『AIR偽小説第八十四弾』

懲りずに第八十四弾です。
前回までのあらすじ:
香里、雪見、晴子からの技伝授により、栞はとうとう魔法を身につけた。
対象をたこ殴りにして“そんな事いう人嫌いです教団”に入れさせる…。
…あー、もうどうでもええわ(苦笑)


『4行小説』

★香里
「前回までのあらすじ…」
「そうね、思わぬ邪魔が入って栞は目的を達成できなかったわ」
「どんな邪魔かっていうと…」
「“か”と“な”よ。…あ、テーマは邪魔、ね」

栞「お姉ちゃん無茶苦茶不機嫌そう…」
香里「当たり前でしょ!?折角…折角の企画なのに…!!」
栞「えっと、細かい詳細は秘密、です」
香里「やってらんないわ、まったく…」
栞「それにしてもお姉ちゃん、“か”と“な”は酷くない?」
香里「十分でしょ」
名雪「う〜、十分じゃないよ〜」
香里「名雪?…悪いけど、あんたのことじゃないわよ」
名雪「わかってるけど…でも、“か”だって香里だと思われるよ?」
香里「…そうだったわね。自分の名前を忘れるところだったわ」
栞「お姉ちゃん間違えた」
香里「五月蝿いわね…あーもぅ腹立つ!さっさとあんたら四行やりなさいよ!」
栞「うわ…」
名雪「えっと、まずは栞ちゃんだね」

★栞
「邪魔っていうのはあんまりよくないと思います」
「お食事とか、創作とか…」
「私はお姉ちゃん大好きだけど…」
「今回の邪魔はほっとしてます」

香里「なんですって?」
栞「お姉ちゃん、落ち着こうよ。今のお姉ちゃんただの乱暴者になってない?」
香里「…まあ冷静になればそう見えなくも無いけど。でもねえ…」
名雪「まあまあ香里。わたしの四行を聞けばそういう気分じゃなくなるよ」
香里「そう?」

★名雪
「邪魔…」
「ゆっくり寝るのを邪魔されると…」
「わたしは多分生きていけないよ」
「でも朝はちゃんと起こしてね。遅刻するから」

香里「…ねえ、あんたもふざけてない?」
名雪「結構和やかにしようと思ったんだけど…」
香里「どこが和やかなのよ!」
名雪「う〜…」
栞「え、えっと、お姉ちゃん。他にお客さんは?」
香里「一応いるけど…」
ポテト「ぴこぴこぴこ」
栞「わ、可愛い…」
名雪「犬さんのポテトちゃんだね」
ポテト「ぴっこり」
香里「もう人間は信用できないからね」
栞「や、やっぱり荒れてるんだ…」
ポテト「ぴこぴこぴこ」
香里「さ、四行やってね」

★ポテト
「ぴっこりぴこぴこ」
「ぴこ!…ぴこぴこ〜!」
「ぴっこ、ぴっこ、ぴっこ、ぴっこ」
「…ぴっこり」

香里「さ、次の客呼ぶわよ」
栞「お姉ちゃん、コメントは?」
香里「わからないのにできないでしょ?」
栞「そりゃそうだけど…」
ポテト「ぴこ〜…」
名雪「猫さんだったらわたしがしっかりコメントつけたのにね」
香里「…なんてコメントつけるつもりよ」
名雪「ねこーねこーねこーねこー」
香里「…さあ、さっさといきましょか」
繭「みゅーっ」
香里「さあちゃっちゃとやってね、みゅーっ」
繭「みゅー…」
栞「みゅーっさんどうしたんですか?不満そうですけど」
名雪「ねえ二人とも。この子は繭ちゃんでしょ?瑞佳から聞いたよ」
繭「みゅーっ♪」
香里「何言ってるの名雪。みゅーみゅー言ってるからみゅーっでいいのよ」
栞「そうです。この人はみゅーっさんです」
繭「うー…」

★みゅーっ
「みゅーっ、違うのに…」
「…でも、名前変わってる…?」
「みゅー…」
「………」

香里「さ、次行きましょうか」
繭「みゅー…」
名雪「ま、繭ちゃん落ち込まないで、ね?今二人とも変だから」
繭「みゅー…」
ポテト「ぴこぴこぴこ」
繭「みゅーっ?」
ポテト「ぴっこり」
繭「えへへ…」
ポテト「ぴこっ」
栞「あれ、ポテトちゃんとみゅーっさんが会話してます」
香里「そう、そりゃよかったわね。さっさと次きなさい!」
ドッペル郁未「………」
栞「わ、初めて見る人…」
繭「みゅーっ!?」
ポテト「ぴこっ」
名雪「えっと、たしかドッペルちゃんだっけ?」
ドッペル郁未「…ねえ、どうしてまた私が呼ばれなきゃいけないの?」
香里「うっさいわねえ。とっとと邪魔について四行やっちゃってよ」
ドッペル郁未「………」

★ドッペル郁未
「…邪魔ねえ」
「…わざわざつれてこられることになってるなんて邪魔極まりないわ」
「…報われるために頑張ろうとしてるのに…」
「…そんな邪魔者は取り払ってやるわ…!」

バシュウウウウウウウ!!

香里「なっ!?す、砂嵐!?」
繭「みゅみゅみゅー!」
名雪「わーっ、なんでわたしまでー!」
栞「ドッペルさん、そんな些細なことでキレちゃだめですよー!!」
ポテト「ぴこー…」

暗転

香里「…ぶはあ、酷い目にあった…」
栞「そうだね…。あれ?他に誰も居なくなってる?」
香里「はぐれたのよ。丁度いいからもう終わりましょ」
栞「お姉ちゃん、今回特にひどかった…」
香里「終わりったら終わりよ!次は別の奴が司会だからね!」
栞「ええっ、そ、そんな…まだやりたいテーマがあるのに…」
香里「また今度にしなさい!」
栞「ぐすっ…じゃあその時はお姉ちゃんアシスタントやってよね?」
香里「まあ気が向いたらね…」

<しゅーりょう!>


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