懲りずに第八十九弾です。
★由依
香里「だいじょうぶよ、貧乳だから」
★香里
由依「ちょっとぉ!さりげに何を織り交ぜてるんですか!」
★往人
由依「ううっ、全然元気が出ませんよぉ…」
★澪
由依「な、なるほどぉ」
★佐祐理
香里「たしかに合ってるわね…さすがだわ」
★観鈴
往人「却下だ」
<さゆーことわり(無理矢理)>
名前の漢字が違うと指摘されたのでそれをテーマに(爆)
ま、よくあることですね〜(爆)
偽であるならばそのまま突っ走るのもテですが…(爆)
それではあんまりなので、やっぱり修正します。
『4行小説』
「名雪さんに続いてあたしが特別にゆずってもらいました!」
「テーマは名前の漢字についてです!」
「だってあたし、間違って書かれてたんですよぉ!?」
「ひどいと思いませんか!」
由依「いきなりどういうなぐさめかたですか!」
香里「アシスタントやってあげるんだから文句言わないの」
由依「ってしかもあなた晴香さんじゃないじゃないですか!」
香里「そうよ」
由依「そうよ、って…どこから貧乳なんて言葉を聞いたんですか!」
香里「それはもちろん晴香からよ」
由依「うう〜、撤回してくださいっ!」
香里「貧乳のこと?駄目よ、事実を言ってるものだしね」
由依「どういう意味ですかっ!」
香里「言葉どおりよ」
由依「ううっ…」
往人「おいおい、あんまり司会をいじめるな」
香里「うっさいわねえ、あんたこそ突然出てきてるんじゃないわよ」
往人「すみにんだとかと間違われ続けた俺だからこそやっていいんだ」
由依「往人さん、なんだかあたし達の扱いってひどくありませんか?」
往人「立場が弱い者だとどうしてもな…って由依。お前初登場時の元気はどこへいった」
由依「あたしは今怒ってるんです」
往人「だったらそれなりにもっと相手を圧倒したらどうだ」
香里「圧倒なんてかけらもしてない人に言われてもねえ」
往人「………」
由依「わわっ、え、えーと…」
香里「ま、とりあえずアシスタントらしくあたしから四行やってあげるわ」
由依「全然アシスタントらしく振舞ってないと思いますけど…」
「漢字の間違いってね、よくあるものよ」
「いくらテストで満点とれたからって…」
「いくら貧乳だからって…」
「間違いは誰にでもあるの、諦めなさい」
香里「やりたいようにやらなきゃ楽しめないわ」
由依「うう、あんまりです…」
往人「前にくらべて印象が変わったな、こいつ…もしかして憂さ晴らしか?」
香里「それはご想像にお任せするわ」
由依「ううう…」
往人「しっかりしろ由依。俺が四行で元気付けてやる」
由依「ううっ、お願いします…」
香里「そんなのできるものなの?」
「俺は、以前某所で“じゅうにん”とか読まれていた」
「そして!それは違うと訂正の名乗りを上げた!」
「次に読まれたのは“すみにん”だった…」
「しかしそれでもまだ違う!ふざけんなだー!!」
往人「くそっ、自爆に終わったか…」
香里「っていうか司会変わってからあんたすっかり脇役状態ね」
往人「何を言ってる。俺は俺でしっかりしてるぞ。機会がくればすぐ司会に舞い戻る」
香里「へー、気合入ってるわね」
往人「どうでもいいんだがな…。俺は傍観者が一番だと既に悟ったから」
香里「そ、そうなの…」
由依「このままじゃまだまだ終われません!次のゲストさん登場です!」
澪『みおなの』
由依「スケッチブックに文字を書く!すなわち漢字の間違いが致命傷となる澪さんです!」
往人「そこまで酷くはないだろ…」
香里「雪見から聞いてるわよ。演劇部で頑張ってるんですってね」
澪『頑張ってるの(うんっ、うんっ)』
往人「頑張るのも結構だが、俺の人形劇は見たくないか?」
澪『是非見せてなの』
往人「よし!さあ、人形劇のはじま…」
ずでん!
由依「いたたた…」
香里「派手にこけたわねえ…大丈夫?」
由依「偶然こけただけですから。ダメージも少ないです!」
香里「は?」
澪『…やっぱり人形劇は後で見せてもらうの』
往人「そうか…まあいいだろう」
澪『それじゃあ四行いくの』
由依「あ、はいっ。お願いしますねぇ〜」
『たしかに漢字の間違いはよくあるの』
『でも、正確に相手に伝えるためには容認してちゃあいけないの』
『特に個人の漢字は間違えたらいけないと思うの』
『だから、読めなかったらひらがなで書いてあげるの』
香里「さりげに脅迫してる気もしないでもないわね」
往人「ひらがなと、ならばフリガナとして書いてやるのがベターかもしれないな」
澪『(うんっ、うんっ)』
由依「…でも、漢字が読めないとかいう問題じゃないですよねぇ…」
澪『…そういえばそうだったの』
由依「なんで今気付くんですかぁ…」
澪『ごめんなさい、なの』
由依「い、いえ、別に謝らなくても」
香里「あーあ、泣かした〜」
由依「泣かしてませんっ!」
香里「ま、気にすること無いわよ。貧乳だし」
由依「…もうそれは聞き飽きました」
香里「あらほんと?じゃあ何度言ってもいいわね。貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳貧乳…」
由依「うう〜、やめてくださいっ!」
澪『ひんにゅうなんて気にしちゃだめなの』
由依「うう、気にしてませんからぁ」
往人「ひらがなで書くとやけに印象変わるな…」
香里「ま、このへんにしといてあげるわ」
由依「いいかげん次のお客さん呼びます!」
佐祐理「こんにちはーっ」
観鈴「こ、こんにちは」
往人「観鈴?珍しいな…。しかも佐祐理と一緒か」
佐祐理「はいっ。丁度お弁当作りがひと段落したのでやってきましたーっ」
観鈴「にはは、たくさん作れたよ。後でご馳走するね」
香里「ご馳走、か。誰かが聞けば飛んできそうね」
澪『ご馳走、楽しみなの』
由依「えっと、それでは名前の漢字について四行お願いします」
佐祐理「了解しましたーっ」
観鈴「まずは佐祐理さんだね」
「佐祐理の祐は祐一さんの祐なんです」
「ネ右一でもかまいませんよーっ」
「というのは冗談ですからね」
「皆さん、漢字は正しく覚えてくださいね。あははーっ」
佐祐理「漢字を崩して覚えると、結構覚えやすいんですよ」
観鈴「そういえば前にそういうの聞いた。えっと、なんとかなんとか一吋でことぶきとか」
往人「なんとかじゃわからんだろうが…」
澪『絵文字に使えるかもしれないの』
観鈴「あ、そうだね。ないすあいであ、にはは」
佐祐理「今度色々考えてみようっか」
観鈴「うん、にはは」
香里「あたしの漢字はあんまりばらされたくないわねえ…」
由依「さて、最後に観鈴さんですよぉ」
観鈴「うん」
「ずっと前に、漢字を元に新たなキャラクターの名前を考えたの」
「いつもと読み方を変えただけなんだけど、とっても面白かった」
「また今度やりたいな…」
「あ、そうだ。今やれないかな?」
香里「同じく」
観鈴「が、がお…」
ぽかっ
観鈴「うう、痛い…」
往人「じゅうにんとかすみにんとか間違えやがってまだやるつもりかお前は」
観鈴「だって、やりたい」
香里「間違われる方はいい迷惑よ」
観鈴「とりあえず香里さんはこうさとさん?」
香里「ちょっと、やめなさいってば!」
澪『みおはれいなの』
由依「あたしは…よしよりよりってとこですかねぇ」
佐祐理「となると佐祐理はなんなんでしょう?」
観鈴「難しい…観鈴ちんぴんち」
往人「考えるな。終わるぞ」
香里「ほらほら、司会の由依。終わって頂戴」
由依「えっ、あ、は、はい。…うーん、やっぱり司会やってる気分じゃないですねぇ」
澪『終わりなの』
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