲んでも無いのに…」
往人「俺は一度飲んだ!」
観鈴「今度のは味がまた違うの。ほら、ドリアン味だって」
往人「ますますいらん!ほら佳乃、さっさとやれ!」
佳乃「往人くん、それは意地悪だよぉ。一口くらいは飲んであげたら?」
往人「そんなこと言うんだったらまずお前が飲め」
佳乃「観鈴ちゃんは往人くんに飲んでもらいたいんだと思うよ。それに往人くん司会だよねぇ?」
往人「それがどうした」
佳乃「司会ならゲストさんの言う事はちゃんと聞いてあげないといけないよぉ」
美凪「そうでした。それが司会の務め…」
神奈「そうなのか?」
往人「ある程度は聞いてやるのが普通だが、絶対聞く必要なんか無い!」
観鈴「ケチなオタマジャクシさん…」
往人「うるさい」
佳乃「わっ、往人くんって実はオタマジャクシさんだったのぉ?」
往人「違う」
美凪「…なるほど」
往人「何がなるほどだ、遠野」
美凪「ちっちっち、美凪ちんです」
往人「こだわるな…」
神奈「して美凪ちん、何がなるほどなのだ?」
美凪「それは私の番にお話いたしましょう」
神奈「そうか…」
観鈴「わ、気になる」
美凪「えっへん、秘密です」
往人「さて、と…。次は佳乃だからな」
佳乃「往人くん、どさくさにまぎれてごまかしてない?」
往人「してない!さぁ、さっさとやれ!」
佳乃「しょーがないなぁ」
「あたしの抱負はもう決まってるも同然だよぉ」
「とにかくもっとたくさんの人を魔法で連れてくること!」
「けどこれ以上人が増えると認識が大変なんだよねぇ。だからそれよりは…」
「魔法の伝授をたくさんに行うこと!にするよぉ」
佳乃「うんっ。もっとたくさんの人が魔法を使えるようにするんだよぉ」
往人「はた迷惑だな…」
佳乃「そんなことないよぉ。誰でもかれでも好きな様に移動できるから楽しいよぉ」
神奈「なるほど…となれば、誘拐されても逃げることが容易になるの…」
美凪「神奈ちん、それは甘いと思いますが」
神奈「なぜだ?」
美凪「おそらく、かのりんのほかに神奈ちんを狙う人物が増えるでしょう…」
神奈「………」
観鈴「わ、神奈ちゃん落ち込まないで。美凪ちん、もうちょっと明るい話題を振らなきゃ」
美凪「仕方がありません。神奈ちんは可愛いのですから」
佳乃「うんっ、そうそう。美凪ちんわかってるねえ」
往人「可愛い、か…」
観鈴「普通言われると嬉しいものなんだよね?」
神奈「しかし…余はちっとも嬉しく思わぬのだが…」
美凪「さすが神奈ちん、一味違う可愛さです」
観鈴「遠野さん、それ違うと思う…」
美凪「観鈴ちん、私は美凪ちんです」
観鈴「が、がお…」
ぽかっ
観鈴「イタイ…」
往人「ともかく佳乃の魔法伝授ははた迷惑であろうということで…」
佳乃「往人くん、往人くん」
往人「なんだ」
佳乃「往人くんが観鈴ちゃんをぽかってやってるのも迷惑だよぉ」
往人「由緒ある伝統が迷惑なわけあるか」
観鈴「ヒドイ…伝統じゃないのに…」
美凪「恐れ多いことですね…観鈴ちん、お米券をどうぞ」
観鈴「あ、ありがと…」
佳乃「往人くんがぽかってやると三行飛ぶんだよ?迷惑だよぉ」
往人「容量がかせげていいと思わんか」
佳乃「その分時間をとられるよぉ。やっぱり迷惑で面倒くさいと思うよ?」
観鈴「なんか二人ともすっごく楽屋的なこと話してる…」
神奈「しかも直であるな…。美凪ちんからこれについて言うことはないかの?」
美凪「それでは一つ大きいものをいくといたしましょう」
美凪「国崎さんが方術を用いることができるのは、オタマジャクシさんだからです」
美凪「これで謎が一つ解けました」
観鈴「そ、そうだったんだ…」
神奈「あまり関係がないと思うが…。そもそもその認識で合っておるのか?」
美凪「はい、それはもう。お米券が足りなくなるくらいに…」
観鈴「どんなだろ…」
佳乃「それはそれはすごいんだろうねえ…」
往人「まったく、いらない話で長くなってしまう。次遠野、さっさとやってもらうぞ」
美凪「いえす、さー」
神奈「さー?」
美凪「さー、とは“さーしーすーせーそー”の略です」
神奈「ふむ…?」
観鈴「美凪ちん、嘘はいけないって」
佳乃「さー、っていうのは“さーしーみーをーくーれー”の略だよね」
往人「わけの分からんこと言って無いでとっととやれっての」
「私の抱負は言うまでもなく…天文学を広めること…」
「研究職につこうとも、活動は忘れません」
「お米券を片手に…」
「お米の素晴らしさを皆さんにわかっていただきます」
美凪「人生二刀流も悪くありません」
観鈴「美凪ちんなら可能な気がする…」
神奈「そして余たちはどうなるのであろうか…」
佳乃「きっと嬉しいお米券をたくさんくれるよぉ」
美凪「それはさすがに…」
佳乃「ええっ、だめなのぉ?」
美凪「お米券は…食べるよりはなるべく使用してほしいですから」
佳乃「あっ、それもそうだねえ」
観鈴「お米券…って食べられたの?」
往人「なるほど、遠野ならそんな奇特な券を持っていても不思議じゃないな」
美凪「…えっへん」
神奈「しかし余は食べたいとは思わぬ…。やはり食すなら米粒よの」
美凪「ぱちぱちぱち…。さすが神奈ちん」
佳乃「うぬぬぬ〜、なぎーの拍手をとられちゃったよぉ」
観鈴「わ、うらやましいな。よーしっ、観鈴ちんも負けずにご飯食べる」
美凪「…どう食べられますか?」
観鈴「おにぎりを転が…ううん、手でぎゅっぎゅって作るの」
美凪「なるほど…」
神奈「作ったあかつきには是非余にも分けるのだ」
往人「食い意地はってるな…」
観鈴「そういう往人さんは?」
往人「俺はラーメンセットで十分だ。米もついてくるだろう?」
観鈴「うん。半チャンがついてくるよ」
往人「ふっ、やはりな。読みどおりだ」
佳乃「なんだかえらそーにいばってるよぉ」
美凪「ぱちぱちぱち…。観鈴ちんも国崎さんも素晴らしいです」
佳乃「ああっ、またなぎーの拍手をとられたよぉ!」
観鈴「そういうかのりんも何かあるんじゃないの?」
神奈「佳乃殿は誘拐が好きであろうから特に無いと思うがの」
佳乃「ひどいよぉ。あたしにだって好きな食べ物はあるよぉ」
美凪「それは何ですか?」
往人「そーめんだな。特に流しソーメンが得意だ」
神奈「そういえば以前もお題としてふられたの…」
佳乃「え、う、うーん、たしかにソーメンも好きだけど…」
美凪「…がっくり。かのりん、お粥で顔を洗って出直してきてください」
佳乃「え、えええっ!?」
観鈴「わ、お粥なんて熱そう…」
往人「さすがに直でやるとやけどしそうだな…」
神奈「おそらく冷めてからやるのだと余は思うがな」
佳乃「ううう〜、皆して冷静に眺めてないで助けてよぉ」
往人「どうしろってんだ」
佳乃「皆も一緒にお粥で顔洗おう?」
往人「さて、次は神奈だぞ」
観鈴「そうそう。今回のラスト」
神奈「ふむ、そうであったな。張り切ってやるが上、心して聞くがよい」
佳乃「ちょっとちょっとぉ、あたしの希望は?」
美凪「かのりん。一人で頑張りましょう」
佳乃「えええ〜?」
美凪「大丈夫。乗り越えたあかつきには、数限りないお米券があなたを待っています」
佳乃「ううう〜…」
神奈「ええいっ、静かにせぬか!」
往人「いいからほっといてやれって」
「まったく…。おほん、余の抱負はだな…」
「誰にも遊ばれぬ存在になることであるぞ!」
「余の立場がとにかく弱すぎるのだ」
「それと…できれば母上にも会いたいものであるの…」
往人「譲れない、ってそりゃあんまりじゃないか?」
佳乃「だって神奈ちゃんは可愛いもんねぇ」
美凪「そうですね…。みちるも可愛いです…」
観鈴「遠野さん、さりげなくみちるちゃんの名前出してる…」
美凪「ちっちっち、観鈴ちん。美凪ちんです」
観鈴「が、がお、そうだった」
ぽかっ
観鈴「いたい…」
往人「恒例だな、まったく」
神奈「とかなんとかやっておるうちに余のことを忘れておらぬか!?」
往人「心配するな、忘れていないぞ」
神奈「しかし、余が四行やった後に…まあよい。それより気になることがあるのだ」
佳乃「ええっ?早速誘拐してほしいって?」
神奈「ええいっ!違うぞ!」
美凪「神奈ちんが気になったのは、かのりんのセリフですね」
観鈴「可愛いってこと?」
往人「まったく、自分で自分を可愛いなんて言い張るなよな」
神奈「違う!余の四行を見ればわかるであろう!?」
往人「ああ、遊ばれぬ存在か。それは無理だな、諦めろ。佳乃もいるしな」
佳乃「えっへんだよぉ」
神奈「だから違うというに!」
美凪「お母さんに…会いたいということですね」
神奈「うむ、そうであるぞ」
観鈴「そっか…そうだよね。神奈ちんだってお母さんに会いたいよね」
神奈「うむ。いつか会える日がくることを余は信じて…とと、それで気になったのだ。佳乃殿の言葉が」
佳乃「だから遊ぶのはゆずれないよぉ」
神奈「いいかげんにせぬか!」
佳乃「えへへぇ、冗談だよぉ。うん、たしかに可能だと思うよぉ。魔法を駆使すればね」
往人「おい佳乃、本当なのか?」
佳乃「神奈ちんのためにかのりんは一肌脱いで腕を振るってご馳走するよぉ」
神奈「…本当に任せて大丈夫なのかの?」
観鈴「にはは、ちょっと心配かも…」
美凪「そういえばかのりんはお母さんには会われられないのですか?」
佳乃「あはは…さすがに、それはね…」
往人「まぁ、魔法だのなんだのでも、不可能なことがあるだろう」
佳乃「うん、そういうことだよぉ」
往人「CGには出てたのにな」
佳乃「もぉ、往人くんそういう表現はあんまりだよぉ」
神奈「余の母上は…どうなのだ?」
往人「しゃべっていたし立ちCGもあったしな。大丈夫だ」
佳乃「だからそういう表現はあんまりだよぉ」
往人「司会の権限だ」
観鈴「どういう権限なんだろ…」
美凪「細かいことは気にしてはいけません…ということなのでしょう」
神奈「そうなのか…?」
佳乃「うぬぬぬ〜、なんだか意地悪されてる気分だよぉ」
往人「さてと、ここいらで終わるとするか。もう堪能しただろう」
美凪「そうですね…」
佳乃「これから何をするかもよくわかったしね」
神奈「少し余は不安だが…」
観鈴「あ、忘れてた。往人さん、どろり濃厚ドリアン味飲んで!」
往人「終わりだ。だから飲まない」
観鈴「ズルイ、飲むって約束したのに」
美凪「大丈夫です観鈴ちん。お米券をミックスすればゆっきーはメロメロです」
往人「なるか!」
佳乃「そんなところで最後、神奈ちゃんしめてねぇ」
神奈「う、うむ…。これにて終わりとする!」
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