懲りずに第八十七弾です。
★名雪
祐一「お前な、いいかげんにしろって」
★祐一
名雪「祐一?」
★留美
名雪「う〜、なんだか酷い言われようだよ〜」
★美凪
留美「曲がった感情って…あたしが乙女に見られないこととか?」
★晴香
名雪「…そう?」
<いいんだろうか?>
再び更なる続き的な企画です。
とはいえ、偽でこういうのやっても自爆ものだよな。
ま、いいさ。どちらでも(何が?)
『4行小説』
「またまた司会をゆずってもらったよ」
「テーマはわたしの扱いについて!」
「不人気投票で一位なのは…」
「やっぱりわたしの扱われ方に問題があると思うんだよ」
名雪「納得がいかないんだから仕方ないもん」
祐一「ったく…。ま、俺の目から見れば仕方ないような扱いだな」
名雪「どういうこと?」
祐一「寝坊とイチゴとけろぴーだ」
名雪「わからないよ。どうしてそれが扱いが酷くなる原因になるの?」
祐一「一番はタカりにきてる点かな」
名雪「う〜、わたしはそんなにタカるなんてしてないよ〜」
祐一「タカり隊隊員だろうが」
名雪「う〜、そんな楽屋的話をしないでよ」
祐一「ともかく、俺がつっこめるべき箇所をやっておこう」
名雪「う〜」
「おごり、ゆすり、たかり…」
「こういう関連の言葉がひしめいてるんだろうな」
「しかしだ、これだけは言っておいてやろう」
「タカって脅すだけが名雪なら、それはニセモノだとな」
祐一「奢らないと謎ジャム〜、なんて従姉妹は俺はまっぴらだ」
名雪「わたしそんなことしてないよ〜」
祐一「してるSSもあるってことで…って、そういう事について語るんじゃないのか?」
名雪「うんそうだよ。だからわたしは力いっぱい否定するよ」
祐一「否定されたところで、場所が違えばまた名雪も違うんだし…」
留美「駄目よ、そんな考えじゃ」
名雪「あっ、いらっしゃい留美ちゃん」
留美「乙女ってのはね、そういうあらぬ疑いを晴らさないと一生苦労するのよ」
祐一「勝手な理論をまた持ち出しやがって…」
留美「うるさいわねえ。だいたいあんたは名雪の味方なの?」
祐一「俺はそのつもりだぞ」
名雪「本当に?」
祐一「なんだよ、名雪まで。ここなら俺は味方だ。どーんと頼れ」
名雪「うん。折角だから頼ることにするよ」
留美「微妙な会話ねえ…。さてと、あたしも語るのよね、名雪の扱いについて」
名雪「うん、お願いするね」
「多分、積極的に行動しまくる印象があるんじゃないかしら」
「誰に対しても容赦ない。でも母親には頭があがらない」
「そんなとこじゃないかしらね…」
「だから傍若無人な扱いも増えるんじゃないの?」
祐一「事実っぽいが…母親にどうこうってのは訂正してほしいが」
留美「あら、違うの?」
祐一「違わないことはないだろうが、表現的にどうかと思うってことだ」
留美「そうね…。そうそう、それの逆ってのはありえる?」
名雪「わたしがお母さんを手玉にとっちゃうの?」
留美「大胆だけど、そんな感じ」
名雪「そんな話だいっ嫌いだよ」
祐一「俺も嫌いだ。そんな名雪は悪魔だ。神じゃない、堕神だ。二度と姿を見せないでくれ」
留美「無茶苦茶言ってるわね…」
名雪「だって、お母さんがいてくれたからこそわたしは頑張ってこれてるんだよ?」
祐一「そんな、秋子さんに支えられてきた名雪が秋子さんを手玉にとってみろ。親不孝この上ない」
留美「そこまで言うのもまたいかがなものかと思うけど…」
美凪「秋子さんに逆らってはならないのです」
祐一「うわ、手強いのが来た」
美凪「失礼なことを言わないでください。私はなぎーなのですから」
祐一「意味がわからん…」
名雪「えっと、美凪さんもお願いするね。わたしの扱いについて」
美凪「話す事に意味はあるのでしょうか?」
名雪「どういうこと?」
美凪「いえ…それは四行にて語るとしましょう」
名雪「うん」
「人によってとらえ方は様々です」
「扱いは一定はしていないのがその証拠です」
「酷い扱いが多いというのならば…」
「曲がった感情が関わっているせいかもしれません」
美凪「それはあまり関係ないかと」
留美「何よ、そういわなくてもいいじゃない」
名雪「えーっと、曲がった感情って?」
祐一「めためたにけなして、それでも“好きだ”みたいな事だろ」
名雪「祐一、そんな事して何が好きだって言うの?」
留美「曲がった愛情ってやつかしら」
祐一「そういうことだ」
名雪「う〜。わたしそういう事されても嬉しくないよ〜」
美凪「好きと嫌いは表裏一体。扱いも難しくなりましょう」
名雪「う〜ん…」
留美「で、たとえばどういう扱いが気に入らないわけ?」
名雪「わたしがね、祐一にたかってたかってして…」
留美「最悪ね…」
名雪「素直に祐一がおごらなければ脅すの。色んな手段とって」
留美「そりゃ嫌いになるでしょ」
美凪「ですが、水瀬さんの魅力の一つでもあるでしょう」
祐一「魅力、ねえ…。ま、たまにくるならば可愛くも見える」
名雪「しょっちゅうタカってるだけの存在に書かれちゃあたまらないよ」
留美「それってただの虫みたいじゃない…」
名雪「う〜、虫?」
祐一「そうだな。ゴミにたかるハエみたいな存在だ」
名雪「う〜、ひどいよ〜」
留美「でも的を得てるわね」
名雪「う〜」
美凪「…お取り込みのところ申し訳ありませんが」
名雪「なに?」
美凪「人によって描き方は様々。気にしないほうがよろしいかと」
祐一「最近そういうの聞いたな…。いやまあ、何故そうかかれるかが問題であってだな…」
名雪「う〜、いいもん。最後のお客さん呼ぶもん」
留美「うわ、もうすねちゃってる」
晴香「他人がどう書こうが気にしないほうがいいに決まってるじゃない」
名雪「うう〜…。巳間晴香ちゃんまでそういうまとめ方なんてひどいよ〜」
留美「なんでフルネーム呼びなの…」
祐一「初めてだろうからな。俺は一度会ったが」
晴香「語ろうとするだけ無駄と思うけどねえ、私は」
美凪「巳間さんは水瀬さんの描かれ方についてどう思われますか?」
名雪「うん、そうそう。それが今回のテーマだよ」
晴香「そうねえ…」
「目立ってるからいいんじゃないの」
「だおーだおーとかよくネタにされてるみたいだけど」
「印象薄いとかよりはいいと思うわよ」
「第一あんたの場合、絶対に良く書かれてる方が多いって」
晴香「自覚ないわけ?ったく、なんてのんきな子かしら」
祐一「晴香の言葉ももっともだと思うな…」
留美「何よ。だったらこのテーマの真意はどこへ行っちゃうわけ?」
美凪「いっちゃっていいと思います。元来、深く考えていいテーマではないのですから」
名雪「考えちゃよくないって…どういうこと?」
美凪「先ほども申し上げましたが、人によって印象は様々です。それを無闇に気にすることはありません」
晴香「そうそう、そういう事よ。気にしてたら生きていけないって」
名雪「う〜、それだと前回の結論とほとんど同じじゃない」
留美「乙女側としちゃあね、乙女に描かれないのは問題あるのよ」
名雪「そうだよ〜。なんでわたしはわたし通りに書かれないの〜?」
留美「貧乏くじばっか引かされて、酷い扱いばかりなんてまっぴらだわ」
祐一「荒れてるとこ口を挟むが、見てる奴はちゃんと見てるもんだぞ」
晴香「そうそう。祐一のいう通りよ」
美凪「それに、これ以上続けると悪口大会になりかねません」
留美「それは大げさなんじゃ…」
美凪「某所みたく、悪口を言う場などと勘違いされてはいい迷惑です」
名雪「う〜、さらりと恐いこと言ってる…」
祐一「危険になってきたな…終わろう。な?名雪、もういいだろ?」
名雪「う〜」
祐一「っていうか某所では散々暴れてただろうが」
名雪「う〜、そういう問題じゃないよ〜」
晴香「こうなったら祐一、決め台詞を言いなさいよ」
祐一「はあ?」
留美「わかってないわねえ。あんたにしか言えないのがあるでしょ」
祐一「…名雪」
名雪「う〜…なに?」
祐一「俺がいつもそばでしっかりと、本当の名雪を見ているから」
名雪「祐一…」
祐一「…って、こんなところで何言わせるんだー!!」
晴香「ちゃんと言えたじゃない。よしよし」
留美「うーん、いいわね〜」
美凪「大団円ですね。ぱちぱちぱち」
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