『AIR偽小説第九十七弾』

懲りずに第九十七弾です。
突発的に思いついたので、書く気力が残ってるうちに…なんて話ですね。
うーん、考えて書くべきものじゃないんだけどなあ、これは(笑)
それにしてもなんかすさまじいな、この弾の表記だけ…。


『4行小説』

★かのりん
「今回は“りん”をテーマにいっくよぉ」
「そしてゲストさんたちも全部りんに関係があるのだぁ」
「名づけてりんりん星人の集い!」
「よぉ〜し、がんばるよぉ」

なゆりん「う〜、だからわたしはそう呼んじゃいけないのに〜」
かのりん「いいからいいから。アシスタントだけでもやってよぉ」
なゆりん「う〜…」
ダッ
かのりん「ああっ、なゆちゃん逃げちゃったよぉ!」
さゆりん「どうしたの?」
かのりん「あっ、さゆりん。実はかくかくしかじかでなゆちゃんが逃げちゃったんだよぉ」
さゆりん「うーん、それは一大事だね。だったら佐祐理がアシスタントをやるね」
かのりん「嬉しいよぉ。よろしくお願いするねっ」
さゆりん「あははーっ、ばっちり任せてくれていいよ」
かのりん「よかったぁ。それじゃあさゆりん、四行やってね」
さゆりん「うん」

★さゆりん
「りん、って聞いて思いつくもの」
「佐祐理の場合は舞かなあ」
「凛として、という言葉があるんだけど」
「それを思い出したんだよ」

かのりん「へええ、そうなんだあ。そういえば舞ちゃん剣士さんだもんね」
さゆりん「とってもカッコいいんだよ、舞って」
かのりん「うんうん、それは会った時にも思ったよぉ」
さゆりん「だよねだよね」
かのりん「さてっ、それではお客さんの登場だよぉ」
かおりん「………」
かのりん「いらっしゃいかおりん」
さゆりん「いらっしゃーい」
かおりん「ちょっと、なんであたしの表記がかおりんになるのよ」
かのりん「それはかおりんだからだよぉ」
さゆりん「あはははーっ、可愛いよ」
かおりん「倉田先輩まで毒されて…甘んじて受けてあげるわ。こじれるの嫌だから」
かのりん「それじゃあかおりん、お願いするよぉ」
さゆりん「りん、について四行だからね」
かおりん「はいはい…」

★かおりん
「りん、って聞けば鈴の響かしらね」
「ちりんちりん、となる場合もあるけど…」
「普通の鈴じゃなくって」
「静かに穏やかに鳴り響く鈴、ってことね」

かのりん「さっすがかおりん。文学的だよぉ」
かおりん「………」
さゆりん「どうしたの?かおりん」
かおりん「ううーっ、やっぱりかおりんなんて呼ばれるの嫌ーっ!」
しおりん「お姉ちゃんお姉ちゃん、落ち着いて」
かおりん「はあ、はあ…栞?」
かのりん「かおりん、栞じゃなくってしおりんだよぉ」
かおりん「ええいっ、あんたには聞いてない!栞、あんた栞よね?」
しおりん「栞じゃなくってしおりんだよ」
かおりん「あんたまであたしを苦しめるのね…」
しおりん「お姉ちゃん…」
かおりん「あたしにそんな妹なんて居なかったことにするわ」
しおりん「わっ、わっ、そんなあ」
さゆりん「まあまあ、かおりん。今回はテーマにならってちゃんとしよう?」
かおりん「ちゃんと…してる気分にならない…」
かのりん「うぬぬぬ〜、と悩んでも仕方ないのでぇ…しおりん!」
しおりん「は、はいっ」
かのりん「りん、について四行お願いするよぉ」
しおりん「でも、お姉ちゃんが…」
かのりん「それはさゆりんに任せておけば大丈夫だよぉ」
しおりん「…そうですね、任せます」
さゆりん「どう、どう」
かおりん「倉田先輩…あたしは馬じゃありません!」
さゆりん「佐祐理はさゆりんだってば」
かおりん「だあああーっ!」

★しおりん
「えっと、ちょっと不安ですけど四行やります」
「りん、と聞いてやはり愛称を思い出します」
「可愛いですよね、とっても」
「お姉ちゃんも楽しめばいいのに…」

かおりん「栞…あんた何言ってんの?」
かのりん「かおりん、栞じゃなくってしおりんだよぉ」
かおりん「やかましゃあーっ!!」
さゆりん「かおりん落ち着いて。折角の可愛さが台無しだよ?」
かおりん「…もういいわ、疲れた。好きにすればいいわ」
しおりん「お姉ちゃん、満足したんだね」
かおりん「するわけないでしょ!?」
かのりん「じゃあかおりんが落ち着いたところで更なるお客さんを呼ぶよぉ」
さゆりん「あれっ?まだいたっけ?」
みずりん「………」
かのりん「ようこそだよぉ、みずりん」
しおりん「あっ、そうでした。みずりんさんが居ましたね」
さゆりん「よろしくね、みずりん」
みずりん「…ねえ、なんでわたしがみずりんなの?」
かのりん「またまたぁ。ずっと前に任命したじゃない。りんりん星人に」
みずりん「うー、そんなの不可抗力だもん…」
かおりん「可哀想にねえ。無理矢理任命されたのねえ」
かのりん「違うよぉ。みずりんはちゃんと納得したよぉ」
みずりん「うー、ちゃんと納得して無いもん」
さゆりん「納得しなくてもりんになっちゃったんだからちゃんとやらなきゃね」
みずりん「あんまりだよ…」
しおりん「みずりんさん、早く四行お願いします」
かおりん「ところで栞、みずりんさん、なんて呼び方呼びにくくない?」
しおりん「どうして?」
かおりん「…ま、いいけどね」

★みずりん
「はあ、なんでこんなことになったんだろ」
「えっと、りん、で四行だったね」
「りん、りん…」
「ベル?」

かのりん「そんなおどおどしないで自信たっぷりにやらなきゃ」
さゆりん「そうだよ。りん、に埃を盛ってね」
みずりん「自信なんて持てないもん…。でもって激しく誤字になってない?」
さゆりん「あはははーっ、冗談だよ」
みずりん「うーん…」
かのりん「ないすな冗談だよぉ、さゆりん」
かおりん「ところであんた、誰か誘拐しにいってなかった?」
かのりん「えっ?うぐぅちゃんと神奈ちゃんはどうなったのかってこと?」
しおりん「かのりんさんまた誘拐されたんですね…」
みずりん「誘拐するってのを敬語にしちゃうとどっちがどっちだかわからなくなるからやめた方がいいと思うよ?」
かのりん「うぐぅちゃんと神奈ちゃんは今お姉ちゃんのところでお勉強中だよぉ」
さゆりん「何の勉強してるの?」
かのりん「たしかなぎーと一緒に…そういえば何を勉強してるのかなぁ?」
かおりん「うわ…絶対あたしは参加したくないわね…」
しおりん「お姉ちゃんどうして?」
かおりん「言うまでも無いわ」
しおりん「???」
かおりん「言葉どおりよ」
かのりん「かおりん、それじゃあ分かりにくいよぉ」
かおりん「どうでもいいわよそんなこと。それよりさっさと終わりましょ」
かのりん「ダメだよぉ。まだお客さんが居るんだからぁ」
みずりん「まだ居たんだ…」
さゆりん「うーん、これ以上誰がいたのか思いつかないな…」
かのりん「じゃじゃーん、この人だよぉ」
まもりん「………」
かのりん「住井護ことまもりんだよぉ」
みずりん「うわっ、住井君もそうだったんだ」
まもりん「長森さん…なんで俺がこんな場に?っていうかなんでまもりん?」
かおりん「あんたねえ、無理矢理じゃないの」
かのりん「ら行だから勿体無いんだよぉ」
しおりん「勿体無いなんて理由で果たしていいんでしょうか…」
さゆりん「そう考えると、まだ他にも居そうだね」
かのりん「そう、居るんだよぉ。でもね、まだ接触して無いからまた今度だよぉ」
まもりん「で、代わりに俺が呼ばれたと」
かのりん「そうなるかもね」
まもりん「まあいい…で、何をやるんだっけ」
かおりん「りん、について四行ですって。あんたも大変ねぇ」
まもりん「はははは…」

★まもりん
「りん、が縁で俺が呼ばれた」
「これを幸福とみるか不幸とみるか…」
「いやそれより、この“りん”って言葉には何か魔法の力があるんじゃないのか?」
「親しみの持ちやすい響であるとか…」

さゆりん「はえぇぇ、真面目に解析してますね〜」
しおりん「まもりんさん、凄いです」
まもりん「いやあ、ははは…」
かおりん「複雑そうねえ。無理も無いけど」
かのりん「はっ、ところで今気付いたけど、みずりんって…」
みずりん「何?」
かのりん「ながもりん、と、みずりん、と。名字と名前どちらもりんが使えるよぉ」
さゆりん「あっ、そういえばそうだねえ」
かのりん「凄いよみずりん。やったね!」
みずりん「そんなのぜんっぜん嬉しくないんだけど…」
かおりん「でしょうねえ。ま、あたしには関係ないわ」
かのりん「かおりんの場合は、みさかおりん、と、なんと一つにできるよぉ!」
かおりん「ぐ、なるほど…ってなるほどじゃないわよんなもん!」
しおりん「うらやましいな、お姉ちゃん。私は違うから…」
かおりん「そんなもんうらやましがってんじゃないの!」
さゆりん「あはははーっ、それじゃあそろそろ終わりだねーっ」
かのりん「そうだねえ。今回は新たな発見がたくさんできたよぉ」
かおりん「ろくでもない発見が多すぎだわ…」
しおりん「お姉ちゃん贅沢…」
かおりん「贅沢じゃないっ!」
みずりん「わたしにとってもろくでもないよ…」
まもりん「俺はどう反応しておけばいいんだ…」
かのりん「帰ってお姉ちゃんに報告しなきゃ。これにてオシマイだよぉ」
さゆりん「またやろうね、かのりん」
かのりん「うんっ」

<んなもんやらなくていいわよ!>


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