『AIR偽小説第八十五弾』

懲りずに第八十五弾です。
人物語り復活。本気ですべて終わらせます。
いや、多分途中でまた違う方向いっちゃうんでしょうね…。
問題ある人物が多いせいだろう。


『4行小説』

★神奈
「ふう、ふう、なんとか復活したぞ…」
「お題は前回の続き、人物語りなのだ」
「今回はあゆ殿!」
「余をはがいじめにしたことはすっぱり忘れようぞ」

あゆ「うぐぅ、ごめんね…」
神奈「もうよい、余は気にしておらぬ。結局あゆ殿も酷い目におうたし」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「あゆ殿、くよくよしておる暇はないぞ?今回はそなたなのだからな」
あゆ「うん、そうだね。ボクしっかりするよ」
神奈「ではあゆ殿、まずはそなたからだ」
あゆ「うん…え!?自分で自分を語るの?」
神奈「自分を見つめなおすという点で、余はよいと思うぞ」
あゆ「うーん、でも他の人はやってなかったのに…まあいっか、やってみるよ」

★あゆ
「多分ボクは、気が弱くて遠慮が多いと思うんだ」
「だから、色んな人に遊ばれちゃう…」
「もっと自分をしっかりもつようにするよ」
「で、とりあえずの目標は、神奈ちゃんと人物語りを無事終えるように、だね」

神奈「あゆ殿…余は感動したぞ」
あゆ「そんな、大げさだよ。ボクはただ平穏無事に終わりたいだけだし」
神奈「そうであるの…余も同じくゆえ。共に頑張ろうぞ」
あゆ「うん、そうだね」
神奈「では客人の登場であるぞ」
美汐「こんにちは。そして初めまして」
あゆ「あのぅ、美汐ちゃん。そういう嘘はよくないよ?」
美汐「しかし、原作では私と月宮さんはお会いしておりません」
あゆ「うぐぅ、楽屋的だよぅ…」
神奈「美汐殿、そなたなら真面目にやってくれると思ったから呼んだのだぞ?」
美汐「ならば倉田先輩にしてもよかったのではと思いますが」
神奈「…それは盲点であったな」
あゆ「どのみち、楽屋的に言うなら会った事はないんだけどね」
美汐「しかし折角呼ばれたのですから、私は頑張って語ります」
神奈「うむ、頼んだぞ」

★美汐
「月宮さんは人に遊ばれやすい方だと存じております」
「そしてその原因は本人の遠慮がちな性格だとか」
「私はそうは思いません」
「何故なら、お約束というものが働いてることが原因だと思うからです」

あゆ「………」
神奈「ふむ、なるほど…ん?どうした、あゆ殿」
あゆ「ひどいよ美汐ちゃん」
美汐「頑張ったことに不満を唱えますか?」
あゆ「うぐぅ、だってだって…」
神奈「お約束という言葉が気に入らなんだかの」
美汐「そのようで」
あゆ「うぐぅ…」
神奈「気を取り直して、次の客人であるぞ!」
留美「こんちはーっ。あたしが思うに、あゆには乙女の力ってものが…」
神奈「留美殿留美殿、語るなら四行で頼むぞ」
留美「そうだったわね。おほほほ、ごめん遊ばせ」
美汐「…無理が見え見えですね」
留美「う、うるさいわねえ。あんたはあんたで相変わらず…」
美汐「なんですか?」
留美「乙女を通り越してる、ってことにとどめておくわ」
美汐「それは私に対する陰口ですか?後で通達されるのですね」
留美「しないわよ、そんなもん」
あゆ「あのう、取り込み中のところ悪いけど、ボクについて語ってくれない?」
留美「そうそう、そうだったわね」
美汐「七瀬さんは人の話をちゃんと聞くようにしないといい女性になれませんよ」
留美「んなこと言うあんたは何歳なのよ…」
美汐「少なくとも七瀬さんよりは若いはずです」
留美「くうう…」
神奈「ええい二人とも、いいかげんにせぬか!」
留美「何よ、ずっと年下の神奈が偉そうに」
神奈「余は司会なのだから偉そうにして当然であるぞ」
留美「…やられた。よーし、じゃあきっちり語るわね」
美汐「半分ごまかされましたが…」

★留美
「可愛い子だとあたしは思うわよ」
「乙女…っていうよりは女の子、って表現がぴったりね」
「同年代っていうよりは年下の妹として見たいかしら」
「だからかしらね。からかいたくなるのも」

あゆ「うぐぅ、ボクなんで年下に見られるのかな…」
留美「老けて見られるよりはマシでしょ」
美汐「七瀬さん、それは私に対するあてつけですか?」
留美「まっさかあ。偶然よ、偶然」
美汐「偶然…なるほど、やはりあてつけですね」
留美「うっ、しまった…」
美汐「乙女はそう人の悪口を言わないものだと思いますね」
留美「どういう意味よ…あたしは思ったことを言ってるだけよ!」
美汐「乙女は寡黙でもあります。ぺらぺらと喋るのは印象が悪いだけです」
留美「なにおぅ…」
神奈「結局あゆ殿のことがそっちのけになっておるの…」
あゆ「仕方ないのかもね。でもやっぱり年下に見られるってのは…」
由衣「あははは、気にすることはありませんよぉ」
神奈「のわっ!そなたは、由衣殿?」
由衣「そうですよぉ。いきなり登場してすいませんねぇ。でも、今回は緊急も兼ねて」
あゆ「緊急?」
由衣「はいっ。晴香さんから貧乳部隊だと名づけられてしまったことについて…」
神奈「そのような部隊など作っておらぬ!」
あゆ「うぐぅ、いつのまにそんなのができてたの…」
由衣「あれっ?違ったんですか?」
神奈「違うはずだが…由衣殿はそれを誰から聞いたのだ?」
由衣「たしか、祐一さんという方から」
あゆ「うぐぅ、祐一君いつの間に…」
神奈「裏舞台で動くようになってきたということか…これは油断できぬぞ」
あゆ「とにかく、部隊なんてのは嘘だから」
由衣「へええ、嘘なんですかぁ。良かったです」
あゆ「でも貧乳って呼ばれたのは事実だけど…」
神奈「余とあゆ殿と由衣殿が似てる点はそれだと晴香殿が…」
由衣「晴香さんのいう事をいちいち深く考えてたらキリがないですよぉ」
あゆ「そうなんだ?」
由衣「はいっ。あ、それはそれとしてあゆさんについてですよね。四行いきますよぉ」
神奈「そうであった…。ではよろしく頼むぞ」
あゆ「神奈ちゃん忘れかけてた…」
神奈「ええいっ、気にするでない!」

★由衣
「あゆさんはですねぇ」
「あたしと似てる点が結構あると思います」
「りぼんとか性格とか…」
「いいお友達になりたいですねぇ」

神奈「りぼん…?」
あゆ「由衣ちゃん、それは楽屋的内容だよ」
由衣「あははは、そういえばそうでしたねぇ」
神奈「今回はやけにそういうのが多い気がするの…」
由衣「気にしてはいけませんよぉ」
あゆ「そ、そうだね。それにしてもいい友達かぁ…なりたいね」
由衣「きっとなれますよぉ。喋り口調も似てるはずですし」
神奈「似ておるのか?」
あゆ「時々似てるね、うんうん」
留美「でもね、乙女になるにはやっぱりそれ相応の胸がないと」
由衣「いきなり混じってきてなんですか!」
留美「真の乙女を目指す者としてはチェックを入れたくなるのよ」
美汐「目指している途中ですから間違いもあります。まともにすべてをとらえてはいけませんよ」
留美「ちょっと!それどういう意味!?」
美汐「人に意見するならば、目的を達成された後がよいのではということです」
留美「でも美凪や佐祐理とかばしばし言ってくれたけど!?」
美汐「それはあの方々が乙女となっていたからでしょう」
留美「あ、言われてみれば…。って!だからってあたしが意見しちゃだめなんてことはないはずよ!」
神奈「…さてと、もうここで終わりとしようぞ」
あゆ「あんまりまともに意見が聞けなかった気がするんだけど…」
由衣「胸のことについても流されちゃいましたしねぇ」
神奈「しかしあまりこだわりすぎてもよくないのも事実。とにかく終わりとする!」

<考えるなって事?>


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