懲りずに第七十七弾です。
★祐一
名雪「そしてわたしがアシスタントだよっ」
★名雪
祐一「…あれは苦労したよな」
★浩平
祐一「お前な…無茶苦茶楽屋的な事言ってないか?」
★美凪
祐一「…そうなのか?」
★雪見
名雪「へえ…」
★郁未
美凪「…辛い事があったのでしょうか?」
………
浩平「…きょうびの女性は強くなったな」
<臨時終了>
将来的にゲームが増えた時、上手く処理できるかどうか不安だったり。
こういう調子の方がやりやすくてよろしいな。
気を付けなきゃならんのは、
AIRのキャラを必ず一人は出してないといけないってこと。
だってAIR偽小説だし。
『4行小説』
「えーと、よくわからんが臨時司会を頼まれた」
「俺の希望にそってくれたようで、なんと場所は俺の部屋だ!」
「神奈が離脱した理由は…俺は何も言うまい」
「さて、人物語りは少し休憩して、テーマは部屋だ」
祐一「まあ無難な線だろう」
名雪「うん。わたし頑張るよ」
祐一「…途中で寝るなよ?」
名雪「うー、ひどいよ〜」
祐一「いっつもお前は寝てるじゃないか」
名雪「ううー」
祐一「では名雪、まず一番手はお前だ」
名雪「うううー」
祐一「唸ってないでさっさとやれっての」
「部屋で思い出したんだけど…」
「試験勉強をわたしの部屋で祐一としたんだよ」
「やっぱり二人ははかどるよね」
「徹夜もばっちりだよ」
名雪「でもわたしは楽しかったよ」
祐一「俺が眠気と戦って起きていなければお前はとっくに脱落してた」
名雪「えええ〜?」
祐一「やり始めてそっこー寝てただろうが!何度起こした事か…」
名雪「う〜…」
祐一「さて、客人をまねくとしよう。どうぞ、入ってくれ」
がちゃり
浩平「…なんだ、殺風景な部屋だな」
祐一「一言目がそれか?お前ちっとも変わってないな…」
浩平「しかし、隣の目覚しで起きられるのは羨ましいと思う…俺と部屋を交替しないか?」
祐一「するか!なんで他人の家に居候しなきゃならん」
浩平「既に知り合っているじゃないか」
祐一「そういうのは理由にならん」
名雪「折原君折原君、四行をやってよ」
浩平「そうだな。元々それが目的で来たんだし…」
「部屋か…思えば澪とみさき先輩だけは招いてないな…」
「どこにだって?それは俺の部屋だ」
「機会がなかなかないというかなんというか…」
「第一同じシナリオだとつまらんしな」
浩平「気にするな。幾多もの試練を潜り抜けた者の台詞だ」
名雪「試練ってなに?」
浩平「ついこの前、メスを振り回す女医に追いかけられた」
名雪「わ、びっくり…」
祐一「…お前何したんだ?」
浩平「聖ちんという呼び名に反応しただけだ」
祐一「…ちゃんと振り切ったんだろうな?」
浩平「安心しろ、捕まって散々ボコられた」
名雪「わ…」
浩平「致命傷はさけてもらえたぞ」
祐一「威張る内容なんだろうか…えーと、次の奴こ〜い」
がちゃり
美凪「………」
ばたん
祐一「こらっ!!」
名雪「帰っちゃった…」
がちゃり
美凪「…なんちゃって、冗談です」
祐一「あのな…ともかく四行を頼む」
美凪「…オッケー」
浩平「俺はやっぱりこいつは苦手だ…」
美凪「…折原さん、人を見かけで判断してはいけません」
浩平「見かけじゃない!その性格だ!!」
美凪「…?」
名雪「ええ〜?美凪ちゃんは可愛いと思うけど」
祐一「名雪は口を挟むなって」
美凪「…水瀬さん、ありがとうございます」
名雪「うんうん。やっぱり可愛いよね」
美凪「…ぽ」
浩平「そういう所が俺は苦手だ」
祐一「お前もいいかげん黙ってろ。とにかく頼むぞ、四行」
美凪「…了解」
「部屋、それは大切なものです」
「自分という存在が、そこに存在する為に…」
「同時に部室も大事です」
「天文部の部室は…屋上です」
美凪「いずれは校舎全体を攻めます…」
浩平「攻めるなっ!」
名雪「いいな〜。よしっ、わたしも校庭全部を攻めるよ」
祐一「攻めるなっ!」
美凪「…水瀬さん、お互い頑張りましょう」
名雪「うんっ。部長さんだしね」
浩平「部長だったのか?両方とも」
祐一「改めて考えてみればそうだな…」
美凪「…いい考えがあります。部長さん同盟を作りましょう」
名雪「わ、ほんといい考えだね」
祐一「どこがだ…」
浩平「そういえば俺の知り合いにも部長はいたような…」
がちゃり
雪見「呼んだかしら?」
祐一「入って来いと言う前に入ってくるなよ…」
雪見「香里に言われたのよ。相沢君相手に遠慮は無用よ、って」
祐一「あいつ…」
名雪「さすが香里だねっ」
美凪「…ところで深山さんは何部の部長さんでしょう?」
雪見「演劇部よ」
美凪「そうですか。私は天文部です」
名雪「わたしは陸上部だよっ」
美凪「素晴らしいです。陸海空が揃いました。ぱちぱちぱち」
雪見「え、どういう事?」
名雪「わたしが陸で美凪ちゃんが空ってのはわかるけど…」
美凪「海とは…人の海。そう、人の海を相手に演じる演劇部は正に…」
雪見「…なるほど、上手いたとえね。それいただくわ」
美凪「…ありがとうございます」
名雪「さすが美凪ちゃんだね」
浩平「おい祐一、勝手に盛り上がられてるけどいいのか?」
祐一「そ、そうだった。えーと深山さん、四行を頼む」
雪見「言われなくても」
「演劇で部屋は大事よ」
「つまりは、演じるための空間ね」
「路上だろうがなんだろうが…」
「演じているそこが演劇での部屋となるのよ」
雪見「さ、四行終わったわ。さっきの部長同盟ってのを詳しく聞かせて頂戴」
美凪「…了解しました」
名雪「あ、そうだったね。…でも、秘密の要素とかないの?」
美凪「それはもう」
雪見「あるの?だったら…折原君に相沢君、部屋から出て行ってね」
祐一・浩平「は!?」
名雪「会議の邪魔だよ。早くあっち行ってよ」
祐一「おい…客はあと一人残ってるんだぞ…」
美凪「ならば早く済ませてください」
雪見「そうよそうよ。そして出て行って」
浩平「…すっかり邪魔者扱いだな」
祐一「ったく…。おーい、最後の奴早くこーい」
がちゃり
郁未「部長同盟の話のった!私は陸上部経験者だからね、力になるわよ〜」
名雪「わ、ほんと?嬉しいよ〜」
美凪「天沢さんが加わると力強いです」
雪見「やったわね。これでますます活動幅が広がるわ」
浩平「また変なのが…」
祐一「もういいからさっさと四行やっちゃってくれ」
郁未「ええわかったわ」
「部屋って色々あるけど…」
「一人の部屋って寂しいものよ…」
「自分だけの空間でもあるけど…」
「やっぱり家族と共有できるのが一番ね」
郁未「もういいじゃないの。それより同盟の話をしてよ」
雪見「よおーし、燃えて来たわ」
名雪「祐一、折原君、いつまでそこに居るの?早く出ていってよ」
浩平「…おい、いいのか?言われっぱなしで」
祐一「それもそうだな。言われてはいそうですかとすぐは…」
郁未「邪魔するの?なら私が容赦しないわよ?」
祐一・浩平「は?」
郁未「はぁぁぁぁ…」
シュウウウウウ
雪見「あっ…わ、わかるわ。これが不可視の力ってやつなのね…」
美凪「…凄い力です」
名雪「ねえねえ、不可視の力って?」
雪見「超能力みたいなものよ」
美凪「…これなら、相沢さんも折原さんもイチコロですね」
祐一「ま、待てっ!」
浩平「出て行く、出て行くから!!」
ばたん!
郁未「…あら、行っちゃった」
雪見「ともかくこれで話が出来るわ。さあ美凪、早く話してよ」
名雪「そうだね。部長さん同盟について」
美凪「…えっへん。ではお話しましょう…」
祐一「数も力もな…」
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