懲りずに第七十九弾です。
★祐一
浩平「なるほど、たしかに美味そうな料理が乗っかってるな…」
★由衣
祐一「お前、ネタに困ってるんじゃないのか」
★秋子
秋子「さあ終わりましたよ、祐一さん」
★観鈴
祐一「探しに?」
<そして巨大怪獣が…(←出てません)>
どーでもいいって感じがふつふつと。
さっさと平和時代に戻したいものよのう。
っていうか、ちゃんと(ちゃんとも今まで書いてないが)
書けなくなってきてる気分だあね。
『4行小説』
「更に場所を変えて、テーマはそのままだ」
「つまりは部屋、だな」
「ちなみにここはキッチンだ」
「料理をするには欠かせない場所だな」
秋子「自家製ですから」
浩平「どわあっ!…あ、たしかあなたは祐一の雇い主の…」
秋子「水瀬秋子ですよ。あと、私は雇い主ではありませんよ?」
浩平「そ、そうでした。ご主人様、でしたね」
秋子「あらあら、そうだったわね」
祐一「ちょっと秋子さん!わざわざ冗談に付き合わなくていいです!!」
浩平「何を言う。事実だろうが」
秋子「そうですよ、祐一さん」
祐一「ぐは、そ、そんな…」
浩平「さて、事実はおいといて四行に移れ相沢祐一」
祐一「じ、事実…事実なのか、これは…」
秋子「冗談ですよ、祐一さん。大事な甥を召使だなんて言いませんから」
祐一「………」
浩平「放心状態だな、そんなに効いたか?」
祐一「…いや、もう落ち着いた。そうだな、俺はこの程度ではめげてられないぞ」
秋子「強くなりましたね、祐一さん」
祐一「強くなったっていうかなんというか…」
浩平「おい、それよりさっさと四行やらないか?」
秋子「その前に浩平さん。このお料理を召し上がってくださいな」
浩平「いいんですか?」
秋子「ええ。作ったのは誰かに食べていただくためですから」
浩平「そうですか。では遠慮なく…」
ぱく
浩平「!!ぐ、ぐおおおおお!!」
由衣「ああっ!浩平さんが巨大怪獣に変身してますう!」
祐一「しとらんしとらん。っていうかどっから沸いてきたんだお前は」
由衣「ええ〜?呼んでおいてそれは酷いですよぉ」
秋子「私が誘ったんですよ」
由衣「そうですよ」
祐一「どっちだよ…っていうか、俺はやっぱ呼んでない。だから秋子さんから誘われたんだな」
由衣「そういうことですねぇ」
秋子「今朝ゴミを出しに行ったら偶然出会いまして」
祐一「今朝?」
由衣「もう、細かいことはいいじゃないですかぁ。ではあたしから四行いきますねぇ」
「部屋で印象深いのは…」
「…いえ、思い出したくありません」
「いえ、思い出しました」
「世にも奇妙な、スタッフさん達のお部屋を…」
由衣「そうかもしれませんねえ」
祐一「胸とおんなじだな」
由衣「どういう意味ですかっ!」
祐一「いや、晴香がそんなことを言ってたし…」
秋子「だめですよ祐一さん、女の子にそんなことを言っては」
祐一「そ、そうですね。すみません…」
浩平「お、おい、おれはほったらかしか…」
由衣「ああっ、元に戻りましたねえ。三分もちませんでした」
祐一「だから変身なんてしてないって」
秋子「お味はいかがでしたか?」
浩平「う、語りたくない…」
祐一「さーて、次は秋子さんですよ」
秋子「祐一さんもお料理をどうぞ」
祐一「司会の権限として、四行がすべて終わってからにしていただきたいと願います」
秋子「了承」
祐一「ふう。では秋子さんどうぞ」
秋子「わかりました」
由衣「?どうして秋子さんが了承を出してるんですかぁ?」
祐一「それはやむにやまれぬ事情というやつだ」
由衣「ふえぇ、そうなんですかぁ」
浩平「く、今回は参加を辞退するべきだったかもしれないな…」
「今まで内緒にしてきましたが…」
「実は我が家には地下室が存在しているのです」
「広さはなんと一つの島がすっぽり入るほど」
「冗談ですけどね」
祐一「秋子さん、どんどんとりとめもなくなってませんか?」
秋子「気のせいですよ。あら、そういえば由衣ちゃんは食べてませんでしたね、お料理」
由衣「えっ…え、遠慮します、あたしは」
秋子「朝食をお誘いしたのに、召し上がらないんですか?」
由衣「朝食には誘われてないですが…」
祐一「とかやってる間に折原、どこへ逃げようとしている」
浩平「い、いや、学校があるし、な?」
観鈴「学校は今は夏休み、にはは」
祐一「どわあっ!…あんたも秋子さんに?」
観鈴「ううん、佐祐理さん」
祐一「は?」
観鈴「うそうそ。実はかのりん」
由衣「佳乃さんですか?」
観鈴「あれ、えっとあなたは誰なのかな」
由衣「名倉由衣ですっ。はじめましてですね」
観鈴「そうなんだ。はじめまして、わたしは神尾観鈴」
由衣「よろしくお願いしますねぇ。お近づきの印にこれをどうぞ」
観鈴「お米券?」
由衣「違いますよぉ。これは携帯電話です」
観鈴「ええっ!いいの!?」
由衣「はい。ただでもらっちゃったやつですから」
観鈴「あ、なるほど」
浩平「なんだよ、機械だけか。俺がもらって使おうと思ったのに」
祐一「ずうずうしいな、お前…。由衣が観鈴にあげたものだろうが」
浩平「っていうか、俺も初対面のはずなんだが…」
秋子「細かいことを気になさらずに。浩平さん、もう一口いかがですか?」
浩平「い、いえ…ってなんで俺ばっかり。他の人にも勧めてくださいよ」
秋子「それもそうですね」
祐一「さーて!観鈴四行だぞ。がんばれー」
観鈴「…なんかヘン、祐一さん」
由衣「ここに来た時からこんな調子なんですよぉ。何かあったんでしょうかね?」
秋子「料理が待ちきれないんですよ」
観鈴「へえええ」
祐一「………(本当は違うんだけどな…)」
「わたしの部屋にはね、恐竜さんのぬいぐるみがたくさんあるの」
「何故ってわたしは恐竜さんが大好きだから」
「もっともっとたくさんほしいな」
「だから今から探しに行く」
観鈴「うん。佐祐理さんと約束してるの」
祐一「俺も付き合うぞ。佐祐理さんに用事もあるしな!」
観鈴「そうなの?」
祐一「そうだ」
由衣「あっ、あたしも行ってもいいですか?」
祐一「いいぞ。たしかお前はゲームが好きだったよな。ゲーセン行こうぜ」
由衣「やったぁ、決まりですね」
観鈴「うーん、いいのかな」
祐一「いいに決まってる。というわけで秋子さん、今から俺達はでかけますので」
秋子「でも、お料理…」
祐一「大丈夫ですよ。食いしん坊の折原浩平が皆の分まで味わって食べてくれます」
浩平「ま、待て、俺も出かける…」
秋子「そうですか…仕方ありませんね。観鈴さんはお約束なさってることだし」
祐一「では行ってきます!」
由衣「わわっ、ちょっと待ってくださいよぉ」
観鈴「祐一さんなんだかすごく張り切ってる…。あ、えっと、行ってきます〜」
どたどたどたどた…
浩平「…理不尽だ」
秋子「さあ浩平さん、ごゆっくり召し上がれ」
浩平「う…見た目は普通のオムレツのはずなのに…一体何が中に…」
秋子「さあさあ、遠慮しないで」
浩平「だ、誰かー!」
美凪「はい、ただいま参上」
秋子「あらあら、美凪さん」
浩平「なにっ!?」
美凪「部長さん会議の休憩に降りて参りました」
浩平「まだやってたのかそんなもん…」
美凪「飲み物をいただきに来ただけですのですぐ失礼いたします」
浩平「ま、待て!お前も料理をどうだ?」
秋子「そうですね。名雪達も一緒に」
美凪「…残念ですが、私は食うか食われるかの生存競争が…というわけなのでいただけません」
浩平「どういうわけなんだよ…」
秋子「そう。なら仕方ないですね…」
浩平「納得してるし!…そうだ!実は俺もその競争に…」
美凪「折原さん、嘘千六百もいけませんよ」
浩平「なんだそりゃ」
美凪「倍の嘘です。…ではごきげんよう」
浩平「倍って…いや、おい、待てよ!」
秋子「浩平さん、美凪さんの邪魔をしてはいけませんよ」
浩平「え、あ、だ、だって、その…」
秋子「さあさ、たーんと食べてくださいな」
浩平「ぐ、ぐわああああ!!」
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