『AIR偽小説第八十一弾』

懲りずに第八十一弾です。
話題振ってほったらかしってな内容ですな(爆)
っていうか、どんどん過去の話を忘れていってる気分。
ちゃんと覚えてないと…。


『4行小説』

★香里
「…あたしが司会?」
「ったく、何でこんなことになるんだか…」
「テーマは勉強にしとくけど…」
「それにしてもなんであたしが…」

栞「お姉ちゃんなんだか文句ばっかり…」
香里「当たり前でしょ?あたしは望んでもないのに」
栞「私がアシスタントなんだから一緒にがんばろ?」
香里「もしかしなくても栞の仕業ね」
栞「そんな人聞きの悪いこと言わないで」
香里「折角某所の解説から解放されそうって時にどうしてこういうことするのよ」
栞「だって…私もやりたいのに…」
香里「しょうがないわね…。栞に付き合ったげる」
栞「やったあ」
香里「ほらほら、まずは栞が最初に四行やるのよ」
栞「うん」

★栞
「学校へ通うために、私はたくさん勉強しました」
「お姉ちゃんに教えてもらって…」
「そして友達にも教えてもらって…」
「今も頑張って勉強してます」

香里「ちなみに今はどんな勉強してるの?」
栞「物理の勉強。次元とか空間とか」
香里「…そんなの勉強して何するつもりよ」
栞「それはもちろん…」
みさき「魔法を習得するため、だよね」
香里「うわっ!あんたどっから現れたのよ!」
みさき「そう言われても…私は香里ちゃんに呼ばれてたよ?」
香里「呼んだのは呼んだけど突然現れていいとは言ってないんだけど」
栞「こんにちは、みさきさん」
みさき「こんにちは、栞ちゃん。今日はバニラアイスは持ってないのかな?」
栞「えっと、私が誰かに持っていてほしいくらいです」
みさき「そうなんだ…貧乏なんだね。私も貧乏なんだよ。でもなかなかご馳走にありつけなくて…」
栞「大変ですね、お互い…」
みさき「そうだよね…」
香里「何しみじみモード入ってんのよ。第一それってご馳走ねだってるだけじゃないの」
みさき「上手くご馳走が手に入ればラッキーじゃない」
香里「あのね…」
栞「私も、運良くアイスをもらえればラッキーです」
香里「栞!ったく…あんたはあたしのアシスタントやりたいの?アイスを食べたいの?」
栞「そ、そうだった…。ごめんなさいみさきさん。今日は食べ物の話題は無しです」
みさき「そんな…十倍ショックだよ…」
香里「少々話に出すくらいはいいけど…それより気になる事があるのよ」
栞「それは何?お姉ちゃん」
香里「川名さん、だっけ」
みさき「みさきちゃんでいいよ、香里ちゃん」
香里「遠慮しとくわ…じゃあみさきと呼ぶわね」
みさき「うん、いいよ。雪ちゃんと同じだね」
栞「お姉ちゃん、一度会ったんじゃなかったの?」
香里「そんな昔のことは忘れたわ。そうそう、気になったことは、みさきの発言ね」
みさき「ご馳走のこと?」
香里「違うわよ。魔法とか言ってたじゃない」
みさき「ああ、栞ちゃんが物理とか学んでる理由だね」
栞「うわ、もうばれちゃった…」
香里「なんで物理を勉強すれば魔法と関係が出てくるのよ」
みさき「世界を移動するには、まず世界構造を知るべし。これは基本なのだよ」
香里「言ってることはあれだけど、多分目的に伴ってないと思うわよ」
栞「そうかなあ…。でも佳乃さんとか…」
香里「言っておくけど栞。佳乃みたいな妹になったら、あたしは姉妹の縁切るからね」
栞「ええっ!?…くすん、お姉ちゃんひどい…」
香里「勝手に人を誘拐して喜んでるような愉快犯になってどうするのよ!」
みさき「香里ちゃん、その言い方きついよ」
香里「なんとでも言ってちょうだい。さてみさき、あんたの番よ」
みさき「あ、四行だったね」
香里「そ。テーマは勉強よ」
栞「ううっ、色んな人と交流してみたいのに…」
香里「いつまでもうじうじしないの、栞」
栞「ううっ…」

★みさき
「学校の勉強はね、私にとっては結構大変なんだ」
「まず点字を勉強して…それで点字の本が読めるようになって…」
「…大変だけど、私は一生懸命勉強したよ」
「だから、佳乃ちゃんの魔法があっさりできた時には驚いたよ」

栞「ええっ、できるんですか!?うらやましいな…」
香里「こら栞。…そう、できるってことであんたを呼んだのよ」
みさき「えっへん」
香里「でもって先輩という位置にいるしね。栞にはいい勉強相手だわ」
栞「ええっ、そういう目的なの?」
香里「そりゃそうでしょ。…待って、よく考えたらめちゃくちゃ人選ミスだわ」
みさき「ええっ?どうして?」
香里「たしか雪見も使えたじゃない…みさきに無理矢理伝授されたから…」
栞「雪見さん?」
みさき「うん。雪ちゃんは私の友達だよ」
栞「いいですねえ…私にも無理矢理伝授してください…」
香里「栞!」
栞「うぐ…」
香里「ったく、とんでもないわね…。あたしとしたことがほんとうかつだったわ…」
みさき「でもいいじゃない。私も先輩だよ」
香里「次回は失敗しないようにしないとね…」
みさき「ひどいよ〜」
香里「ほっといて、と…。さて、次の客はこの人よ!」
敬介「やあ、久しぶりだね」
栞「あ、一度お会いしましたね」
敬介「そうだね。最近はさっぱり呼ばれなくなってね…」
みさき「えっと、どなたですか?」
敬介「おっと失敬、初対面の方がいたか。僕は橘敬介だ」
みさき「川名みさきです。初めまして」
敬介「こちらこそ。よろしく」
みさき「はい。…へええ、たしかに先輩だね」
香里「そう。人生の先輩よ」
栞「単に以前の印象が良かったってことなんじゃ…」
香里「何言ってんの栞。勉強するにはばっちりじゃない」
栞「そう言われても…」
敬介「まあまあ。さて、四行やるとするよ」

★敬介
「出番が無い間、色々と勉強してみたよ」
「どうすれば出番が増えるのか」
「それは…もっと積極的になることだ」
「そして…魔法とやらを身につけることかな」

みさき「実はそれだけでは駄目なんですよ」
敬介「そうなのかい?まだまだ奥が深いんだね…」
香里「それ以前に魔法なんて無理だと思いますけど…」
栞「そんなことないもん。私は頑張って身に付け…」
香里「栞?あたしがさっき言ったこともう忘れたの?」
栞「うぐっ…で、でも…」
敬介「たしかに非常識な事柄ではあるからね。無理はしない方がいい」
栞「無理じゃなくて、その…」
香里「さあて、最後の客を呼ぶわよ!」
晴香「やっほーい、二回連続登場!なんてね」
栞「あ、今気付いたけどなんだか雰囲気お姉ちゃんにそっくり」
みさき「更には雪ちゃんにも似てそうだね」
敬介「そして付け足すならば…髪型が原因、かな?」
香里「好き勝手言ってるわね…」
晴香「ちゃっちゃと四行やるわ」

★晴香
「勉強っていうのはね、学校のそれだけのことを指すわけじゃないのよ」
「だから、生涯が勉強って言われるのは当たり前」
「逆に、勉強って勘違いされてるのよね…」
「学校以外でも学ぶことはたくさんあるのに…」

敬介「いい事を言うね。その通りだよ」
晴香「ありがとうございます。さ、香里。もう終われば?」
香里「なんだかいきなりねえ…」
晴香「こんな公の場よりも、二人で密かに話し合いたいことがあるのよ」
香里「へえ、何を話すの?」
晴香「だから、ここで言ってたらどうしようもないでしょ」
香里「そりゃそうだけど…」
晴香「あなたが不満があるって聞いたからこんな話を持ちかけてるのよ?」
香里「へえ、そりゃいいわね。…じゃあ栞、後は任せたわ」
栞「ちょ、ちょっとお姉ちゃん!次回からどうするの?」
香里「あんたが司会やればいいでしょ」
栞「そんな…私はお姉ちゃんとやりたいのに…」
香里「仕方ないわね…。ちゃんと戻ってきてあげるから」
栞「よかった」
みさき「その時は一緒にご馳走も用意してよ。私も駆けつけるから」
晴香「あんた何言ってんのよ…」
敬介「ご馳走か…もしかしてお腹が空いてたりするのかい?」
みさき「はいそうです」
敬介「だったら、こうして出会ったのも何かの縁だということで、一つご馳走するよ」
みさき「ええっ!本当ですか!?」
敬介「ああ。他の三人も一緒に来るといい」
晴香「あたしは遠慮します。香里と話をするし」
香里「右に同じく、ですね。というわけで栞、あんたは行ってきなさいよ」
栞「う、うん。…お姉ちゃん、本当に次回戻ってきてよ?」
香里「分かってるわよ。じゃあ晴香行きましょ」
晴香「ええ」
栞「…行っちゃった」
敬介「僕らも行くとしようか」
みさき「はいっ♪」
栞「うーん、初回からこんな調子だっていうのは不安だな…」

<たくさんたくさん>


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